先住民族関連ニュース

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アイヌの伝統楽器「トンコリ」で強烈なロック、OKIさんがライブ

2014-02-20 | アイヌ民族関連
北海民友新聞-(2月19日付け)
 第29回北方圏国際シンポジウムの分科会・第20回氷海の民シンポジウムが17日、市文化会館で行われた。アイヌ民族出身のミュージシャンとして活躍するOKI(オキ、本名=加納沖)さんが出演し、アイヌの民族楽器トンコリを演奏。アイヌの伝統音楽を基調にしながら、ロックやブルース、ジャズも取り入れた自由で大胆な演奏を繰り広げた。北の文化シンポジウム実行委員会(原誠委員長)が主管した。
 樺太アイヌに親しまれてきた5弦の琴「トンコリ」を駆使し、ソロやバンド「オキ・ダブ・アイヌ・バンド」の活動で知られる。世界最大規模のワールドミュージック・フェスのWOMADにも出演。国内ではフジ・ロック、ライジングサン・ロックフェスなど大規模な野外フェスティバルにも出演している。
 平成9年の第3回氷海の民シンポジウムで演奏を行っており、17年ぶりの紋別ライブとなった。
 コンサートの前半はサハリン州出身の女性トンコリ奏者、西平ウメさんが演奏した曲を中心に演奏。同じメロディのパターンを繰り返しながら、演奏者自身が内省を深めていくようなスタイルで、観客を引きこんだ。
 後半では、強烈なグルーブに満ちた「サハリン・ロック」などオリジナル曲も披露。叩きつけるようなシャウトが会場に響き渡り、観客も手拍子を刻みながら演奏を楽しんでいたア。イヌの伝統楽器・ムックリ(口琴)も演奏。倍音が変化し、シンセサイザーのような宇宙的なサウンドを聞かせ観客を驚かせた。
(トンコリを奏でながら、シャウトするオキさん=写真=)
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/140219_3.htm

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首都圏で住宅購入、世帯収入1万5千リンギが必要 サイムダービーなどの調査

2014-02-20 | 先住民族関連
マレーシアナビ 2014年02月19日 06:35 JST配信
【クアラルンプール】 サイム・ダービー・プロパティーズとマラヤ大学建築環境学部が行った調査によると、首都圏において住宅を購入するには平均で1万4,580リンギの世帯収入が必要だという。
調査は▽モントキアラ▽アラ・ダマンサラ▽スバン・ジャヤ▽USJ▽プトラ・ハイツ▽アラ・ダマンサラ--など12の地域に居住する1,529人を対象に行った。うち1,183人が住宅を所有していると回答。回答者の68%がブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)、30%が華人、2%がインド系だった。
調査によると、調査を行ったエリアで必要な世帯収入が最も多いのはクアラルンプール(KL)のモントキアラ及びドゥタ・ハルタマスで2万160リンギだった。次いでセランゴール州シャアラムのブキ・ジェルトンで1万7,310リンギだった。それに▽スバンジャヤ(1万5,660リンギ)▽アラ・ダマンサラ(1万5,660リンギ)▽デナイ・アラム(1万5,160リンギ)▽USJ(1万3,320リンギ)▽カジャン(1万2,300リンギ)--が続いた。
また調査では家計の支出比率も明らかになり、平均で14%を不動産ローンに充てているとわかった。16%を交通費、15%を食費、12%を貯蓄、7%を教育費、2%を光熱費に充てていることが明らかになった。
(ザ・スター、2月18日)
http://www.malaysia-navi.jp/news/?mode=d&i=2899

