朝日新聞 2019年12月19日03時00分
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都心でアイヌアート展を続けている結城幸司さん(左)、早坂ユカさん=2019年12月17日午後7時0分、東京都中央区京橋1丁目、ギャラリーモーツァルト、青木美希撮影
アイヌ民族の伝統と今を伝える「アイヌアートプロジェクト」が中央区で開いてきた作品展が今年で10年目を迎えた。代表の版画家・結城幸司さん(55)=札幌市在住=は「当初はあまり周知されず、地道に続けてきた。今後も今を生きるアイヌの文化を伝えていきたい」と話す。21日まで。
結城さんは「伝統から現代まで、アイヌ文化の幅広さを都心で知ってもらいたい」と2010年から毎年、ギャラリーモーツァルト(中央区京橋1丁目)で作品展を行ってきた。熱心な常連客もいるという。
今回は作家10人が出品した。結城さんは縦120センチ、横90センチの新作「リムセ」(アイヌ語で踊り)を出品。クマのカムイ(神)と人間の魂が一緒に踊っている姿を描いた。今年はヒグマが多く人里に来て駆除されたので、「クマが山で豊かに暮らせるようにとの願いを込めた」という。
刺繡(ししゅう)家の早坂ユカ…
残り:193文字/全文:559文字
https://www.asahi.com/articles/ASMDL42VYMDLUTIL01T.html
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都心でアイヌアート展を続けている結城幸司さん(左)、早坂ユカさん=2019年12月17日午後7時0分、東京都中央区京橋1丁目、ギャラリーモーツァルト、青木美希撮影
アイヌ民族の伝統と今を伝える「アイヌアートプロジェクト」が中央区で開いてきた作品展が今年で10年目を迎えた。代表の版画家・結城幸司さん(55)=札幌市在住=は「当初はあまり周知されず、地道に続けてきた。今後も今を生きるアイヌの文化を伝えていきたい」と話す。21日まで。
結城さんは「伝統から現代まで、アイヌ文化の幅広さを都心で知ってもらいたい」と2010年から毎年、ギャラリーモーツァルト(中央区京橋1丁目)で作品展を行ってきた。熱心な常連客もいるという。
今回は作家10人が出品した。結城さんは縦120センチ、横90センチの新作「リムセ」(アイヌ語で踊り)を出品。クマのカムイ(神)と人間の魂が一緒に踊っている姿を描いた。今年はヒグマが多く人里に来て駆除されたので、「クマが山で豊かに暮らせるようにとの願いを込めた」という。
刺繡(ししゅう)家の早坂ユカ…
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