2024.12.01 マグミクス編集部
ドラマ『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』は、映画に引き続き高い再現度が絶賛されていますが、それでも放送枠の都合やコンプライアンスの問題なのか、カットされた場面はいくつもあります。今後映画やドラマで続編があっても、「再現できるかな」と心配になるシーンが多々あるのも事実です。
「スチェンカからのバーニャ」はやれそう?
アニメでカットされた偽アイヌのエピソードもやってくれたドラマ8話の場面カット (C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW
2024年10月からWOWOWで放送が始まった『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』(原作:野田サトル)は、毎話原作の各シーンの再現度が絶賛され、話題になってきました。未成年のアイヌの少女「アシリパ(演:山田杏奈)」の飲酒シーンや、「チンポ先生」「勃起」などの過激ワードも、地上波ではないためしっかり出てきています。アニメで地上波放送されなかった「親分と姫」や「偽アイヌ」のエピソードも再現され、人体破壊も原作よりマイルドとはいえ描かれました。
【画像】え…っ? 「桜井ユキが山田杏奈の目を」「江渡貝ファッションショー」 こちらが実写『ゴールデンカムイ』で「再現されない」と思ってた衝撃シーンです
そのドラマシリーズは12月1日(日)に最終9話「大雪山」で一区切りとなり、放送終了後に「重大発表」もあるとのことで、ファンの間では「続編」への期待の声が多々出ています。映画もヒットし、ドラマも毎週X(旧Twitter)でトレンド入りするほどの大好評なので、いずれは続編が作られるでしょう。しかし、続編があっても「再現できるか心配」な場面がいくつもあるのが、『ゴールデンカムイ』というマンガです。
たとえば、9話「大雪山」の物語の後に原作で描かれた「稲妻強盗」のエピソードは、TVアニメでカットされただけでなく、OAD(オリジナルアニメディスク)にもなっていません。「鯉登少尉(演:中川大志)」初登場後、彼の高い身体能力も発揮される人気エピソードですが、性的描写も人体破壊描写も多いため、なかなか難しそうです。その後に続く、自称動物学者のド変態「姉畑支遁」がメインの「支遁動物記」は、OAD化こそされたものの「アウト」な要素だらけで、姉畑先生を演じてくれるキャストを探すだけでも大変かもしれません。
一方、過激ながらもアニメで普通に地上波放送されたエピソードでは、支遁動物記の後に描かれた「ラッコ鍋」や「都丹庵士らとの温泉でのフリチンバトル」などの場面がありました。これらのシーンは、『ゴールデンカムイ』名物「男の裸」が存分に盛り込まれており、もし再現されれば「杉元佐一」役の山崎賢人さんほか、矢本悠馬さん、眞栄田郷敦さんら豪華キャストの過激な姿が描かれることになります。
映画では杉元の入浴シーン、ドラマ1話では「二瓶鉄造」役の藤本隆宏さんが裸で極寒の川に入る姿が正面から映されており、期待している人も多いでしょうが、果たしてどうなるのでしょうか。
また、11月26日に行われたドラマ1話の応援上映イベントでは、上映後に「谷垣源次郎」役の大谷亮平さん、「月島軍曹」役の工藤阿須加さんがトークショーで登壇し、「続編があったらやりたい場面」について言及しています。もともと原作ファンだったという工藤さんは、「樺太編」での裸の男たちが殴り合うロシアの伝統競技「スチェンカ」のシーンをやりたいと語り、観客から大きな歓声が上がっていました。
スチェンカの場面では、杉元、谷垣、月島、鯉登のムキムキの上半身が披露されるほか、さらにその後にはいろいろあってロシアの蒸し風呂「バーニャ」に逃げ込むシーンもあります。工藤さん演じる月島の、「バーニャ!!」の見開きでの全裸ドヤ顔姿は見られるのでしょうか。
そのほか、「サーカス」や「精子探偵」「シマエナガ」など、「最悪削ることもできるけれど観てみたい」場面は多岐にわたります。ドラマ9話放送後に続編の情報はあるのか、注目です。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」
※アシリパの「リ」は小文字