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アイヌ文化の学習成果を報告 白老町で担い手企画展

2014-02-20 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 2/18)
 アイヌ民族の文化や歴史など学ぶ若手の担い手による企画展が、15日から白老町のアイヌ民族博物館で始まった。2年前から担い手育成事業に参加している5人が、毎週土曜日に1人ずつ研修成果を発表する。初回は帯広市出身の荒田裕樹さん(28)が、これまでの活動内容を映像や写真を交えながら約1時間にわたって報告した。
 荒田さんはこれまで、「チセ」と呼ばれる伝統家屋作りや阿寒町で現地に伝わるアイヌの踊りをはじめ、さまざまな活動に参加してきたことを紹介。3月末に郷里の帯広に戻ることに対しては、「今回の経験を通じて所属する帯広カムイトウウポポ保存会を通じ、現地の若手に対する文化伝承活動などに頑張りたい」と抱負を語る。
 当日はアイヌ文化に関心が深い人など約20人が参加。終了後の質疑応答では、神事に用いる木製の幣束(イナウ)を作る際の道具やカムイノミの意味などについて質問が及んだ。
 担い手の男性は質問に対し、「カムイノミは神に対し感謝する儀式。いろいろな種類があり、山からイナウ用の木を採取するときは、『山の恵みで育ったものを取らせていただきます』という感謝の祈りをささげる」などと説明した。
 町内石山から参加した橋篤子さん(72)は、育成カリキュラムを終えた担い手たちの就業場所や伝える機会が少ない現状などについて、「生活が保証されなければ伝承活動は難しい」などと課題を投げかけ、「私たちもできることは一緒に取り組みたい」と話した。
 企画展は3月15日までの毎週土曜日午後1時30分から、アイヌ民族博物館の特別展示室で開催する。参加無料だが、町民以外は入館料が必要。問い合わせは同博物館学芸課 電話0144(82)4199。
http://www.tomamin.co.jp/20140210055

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与那原小と台湾先住民 民俗芸能や給食で交流

2014-02-18 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2014年2月18日 05:18
【与那原】与那原小学校(桑江常勝校長)の6年生が14日、台湾の先住民でパイワン族の子どもたちが学ぶ泰武(たいぶ)中学校の生徒28人を同小へ招き、交流会を開いた。
 パイワン族は台湾南部に住むインドネシア語系の先住民で、今回は沖縄市で開催された「沖縄国際アジア音楽祭・Musix」などに出演するために来沖。泰武中側が県内の子どもたちと交流を希望したところ、与那原町役場の職員が両校を引き合わせ、交流会が実現した。
 会では、民族衣装に身を包んだ台湾の女生徒が、男子生徒らの太鼓の音に合わせ踊り、パイワン族の祝い歌を合唱。与那原小の児童が創作エイサーを披露して歓迎するなど互いに伝統的な民俗芸能で交流した。その後、子どもたちは給食でカレーを一緒に食べて親睦を深めた。
 同小6年の砂川海空(みそら)さんが交流会であいさつに立ち、「沖縄にはない鮮やかな衣装が印象に残った。太鼓のリズムも力強くて圧倒された」と感激していた。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=63006

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白老でアイヌ文化伝承へ…3年間研修成果を披露

2014-02-17 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年2月16日(日)朝刊】
 白老町のアイヌ民族博物館を拠点としたアイヌ文化伝承者の育成プログラム「イオル担い手育成事業」の第2期受講生5人による企画展「スクプクルカラペ~繋(つな)がる心と技」が15日から3月16日までの日程で開幕。初日は受講生によるワークショップが開かれ、研修成果を発表した。
 担い手育成事業は2008年度(平成20年度)から同博物館で実施され、アイヌ民族の子弟を対象に、アイヌ語や文化、儀礼などについて3年間で習得してもらう内容。11年度スタートの第2期生は帯広、平取、札幌、旭川出身の5人で、今年3月で修了する。
 この日は、受講生の荒田裕樹さん(28)=帯広市=が「担い手としての3年間」と題して発表。イタカンロー(アイヌ語弁論大会)の出場体験やチセ(家屋)作り、マレク(サケ漁)やシカ猟体験など、3年間を通してアイヌ文化について学んだ内容を報告した。
 奥さんも同事業の第1期生だったという荒田さんは「研修終了後は所属する帯広カムイトウウポポ保存会に戻り、地域を盛り上げたい。お世話になった白老にまた来たい」と意欲を燃やしている。
 ワークショップは期間中の毎週土曜日に開かれ、残る受講生4人も順次発表を行う。時間はいずれも午後1時半から(22日と3月1日は要事前予約)。聴講は無料だが、白老町民以外は入館料が必要。詳細は同博物館学芸課、電話0144・82局4199番へ。
(伊藤洋志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/02/16/20140216m_08.html

