先住民族関連ニュース

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ツル舞う冬を満喫・釧路 1/6

2011-02-17 | アイヌ民族関連
(jiji.com 2011.2.16)

必ず会える恋するツル
オジロワシと餌を奪い合うタンチョウヅル【時事ドットコム】
 本州とはスケールが違う北海道の大地には、厳しい冬の寒さの中でなければ味わえない魅力も多い。北海道東部、釧路湿原にすむ野生のタンチョウヅルに必ず会えるのも、餌付けされる冬だけだ。特別天然記念物のツルの魅力を中心に、ウインタースポーツとアイヌ文化を体験できる阿寒湖、炭鉱など産業施設の見学や新鮮な魚が売り物の釧路市とその周辺を紹介したい。(時事通信社デジタルメディア事業本部・加藤雅之)

 冬はタンチョウヅルにとって恋の季節。2月頃から優美な求愛ダンスと、独特な鳴き声を披露してくれる。ツルは一度、雄と雌がペアになると生涯添い遂げるといい、ダンスはお互いの愛を確かめるための儀式のようだ。女性客からは「ツルって偉いわね」という声も聞こえてきた。

 野生のタンチョウヅルを簡単に見たいなら鶴居村の「鶴見台」に行ってみよう。釧路市街から車で30分、国道53号沿いにあり分かりやすい。百羽前後の白鳥が餌をついばんでいる。もうすこし北に上った鶴居村役場の近くには「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」がある。こちらは、静かにじっくり観察したい人にお薦めだ。

 本格的な写真を撮りたい向きには「阿寒国際ツルセンター」がいい。大人400円の入館料が必要だが、オジロワシがツルとエサの魚、ウグイを奪い合う「世界でもここだけ」の瞬間を狙い、世界各国からカメラマンがやってくる。

 季節を問わず飼育されているタンチョウが見られるのが「釧路市動物園」。市内から30分弱、路線バスもある。時には金網越しにかなり近寄って来るが、これは縄張りを守るための威嚇行動なので注意。つるはし(ツルのくちばし)で突かれることもあるそうだ。
次は>> 世界一美しいタンチョウ
http://www.jiji.com/jc/v4?id=kushiro0001&j4

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札幌大学ウレシパクラブ 小学校でアイヌ文化の伝承活動

2011-02-17 | アイヌ民族関連
札幌大学News Release  2011/02/16

 札幌大学ウレシパクラブでは、アイヌ民族の歴史や文化を深く研究するとともに、アイヌ文化振興のための活動を担うことを通じて、アイヌ民族の社会や文化に対する理解を促進しています。
 この活動の一環として、2月17日(木)にウレシパ・スチューデントとウレシパ・ティー チャー17人が大学近隣の札幌市立西岡北小学校の総合的な学習の時間『西北タイム』において、子どもたちと交流しながら「アイヌ教育授業」を行います。
 この授業は、アイヌ教育副読本でアイヌ民族の歴史や文化等を学習している同小学校の4年生を対象に行われ、ウレシパ・スチューデントが中心となって、アイヌの古式舞踊やクイズ形式でアイヌ文化について子どもたちと一緒に学習するものです。
 少しでもアイヌ文化を身近に感じてもらうため、わかりやすく楽しみながら学習できる内容となっています。
 来年度から小学校で新しく使われる社会科の教科書で、アイヌ民族の風習や伝統文化を紹介する内容が増えることから、ウレシパクラブでは今後も子どもたちにアイヌ文化についての理解を深めてもらうための活動の充実に努めていきます。

 日 時:2月17日(木)5・6校時
 場 所:札幌市立西岡北小学校(札幌市豊平区西岡3条6丁目7-20)
 内 容:①アイヌ古式舞踊『鶴の舞(二風谷)』を踊ろう     
     ②アイヌ文化○×クイズ 

