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シカに餌与えないで 阿寒湖温泉街に大量出没、人慣れも 感染症や事故懸念

2024-11-30 | アイヌ民族関連

小笠原陸 有料記事

北海道新聞2024年11月29日 21:45(11月29日 22:03更新)

観光客らに囲まれるエゾシカ=26日、阿寒湖アイヌコタン

【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖温泉の市街地で、人慣れしたエゾシカの出没が相次ぎ、関係機関が対応に苦慮している。観光客に餌付けされ、警戒心のないシカが増えているとみられる。シカの持つダニによる健康被害や交通事故が起こる危険もある。市の行政センターは安易にエサを与えないよう注意を呼びかけている。

 「かわいいからと餌付けする観光客が後を絶たない」。市阿寒町行政センターの外崎慎一市民課長は頭を悩ませている。

 阿寒湖温泉では8月からシカの出没が特に目立ち始めた。「シカが大量に出没している」との情報が市民から寄せられ、出動した同センター職員が十数頭の群れを確認。「子ジカを抱きかかえ写真を撮っている人がいた」「観光客がパンを与えていた」などの目撃情報も相次ぐ。

 10月には有料駐車場の管理人室に侵入した子ジカを、調査に来ていた同センター職員が発見。11月に入ってもシカが出続けており、今月下旬には温泉街でシカに餌付けする観光客が見られた。

 これまでは人里近くに出没したシカは車のクラクションを鳴らせば逃げていたが、今年は特に人を恐れないケースが目立っているという。同センターは防災無線やポスターなどを使ってシカと距離を取るよう呼び掛けている。

 シカと人が接触するケースが増えれば感染症が広がる恐れがあるほか、オスの角で人がケガを負う危険もある。

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 ※イコロの「ロ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1094760/

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