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ソチとはどんな町か?五輪舞台の意外な歴史

2014-02-15 | 先住民族関連
読売テレビ (02/14 16:23)
 熱戦が続くオリンピック。その舞台となっているソチには、複雑な歴史があった。山内康次記者が取材した。
 「ソチは初めてよ、フィギュアスケートを見るのでワクワクしているわ」―笑顔でそう語るのはアメリカから来た女性の観戦客。テレビカメラの前で歓声をあげる人々、マスコットキャラクターと記念撮影する子供、街の中で音楽を奏でる人たち…ソチはいま、オリンピック一色のにぎわいをみせている。
 ロシア南部に位置するソチは19世紀後半、温暖な気候と温泉が湧くことから保養地として注目され、開発が進められた。ソチにある温泉治療施設「マチェスタ」を訪れてみた。開業は1902年で、皮膚や内臓などの治療のため、ロシア全土から患者が訪れるという。実際に温泉に入ってみると、温かくて気持ち良い。施設の主任医師は「スターリンもこの温泉に入っていました。とても体に良いのでみなさんも入ってください」と説明する。
 あの旧ソ連の指導者・スターリンは、持病のリウマチの治療のためソチの温泉に通っていたという。さらに、スターリンは1930年代にソチのリゾート化を指示し、自らも別荘をかまえた。「スターリンはソチを愛していました。長く滞在して山を眺めていたのです」と話すのはスターリン博物館の職員。スターリンの別荘は現在も博物館として残され、一般の旅行客も予約をすれば中を見ることができ、オリンピック期間中は多くの予約が入っているという。
 スターリンがソチの開発に乗り出してから約80年。今度はプーチン大統領がソチを世界的なリゾートにしようとオリンピックを誘致した。しかし、ソチオリンピックをめぐっては、イスラム武装組織がオリンピックを標的にしたテロを予告しており、警備が強化されている。
 実は、その背景には“征服の歴史”がある。ソチの中心部から車で約1時間のところに位置する、ある地区を訪ねた。そこで暮らしているのは少数民族のチェルケス人。ソチの先住民族であるチェルケス人は、約1000年前から、このソチで、蜂蜜を採取して生計をたててきたという。この土地の蜂蜜を試食させてもらった。甘いだけかと思ったら、わずかに苦みもひろがる経験したことのない味だ、ズバリおいしい。
 丘の上には、この土地に暮らす人々の歴史を象徴する慰霊碑があった。実は、ソチオリンピックの会場を含む地域一帯は、約150年前、当時のロシア帝国に攻め込まれたカフカス戦争の戦地だった。
 ソチ市歴史博物館のフシト・アムネタさん「チェルケス人の9割は虐殺か、追放され、自立心を傷つけられたのです」
 礼拝の様子を取材する。チェルケス人の大半は、ロシアで最も信仰されるロシア正教ではなく、イスラム教徒だった。こうした征服の歴史を背景に、イスラム武装勢力は「先祖の骨が埋まる場所でのオリピック開催は許せない」としているのだ。一方で、地元の住民は「もう時代は変わった」と話し、わだかまりはないと強調する。
 地元の住民「カフカス戦争は150年も前のことだから。時代は変わったんだ、もう許したんだよ」
 別の地元の住民「民族の関係をこじらせようという一部の人たちがいるのです。私たちは平和な暮らしがしたいだけです、戦争や報復は必要ありません」
 かつての戦いの地で行われているオリンピック。チェルケスの人たちは、平和の象徴となることを願っている。
http://www.ytv.co.jp/press/international/TI20133259.html

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伊福部昭生誕100年!ゴジラが横浜に降臨!?