※ウレシパクラブ  平成22年4月から札幌大学で開始した、毎年一定数のアイヌ子弟を受け入れ、未来の アイヌ文化の担い手として育成するとともに、大学内に多文化共生コミュニティのモデルを創り出す仕組みを整える活動である「ウレシパ・プロジェクト」を推進する組織。

ウレシパとは、アイヌ語で「育て合い」を意味する。
http://www.sapporo-u.ac.jp/news/20110216_ureshipa.html

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石牟礼道子氏と渡辺京二氏 傘寿迎えた2人の作家の共助関係

2011-02-17 | アイヌ民族関連
NWSポストセブン 2011.02.16 17:00

『黒船前夜』で大佛次郎賞を受賞した作家・渡辺京二氏と、名著『苦海浄土』作者である石牟礼道子氏。1960年代、編集者(渡辺氏)と作家(石牟礼氏)として始まった2人の交流は、ともに80歳を超えた今も続いている。両氏の「老々共助」の関係を、作家・高山文彦氏が綴った。
 * * *
 石牟礼道子さんの住居兼仕事部屋は、熊本市内の病院の建物の四階にある。入院中ではない。奇特な医師が石牟礼さんのために部屋を提供している。
 私は昨年から渡辺京二さんを同市内のお宅に訪ねはじめ、渡辺さんにつれられてここに通うようになった。渡辺さんは昨年一二月、ロシア、アイヌ、日本の遭遇史を描いた『黒船前夜』で大佛次郎賞を受賞した。八〇歳。押しも押されもせぬ現役作家である。知らないという人はあの名著の呼び声高い『逝きし世の面影』の作者といえばおわかりになるだろう。

 石牟礼さんのやはり名著『苦海浄土』はこの一月、河出書房新社から世界文学全集の一巻として出版された。日本人作家の作品はこの一作きり。編者池澤夏樹氏の慧眼の賜物である。なにしろこれで『苦海浄土』三部作を一冊にまとまったかたちで読めるようになった。持ち運びできる。

 石牟礼さんは八三歳。パーキンソン病を患う。週に三交代で介護ヘルパーの方々のお世話になっている。

 海から生え出た樹木と、星のかたちをつくり浜辺に憩う巻き貝たち、そして千尋の谷に落ちていくとき自分の足首のあたりから抜け出、谷の上へ舞いあがり森の樹木にとまったいっぴきの蝶がおりなす「元素世界」の満ち足りた光景について石牟礼さんは語る。
「蝶がじっとしていると、そこに巻き貝たちがのぼってくるんです。海から風が吹いてきて、森の梢を揺らす。そうするとですね、葉っぱたちがひらひら、ひらひらして、音楽を奏ではじめる。すばらしい心地よい音楽。それは原初の音楽なんですね。私は二カ月間ずっと、その音楽を聴いておりました」
 これは昨年、玄関のドアのところで倒れて足を折り入院していたときのことらしい。
 背後の仕切りの向こうから、まな板をたたく包丁の音が聞こえる。次いでなにかを揚げる油の軽やかなひびき。キッチンペーパーに揚げたものを箸でつまんで乗せている。
 ひととおり料理を終えた渡辺さんが私たちのテーブルにあらわれて、しばらく会話に耳を傾けていたが、「僕にはこういう話はさっぱりわからん。あなたにまかせる」と言って、玄関側にあるソファーに移り、たばこに火をつける。
「一日七本と決めたんだけどねえ」
 もう石牟礼さんに料理をつくりはじめて一〇年以上がたつのではないだろうか。いまでも毎日午後の遅い時間に訪れ、郵便物を点検し、締め切り原稿のチェックをし、必要なときは手紙の代筆をし、料理をつくる。
「この人は味にうるさいんですよ。気にいらないものがあると、箸でつまんで皿の片隅にどけるんだ。水俣の新鮮でおいしいものを食べて育ったからでしょうね。僕なんて出されたものはなんでもがつがつ食べるんですがね」
 石牟礼さんの唇が三日月のかたちにひろがり、クククといういたずらっぽいソプラノの声。童女の笑顔である。
http://www.news-postseven.com/archives/20110216_12817.html

