北海道新聞2024年12月1日 18:47
室蘭市教委主催のアイヌ文化講演会が1日、市生涯学習センター(きらん)で開かれた。白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の村木美幸運営本部長が「アイヌの食文化」をテーマに講演し、市民ら約30人はアイヌ料理の特徴などを学んだ。
村木さんはアイヌ料理について「病気の予防や治療として、カムイ(神)や先祖へのお供え物としてなど、現在も特別な位置づけとされるものが多い」と説明した。
よく使われる食材として、サケやキハダなどを紹介。サケはアイヌ語で「カムイチェプ(神の魚)」や「シペ(本当の食べもの)」などとさまざまな名称で呼ばれ、「サケ漁の豊凶でその年の一年の生活を左右する重要なものであった」と解説した。
村木さんはまた・・・・・
※「カムイチェプ」の「プ」は小さい字。