2014-02-15 | アイヌ民族関連
チケットぴあ 2014/2/14 21:58配信
日本のクラシック音楽界に大きな影響を与えた音楽家を紹介する横浜みなとみらいホール「グレート・アーティスト・シリーズ~楽壇を育てた日本の巨匠たち~」。シリーズ第2弾「伊福部昭 生誕100年メモリアルコンサート」の記者発表が2月4日に同ホールで行われた。
指揮者・作曲家として活躍した山田一雄[1912~1991年]をテーマに開催された第1弾に続き、今回スポットを当てるのは、生誕100年を迎えた作曲家・伊福部昭。『ゴジラ』をはじめとする数多くの映画に携わった映画音楽作曲家としての一面と、アイヌ文化などに影響を受けた土俗的エネルギー溢れる作品を残したクラシック作曲家としての一面を取り上げる。指揮は、伊福部の名曲「管絃楽のための日本組曲」の初演を手がけた井上道義。「オーケストラとマリンバのための『ラウダ・コンチェルタータ』」では、初演ソリストを務めたマリンバ奏者の安部圭子を迎える。
記者発表には、井上道義と安部圭子、そして伊福部の弟子で公演を監修する作曲家の和田薫らが登壇。井上道義は「何故いま伊福部作品が面白いのか。日本において輸入文化のクラシック音楽は、お稽古事としての側面が強く、あまり生活に密着していなかった。でも伊福部さんの音楽は、日本人が作ったにも関わらずスケールが大きい。しかも、わび・さびではなく、ある意味庶民的で土俗的で、歌舞伎の見得のように力強い。伝統的なお祭りでみせるような日本人の気質に通じるところもあると思います」とその魅力を語る。
世界的マリンバ奏者の安部圭子は、アイヌ民族をイメージした衣装を身につけて登壇。公演当日も同じ衣装でステージに立つ予定という。「ラウダ・コンチェルタータ初演の音合わせでは、オケの音がすごく鳴る一方、マリンバの音がとても惨めに感じたんです。伊福部先生はオーケストレーションの大家でしたから。その後、マリンバとして説得力のある響きにしたいと先生と相談し、試行錯誤しながら作り上げたのは今も思い出。今回で演奏するのは60回目。私にとって人生です」と思い入れを語る。
公演を監修する和田薫は「伊福部先生の道のりは決して平坦なものではなく、1980年代までは不遇の時代。映画『ゴジラ』の音楽、そして安部先生初演の『ラウダ・コンチェルタータ』などを契機にようやく評価の気運が芽生え、現在に至っています。ひとりのファンとしても今回の公演を今後100年に受け継がれるようなものにしたいです」と意気込み述べた。
本公演で注目なのは、映画『ゴジラvsモスラ』の音楽にあわせた3Dプロジェクションマッピング演出。みなとみらいエリアを舞台に繰り広げられたクライマックスのバトルシーンなど、迫力の映像がみなとみらいホールのパイプオルガンに投影される。
「グレート・アーティスト・シリーズ~楽壇を育てた日本の巨匠たち~Vol.2 伊福部昭 生誕100年メモリアルコンサート」は、2月27日(木)に横浜みなとみらいホールで開催。
http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201402140023