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県読書感想文コンクール:入賞者作品紹介/19 中学校の部 最優秀賞 /岐阜

2011-02-17 | 先住民族関連
毎日新聞 2011年2月16日 地方版

 ◇「しるし」を見つめて……--大垣市立興文中1年・渡部晃大君
 この本を読み終えた直後、僕は、中学の歴史の教科書や資料集を引っ張り出してきて、まだ学校では習っていないアメリカ開拓期時代の歴史について書かれているページを探してみた。この本の背景となっている時代のことを少しでも知りたかったのだ。

 いくら探しても、歴史の教科書には、インディアンについて何も記されてはいなかった。しかし、資料集の中には、西へ西へと追いやられ砂漠へと移住させられるインディアンたちの姿を写した一枚の写真が載っていた。その写真の真上には「アメリカ合衆国の発展」という文字が太字で書かれていた。僕はせつなくてやりきれない思いに駆られながら、エイティアンたちビーバー族のことを考えた。

 彼らは、白人が来ない新天地に行き着けたのだろうか。どうか無事に生き延びていてほしい……そう願わずにはいられない。

 僕はずっと、インディアンに対して、凶暴で攻撃的な人たちだという印象を持ち続けていた。それは、今までに何気なく目にしたことのある洋画の中のインディアンたちが、槍を片手に長い髪をふり乱し、恐ろしい形相で暴れている場面ばかりだったからなのかもしれない。今思えば、それらの映像は、白人が主役で、まさに白人側からの一方的な目線で作られたものだったのだろう。

 この本と出会い、僕は自分勝手にインディアンに対して抱いていた印象を恥じた。エイティアンの祖父であり、ビーバー族の長であるサクニスじいさんは、エイティアンの両親の命を奪った残虐な白人と同じ肌の色をした少年マットとを、憎しみの目で同一視せず、命を落としそうになっていたマットのことを助けた。戦うことを好まず、命を尊び、自然を敬い、誇り高く、知恵と思いやりにあふれた彼の生き方そのものが、きっとインディアンの本質なのだろう。

 風習、文化、考え方の何もかもが違う者同士が共に生きていくのは、とても難しいことだ。白人であるマットとインディアンであるエイティアンも、交流し始めてから互いの考え方の違いに日々直面し、困惑し、対立もした。だけどこの二人は、どちらかがどちらかを屈服させようとするのではなく、理解できないことは理解できないと認め合ったうえで、時間をかけて互いの存在を受け入れ、信じ合えるまでの関係を築きあげていった。

 マットは、エイティアンから森で生きるための知恵や方法を教わり、文字を持たないインディアンたちにも、部族それぞれの「しるし」があることも知る。インディアンたちはこのしるしを確認し合いながら、各部族が互いの生活圏を犯すことなく生きてきたのだ。そんな彼らから白人は容赦なく土地を奪い、命も文化も奪っていく。秩序を守らない強い側が勝つ……なんと悲しく、腹立たしい現実なのだろう。

 マットは、森に入るたびに「ビーバー族のしるし」を探すようになり、自分たち白人の移住が、インディアンたちにどういう影響をもたらしていくのかを考え始めた。これから移住してくる白人が増えるにつれ、マットが住んでいる森もどんどん切り開かれ、インディアンたちがつけたしるしは跡形もなく消え去ってしまうことだろう。白人たちの誰もがマットのように、インディアンのしるしの存在を知り、その意味を考えてくれる人たちであったならば、歴史は変わっていたのかもしれない。

 今現在、自由と平等を掲げているアメリカ合衆国が、世界一の経済大国に発展していくまでには、「開拓」という名の下に、まぎれもなく白人によるインディアンへの差別があった。ここ日本でも、アイヌ民族を迫害していた史実がある。世界中で紛争や迫害は繰り返されている。そして、強い側が勝って繁栄していく。発展のためだと力づくで勝ち取る生き方を正当化し続けていては、いつか世界の何もかもが狂ってしまうだろう。

 僕たちは今、過去の悲惨な出来事からも目をそらさず、歴史の真実をしっかりと受け止め、これからの生き方を考えなければいけない地点に立っているんだと思う。

 僕は、最初の一歩をどこに踏み出すべきだろう。そうだ!マットが森で「ビーバー族のしるし」を見つけようと目を凝らしたように、僕も、自分が今生きている社会の中で、周りにいる人たちが持っている「しるし」を見つめてみよう。目に見える絵や文字だけが「しるし」じゃない。一人一人が持つ価値観や個性もまた、その人の存在そのものを示す「しるし」なんだ。

 人はそれぞれ異なる「しるし」を持っている。たとえ自分とは全く違う「しるし」だとしても、避けたり否定したりせず、心を柔軟にして、その違いと向き合い、ありのままを受け入れる努力をすることから始めてみよう。(「ビーバー族のしるし」あすなろ書房)

http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110216ddlk21040049000c.html

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ひと交差点:道産子の駐スウェーデン大使、渡邉芳樹さん /北海道

2011-02-17 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2011年2月16日 地方版
 ◇北欧の福祉財源に感銘

 道産子(岩見沢東高卒)の駐スウェーデン大使、渡邉芳樹さん(57)が昨年8月の就任以来、北海道に初めて里帰りした。札幌などで交流団体関係者と懇談し、欧州の金融危機を尻目に高い経済成長を続ける同国の最新の姿を専門的な分析を交えて報告した。
 厚生労働省のキャリア官僚で、アイヌ文化振興法成立にも深く関わった。スウェーデンには80年代に1等書記官として3年間駐在した経験を持つ。当時は磐石だった社民党政権から現在は中道右派連立政権に代わったところが大きな変化だが、自由と民主主義、人権、自立、平等、社会の透明性などを重んじる国民の価値観は「揺るぎない」と感じている。
 感銘を受けているのが、福祉を支える財源の生み出し方。「働けば税額控除」を多用することで所得税は総額で減っている。一方で、大きく伸びる消費税に福祉財源を求めるやり方を、「未来の税制と社会福祉の財源構成のあるべき姿」と高く評価した。【山田寿彦】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110216ddlk01070098000c.html

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環境汚染で米シェブロンに80億ドル支払い命令 エクアドル

2011-02-16 | 先住民族関連
日本経済新聞 2011/2/15 10:24

 【サンパウロ=檀上誠】南米エクアドル東部ラゴアグリオの地方裁判所は14日、油田周辺の環境汚染を巡る訴訟で米石油大手のシェブロンに原告住民への80億ドル(約6700億円)の賠償金支払いを命じる判決を下した。シェブロンは同日「違法な判決だ」として上級裁判所に控訴する方針を発表した。
 原告はシェブロンが買収したテキサコが1990年まで油田を操業していた熱帯雨林地帯、ラゴアグリオの先住民ら。米国の弁護士や国際的な環境保護団体の支援をうけ、油田による水質汚染で健康被害が生じたなどと主張し、シェブロンを相手取り、270億ドルの支払いを求めていた。当初は米国で提訴し、係争期間は17年に及んでいた。
 この問題ではシェブロンがオランダの国際仲裁裁判所に問題提起し、国際仲裁裁は今月、シェブロンの主張をいれてエクアドルの司法判断の適用を禁じると決定している。このため、シェブロンは今回の地裁判決の効力を認めていない。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE3E7E2E3948DE3E7E2E0E0E2E3E39C9C91E2E2E2