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米先住民の起源はアジア、DNA分析

2014-02-15 | 先住民族関連
日刊アメーバニュース 2014年02月14日 18時09分
提供:ナショナルジオグラフィック
 北米最古の広範囲な文化は、アジアから「新世界」にたどり着いた人々に由来することが、約1万3000年前に埋葬された幼児の骨から抽出したDNAの分析で分かった。
 この集団はクロービス人と呼ばれ、特徴的な石器が北米とメキシコの広い範囲で出土している。研究結果によれば、現在のアメリカ先住民の多くがクロービス人の直接の子孫だと示唆されるという。
 クロービス石器を作っていた人々の起源と遺伝的継承は、科学者の間で論争の的となってきた。多くの考古学者がクロービス人はアジア人に由来すると考える一方、クロービス人の先祖は1万5000年以上前の最終氷期極大期にヨーロッパ南西部から移住してきたという説も出ていた。
 論文の共著者でテキサスA&M大学付属ファースト・アメリカンズ研究センター(Center for the Study of the First Americans)所長のマイケル・ウォーターズ(Michael Waters)氏は、「今回の発見は、『ソリュートレ仮説』として知られるヨーロッパ起源論への強力な反証だ」と話す。「最も早くアメリカに渡ってきた人々の祖先をたどっていくとアジアに行き着くことを、とても明白に示している」。
 テネシー大学ノックスビル校の人類学者で、この研究には参加していないデビッド・アンダーソン(David Anderson)氏も同意する。「現代のアメリカ先住民はクロービス人よりも数千年早く東アジアから来た人々の子孫だという通説は以前からあったが、今回の発見でそれが確実になった」。
 オレゴン大学の人類学者で、同じく今回の研究には関わっていないデニス・ジェンキンス(Dennis Jenkins)氏は新たな成果について、「大変重要で、非常に質の高い研究」であり、古代アメリカ先住民の骨を用いた新たな遺伝的比較への扉を開くものだと評価する。「この成果の重要性はいくら強調しても足りない」。
「最も古い物で1万3200年前の人糞や遺物が見つかっているオレゴン州のペイズリー洞窟とクロービス人がどんな関係にあるのかしばしば尋ねられては、“それが分かれば素晴らしいが、今のところクロービス人のDNAは採取できていないから”と答えるばかりだった」。
◆北米最古の埋葬
 今回の研究に使われたクロービスの子どもの骨は、1968年にモンタナ州西部アンジックにある埋葬地で発見され、専門家によって約1歳〜1歳半の男児と判定された。同じ地点から出土した数十個の石器は黄土が塗られており、クロービスの技術と一致する。放射性炭素年代測定法で、約1万2600年前の人骨であることが明らかになった。
 ウォーターズ氏によれば、アンジックの人骨は「北米で最も古い埋葬例で、分かっている中ではクロービス文化と関連する唯一の埋葬人骨」だという。
 研究者らはこの頭蓋骨の一部を削り取り、クロービスの幼子の全ゲノムを丹念に復元した。デンマーク、コペンハーゲン大学の進化生物学者で、配列決定作業の中心となった研究リーダーのエシュケ・ウィラースレフ(Eske Willerslev)氏は、「非常に難しい挑戦だった」と振り返る。「採取したDNAのうち、ヒトのものはわずか1〜2%しかない。それ以外は、死後に骨に侵入した細菌のDNAだった」。
 古代のDNAの比較研究により、男児の遺伝情報は太古のシベリアに住んでいた人々と、東アジア人の祖先のゲノムに似ていることが分かった。また、南米とカナダに暮らすアメリカ先住民52集団とも高い遺伝的近縁性があることが明らかになった。
「アンジックの人骨は、我々が調査対象とした現在のアメリカ先住民集団のほとんど全てと共通の祖先を持っている」とウォーターズ氏はみている。
 今回の研究成果は、2月12日付で「Nature」誌オンライン版に発表された。
Ker Than for National Geographic News
http://news.ameba.jp/20140214-524/

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口笛吹いてたこ揚げも ポロト湖でアイヌの冬遊び

2014-02-15 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 2/13)
 冬の遊びを通じてアイヌ文化に親しんでもらおうと、一般社団法人白老モシリ主催のイベントが11日、白老町のポロト湖で開かれ、町内外から参加した親子など25人がワカサギ釣りやたこ揚げを楽しんだ。
 しらおいイオル事務所の学芸員から説明を受けた親子は、ポロト湖でワカサギ釣りを体験。カラフトアイヌが使っていたという手作りの竹製釣りざおなどを使い、氷上に敷いたシカの毛皮などの上でじっと釣果を待った。
 友達に誘われて初めて参加したという町内の那須広昭君(12)は「こういう場に参加して昔の人たちの気持が分かってきた」と話した。
 昼食は、アイヌ語で「カムオハウ」と呼ばれる豚汁やシカ肉のジンギスカンなどを提供。腹ごしらえを済ませた参加者たちは、伝統家屋の「チセ」でたこ作りを体験。子どもたちは手作りのたこが風に浮かぶと、歓声を上げた。
 案内役を務めたチキサニ学芸員の押野里架さんは、たこ揚げの際に「アイヌの伝承文化では口笛を吹くと風が吹くといわれている」と説明。参加者が実践すると偶然にも風が出始めるなど、楽しくアイヌ文化に触れていた。
http://www.tomamin.co.jp/2014029925