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mazemaze春サロン ことば・声・倍音・ひびき

2011-02-15 | アイヌ民族関連
京都民報Web 2011年2月14日

mazemaze春サロン ことば・声・倍音・ひびき
 3月23日(水)19時~21時、ひと・まち交流館京都和室A・B(京都市下京区西木屋町通上ノ口上ル梅湊町83-1。市バス「河原町正面」下車すぐ。有料Pあり)TEL075・354・8711。

 ライブと和歌の朗詠。からだとこえ、ことばとその古代からのつながりについて。
 ゲスト=長根あき(ムックリ奏者)
 聞き手=下村泰史(アート・プランまぜまぜ)

 600円。
 問い合わせNPO法人アート・プランまぜまぜ。

長根あき ながね・あき
 北海道出身。子どもの頃からアイヌの物語に惹かれる。1993年より千歳アイヌ語教室に通いムックリも始める。 98年、北海道ムックリ大会で優勝。著書にムックリ教則本「ムックリの音・私の音」、CDに『mon・o・lah(モノラー)』がある。2004年京都市へ移住。
〈主な活動内容〉 ムックリやトンコリの演奏、アイヌ語の語り、和歌などを取り入れたソロライブ「ほのかにおとなふ」。お話と演奏「のんきな木」。聴くヒーリング「根源への旅」「みぃうた」。body work「身身響(みみゆら)」整体師の中島ゆきこ氏と共催。ムックリ作りワークショップと演奏指導。
http://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2011/03/23/post_22.php

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二風谷にコタン再現 イオル再生

2011-02-15 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 2/14)

 アイヌ民族のコタン(集落)を再現する取り組みが、平取町二風谷で進んでいる。町立二風谷アイヌ文化博物館の周辺に、かやぶきの家屋チセや高床式の穀物倉庫プーが復元された。かつてのアイヌ民族の暮らしを伝える空間が誕生した。
 アイヌのイオル(伝統的生活空間)を再生する国の整備事業。2008年度から始まり、10年度までに床面積約100平方メートルのポロチセ(大きな家)、その半分程度のポンチセなど計4棟が建設された。
 博物館隣地に、屋外展示施設としてほかに4棟あり、チセの数は8棟になった。イオル事業で今後も増える見通しだ。
 チセの周りに、穀物を貯蔵するプー(高床式倉庫)やアシンル(トイレ)、ヘペレッセ(クマのおり)、水力で穀物を精白するイユタプも復元された。二風谷には昭和初期、50棟ほどのチセがあったとされる。昔のコタンの様子をほうふつとさせる景観が広がっている。
 チセ建設は昔ながらの知恵と技術が生かされている。柱や梁(はり)の組み方、壁や屋根のかやのふき方なでど、自然の素材が使われている。屋内は、いろりや炊事場、宝物置き場の位置、玄関や窓を設ける方角など伝統の間取りを忠実に再現した。
 チセの一部は、ござ編みなど伝統文化の体験や学習の場としても活用する。10年5月には、博物館の隣に町アイヌ文化情報センターがオープンした。刺しゅうの作品や木彫りなど地元作家の工芸品を展示販売し、体験学習もできる。
 かつてコタンが形成され、アイヌ文化が花開いた平取町の沙流川流域。町は、文化伝承と発信の拠点として、さらに整備を進めるほか、「地域活性化や観光振興にもつなげたい」(町まちづくり振興課)としている。
http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11021401.html

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道外の留学生、冬の北海道を満喫 函館

2011-02-15 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 02/14 13:11)

 【函館】北海道国際交流センター主催の「第8回国際交流冬のつどい」が7日から13日まで道内各地で行われた。首都圏の大学や日本語学校で学ぶ留学生が函館市内などでホームステイをしながら冬の北海道を満喫した。
 参加したのは米国、中国、韓国、台湾出身の留学生36人。7日に北海道に入り、さっぽろ雪まつりやアイヌ民族博物館(胆振管内白老町)などを見学したあと、森町でクロスカントリースキーやスキー、七飯町大沼でワカサギ釣りなどを体験した。
 台湾出身の黄宥菘さん(29)はワカサギ釣りについて「素晴らしい」と感想を述べ、中国出身の張貝爾さん(25)は「特別な体験でおもしろかった。友達にも伝えたい」と話していた。
 参加者は10日から13日まで函館などでホームステイをしたあと、13日に函館空港から帰路に就いた。(押野友美)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/272979.html