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白老で「冬の遊び」、ポロトでワカサギ釣りなど楽しむ

2014-02-13 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年2月12日(水)朝刊】
 一般社団法人白老モシリ主催のイオル体験交流「冬の遊び」が11日、ポロト湖や湖畔のチセ(アイヌの伝統的家屋)で開かれ、小学生や幼稚園児14人、大人11人がカラフトアイヌの道具だった竹製の釣りざおでワカサギ釣りをしたり、たこ作りを楽しんだ。
 湖面に張った氷の穴に糸を垂れて魚信を待った。リールの付かない竹製のさおは長さ約1メートル。沢口優斗君(白老小6年)は「やりやすい」、那須広昭君(同)は「釣ったときの感触が(市販のさおと比べて)違うと思う」と話していた。
 チセではたこ作りに取り組んだほか、昼食はオハウ(汁もの)やイナキビご飯などアイヌの伝統食に舌鼓を打った。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/02/12/20140212m_07.html

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与那国言葉浸透に力 「伝承推進委」設置

2014-02-10 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2014年2月9日 09:09
 ユネスコがまとめた「消滅危機の言語」で、国内ではアイヌ語に次いで深刻な「重大な危機」と指摘される与那国言葉(どぅなんむぬい)。島では人口減少が進む一方、島外から移り住む人の割合も増え、日常的に与那国語を話す人も減り続けている。町教育委員会は、与那国言葉の継承を進めようと昨年、「与那国方言伝承推進委員会」を立ち上げ、教本やカルタ製作など子どもから大人まで島言葉の浸透を図る取り組みを始めている。(八重山支局・新崎哲史)
 「うんてぃーかんだーんが うやぴーんきーんかい ぬびーんがしや うぶかでぃーぬ まいむてぃ(さつまいものかずらが上向きに伸びたら、大風の前触れ)」
 推進委員会が製作に取り組む「どぅなんむぬいカルタ」には島に伝わる知恵や教訓の言葉が並ぶ。
 子どもに限らず親世代も島言葉に親しんでもらおうと、与那国言葉のラジオ体操や読み聞かせ、方言講座など伝承を進める企画を検討している。
 島民の危機感は、ユネスコの指摘の前からあった。終戦直後、1万人を超えた人口は減り続け、現在は1551人。島の自然にひかれ移り住む者も多いが、その子どもたちは島言葉に触れる機会が少ない。
 町教委は昨年5月、20代以上の818人にアンケートを実施。「島言葉を理解し、話すことができる」と答えたのは48・5%(397人)にとどまり、「理解できるが話せない」は25・8%、「理解も話すこともできない」は25・7%だった。
 同教委の崎原用能教育長は「両親とも与那国生まれで日常的に島言葉を使う家庭は1割程度。勉強として教えても身につかないので、子どもや親世帯が日ごろから島言葉に触れる環境づくりが必要」と指摘する。
 与那国言葉は鼻にかけた発声や、のどを狭めて出す無気音など独特の音声がある。崎原教育長は「大きくなっての習得は難しく、幼児期に何げなく耳に残るようにしたい。だーくたがらや びでぃしーがら あがみーや あがみてぃーがら(家を建てる時は土台づくりが大事。子どもを育てるなら、幼い時のしつけが大事)」と力を込める。
   ■    ■
 教育現場でも取り組みは始まっている。与那国中学校では2009年から総合学習の選択科目に与那国言葉を取り入れる。
 島のお年寄りが講師となり、発声や例文を学び、最後は文化祭で島言葉の劇や伝統狂言「マスタティ」を披露する。
 2年連続で島言葉を選択した古見謙太郎君(2年)は両親とも島出身。「今まで聞けたけど話せなかった。劇で覚えた朝起きた後のあいさつを家でも使ったりしている。どんどん話して島言葉を残していきたい」と決意を込めている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=62285