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節句人形 北から南 門司・海峡ドラマシップ

2011-02-15 | アイヌ民族関連
=2011/02/13 西日本新聞=

 北海道から沖縄まで日本各地のひな人形が集まった「日本各地の節句のまつり―全国のおひなさま展」が、門司区西海岸1丁目の海峡ドラマシップで開かれている。3月3日まで。
 3月3日の桃の節句を前に飯塚市の人形収集家の協力で開催。木彫りでアイヌ民族の姿をした北海道や目鼻立ちがはっきりした沖縄県、竹筒に人形が飾られた大分県竹田市の人形のほか、ひな人形の原型といわれる「天児(あまがつ)人形」、長寿を願った白髪の人形「相生雛(あいおいびな)」など約300体が展示されている。
 山口県下関市の会社員中村圭子さん(60)は「見たこともない珍しい人形ばかり」と楽しんでいた。午前9時~午後5時。入場無料。門司港レトロ総合インフォメーション=093(321)4151。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/226490

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アイヌ神話で環境問題訴え 木版画家・結城幸司さん 

2011-02-15 | アイヌ民族関連
msn.産経ニュース 2011.2.13 07:38
 ごみを捨てるとき、その行き先のことも考えてほしい。アイヌ民族の神話がそのきっかけになれば-。木版画家の結城幸司(ゆうき・こうじ)さん(46)は、廃棄物処分場を舞台としたオリジナルの神話「カムイユカラ」を創作し、木版画と融合させた短編アニメの制作を進めている。
 キツネに宿るアイヌの神「カムイ」が廃棄物のせいで自然が汚染されたことを嘆き、土地を去るストーリー。神話に沿った木版画約30枚を制作、横浜市在住のアニメーター、杉原由美子さんが映像化を担当し、今春の完成を目指す。
 アートを通じてアイヌの精神を伝えようと、約10年前から札幌市を拠点に音楽ライブや若手芸術家の支援など幅広い活動をしてきたが、神話の創作には「恐れ多くて」手が出せなかった。一方で「自然への畏怖や、それを侵すタブーを感覚として伝えられる」と大きな可能性を感じるようになり、創作に着手した。
 1作目の今回、このテーマにしたのは北海道に実在する廃棄物処分場に足を運び、近隣で暮らす人の話を聞いたのがきっかけ。周囲に漂う臭い、環境悪化に不安を訴える声-。胸に響いた。「誰もがごみを捨てて生きている。その生活が自然を犠牲にして成り立っていることを意識することが大切と伝えたい」
 結城さん出演の音楽ライブで行われた昨夏の予告上映。キツネが一筋の涙を流す場面に100人を超す観客がじっと見入った。作品へ高まる期待に完成への決意を新たにした。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110213/trd11021307400001-n1.htm

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【白老】氷上バーベキューに狩猟遊び ポロトの冬

2011-02-13 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 2/12)

 結氷した白老町のポロト湖で11、12日、バーベキューとバイアスロンを楽しむイベントが白老観光協会が主催して開かれた。アイヌ文化と食材の里しらおいで真冬の新体験―と、初めて企画、多くの観光客でにぎわった。
 快晴の11日は、日中でも気温0度前後。刺すような冷たい風が吹く会場に、テントを張り、バーベキューが始まった。こんろに乗ったのは牛肉やシイタケ。自慢の白老産だ。京都から訪れたという野村尊史さん(38)は「凍った湖の上でバーベキューとは、北海道らしくて面白いです」と満足顔。
 厚さ20センチのポロト湖の氷をカウンターに見立てた「アイスバー」も登場し、温かい飲み物を求める人の列ができた。
 氷上バイアスロンは、アイヌ民族の弓猟からヒントを得た。エゾシカをイメージしたワラに木の弓矢で狙い撃つ。外した回数分だけ走る距離が長くなるのはバイアスロン競技と同じで、虎杖浜温泉宿泊券や白老産シカ肉の景品があるとあって、子どもから大人まで多くの参加者が真剣勝負を楽しんだ。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11021201.html

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化石から少年雑誌まで 企画展「博物館の宝箱」開幕

2011-02-13 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 2/12)

 苫小牧市博物館で、「所蔵優品展―博物館の宝箱」が始まった。開館25周年記念展。14万点の所蔵資料の中から、よりすぐりの90点を紹介している。
 1985年11月3日開館、資料集めは25年になる。市民からの寄贈も含め、化石、薬草、考古、アイヌ、民俗、歴史などの分野の珍しい品が並んだ。初公開もある。
 色とりどりの石で飾られたアイヌのタマサイや恐竜の化石が目を引き、「これは何に使った道具だろう?」と、説明文を熱心に見入る姿も。子どもたちは「ウルトラマンが載っている」と、昭和時代の少年雑誌に歓声を上げていた。
 企画展は3月27日まで開かれる。展示は午前9時30分~午後5時。毎週月曜と、3月22日は休館。入館料300円(高校生200円、中学生以下無料)。問い合わせは苫小牧市博物館 電話0144(35)2550。
http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11021202.html

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人模様:舞踊と音楽、先住民族競演--OKIさん

2011-02-13 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2011年2月12日 東京夕刊

 「舞踊のための曲づくりは初めて。アイヌアーティストとして新たな可能性を開きたい」と語るのはアイヌの伝統弦楽器、トンコリ奏者のOKI(オキ)さんだ。カナダの先住民族、モホーク族出身の振付家、サンティー・スミスさんが演出する現代舞踊公演「ススリウカ」で音楽監督を務め、19、20日、横浜市のランドマークホールで上演される。
 アイヌ民族の父と日本人の母を持つ。東京芸術大を卒業後、87年に渡米して映像製作の仕事に携わり5年後に帰国。親類から5本の弦楽器の古いトンコリを譲り受け、演奏家の道を歩み始めた。
 作品はスミスさんが率いる「カハーウィ・ダンスシアター」と横浜能楽堂による共同制作だ。「僕はダンサーが気持ちよく踊るために曲を提供し、サンティーはその音楽を聴いて振り付けした。その結果どんな舞台になるかは当日答えが出る」とOKIさん。ススリウカはアイヌ語で「ヤナギの橋」の意味。日本とカナダを結ぶ橋の上で繰り広げられるアイヌとモホークの競演となる。【明珍美紀】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110212dde041070042000c.html

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■ 白老・ポロト湖で氷上バーベキューなど初イベント開催

2011-02-13 | アイヌ民族関連
【室蘭民報2011年2月12日(土)朝刊】

 厚い氷で覆われた白老・ポロト湖を会場にした初イベント、白老観光協会主催の「氷上バーベキュー・バイアスロン大会」が2日間の日程で11日からスタート、氷上に香ばしい煙と歓声が広がった。
 白老産牛肉やシイタケ、野菜などを炭火焼きにして食べる氷上バーベキューは、家族連れや札幌からの団体客でにぎわった。豚汁やパンなどを販売する屋台村のテント3張りには、近くで糸を垂らすワカサギ釣り客も来店。切り出した湖の氷をカウンターにした「アイス・バー」では、ビールやホットワイン、コーヒー、紅茶、ココアなどを提供した。
 氷上バイアスロンの参加者は、約100メートルの特設コースをスノーシューを履いて歩き、「アイヌの狩猟体験コーナー」でわら製のシカの的めがけて矢を放った。12日も氷上の2イベントは当日参加が可能。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/02/12/20110212m_08.html

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