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(福岡)アイヌ文化学びファッションショー 香蘭女子短大

2014-02-08 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年2月8日03時00分
 香蘭女子短大(福岡市南区)のファッション総合学科を今春卒業する学生たちが11日、アイヌ文化をテーマにしたファッションショーを太宰府市の九州国立博物館1階ミュージアムホールで開く。精神世界や民族衣装について学んだことを服で表現。デザイン、染色など七つのゼミの専門分野とアイヌ文化を融合させた作品58点がステージを彩る。
 今回のショーのきっかけは、一昨年の秋に当時学科長だった河内洋子特任教授が、同短大を訪れた内閣官房アイヌ総合政策室のスタッフと話をしたことだ。同学科では毎年、卒業記念ショーを開催しており、今年度のテーマをアイヌ文化にするアイデアが生まれたという。
 九州ではアイヌ文化に触れる機会は少ない。一から勉強することになった学生たちのために、大学は札幌大の研究者やアイヌ民族博物館の学芸員らを招き、話を聞いたり、民族衣装を見せてもらったりする機会を設けた。
ログインして続きを読む
http://www.asahi.com/articles/ASG267FY2G26TIPE04B.html

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アイヌ民族博物館にタイ語のパンフ 国別来館トップのお得意さん

2014-02-08 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 2/7)
 白老町のアイヌ民族博物館は、入り込みが急増しているタイからのツアーに対応するため、タイ語のパンフレットを1万部作成した。おもてなしの気持ちを込めて外国人観光客を案内しようというもので、外国語のパンフは5言語目。一部は町外の観光案内所などに配布する予定だ。
 A4判の三つ折でフルカラー。館内の施設案内図のほか、古式舞踊の紹介と開演時刻、代表的なアイヌ語などを紹介している。すでに製作されている英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)とほぼ同じ内容だが、タイ語のパンフには伝承課の提案を踏まえ、古式舞踊など公演会場の表記を分かりやすく工夫した。
 同博物館ではタイからのツアー客が年々増加。国別の年間入館者数を見ると、2010年が約2200人、11年は震災の影響で約1500人に減少したものの、翌12年には4300人、13年は1万7000人と急増している。
 また、国別入館人数も11、12年は3位だったが、13年は韓国やシンガポールを抑えて1位に躍り出るなど急伸ぶりがうかがえる。
 タイからのツアー客が増えている要因について、誘客戦略室は「富裕層と中間層の増加などを背景に北海道との空路直行便が急増している」と説明。さらに昨年7月にビザの免除措置が講じられたことで訪日ブームが高まったことで「爆発的に増えている」という。
 今後の見通しについては、雪まつり期間中の入館増と共に「団体ツアーが多いが、徐々に増えている個人旅行向けの情報発信も進めたい」と強調。修学旅行など国内の教育旅行の掘り起こしと共に「両輪で動いていく予定」としている。
http://www.tomamin.co.jp/2014029761

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「森のくまさん」アイヌ語で元気に 平取の児童ら、16日披露

2014-02-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (02/07 16:00)
 【平取】町二風谷地区の子どもアイヌ語教室に通う児童らが、16日に町内で開かれる伝統芸能発表会「シシリムカアイヌ文化祭」(道アイヌ協会平取支部など主催)に向け、練習に励んでいる。今回は、おなじみの童謡をアイヌ語で歌うパフォーマンスを初めて披露する予定で、準備を進めている。
 発表するのは、幼稚園から中学3年生までの12人。同教室では、アイヌ語をより身近に感じてもらおうと、昨年から歌を学習法の一つに取り入れている。
 文化祭で披露する童謡は、アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)が2011年に発行した語学テキストに入っている「森のくまさん」や「おおきな古時計」など4曲。3日夜の練習では、同教室講師の関根健司さんのギター演奏に合わせて、子供たちは元気に歌い、歌詞を確認した。関根さんは「耳になじんだ童謡が、アイヌ語で歌うとどう聞こえるのか、比べながら楽しんでほしい」と話していた。
 文化祭は町中央公民館で正午から。子供たちの発表のほか、同地区のアイヌ語教室大人の部による口承文芸や、町内のアイヌ文化保存会による古式舞踊などが演じられる予定。
 入場無料。問い合わせは町アイヌ施策推進課(電)01457・2・2341へ。(田鍋里奈)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/519763.html

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豪先住民の食材に脚光 独特の風味にシェフが注目

2014-02-07 | 先住民族関連
朝日新聞 2014年2月7日00時00分
 「国民的料理」の決め手がなかったオーストラリアで、先住民アボリジニーが食べてきた食材が見直されている。独特の風味に注目した人気シェフたちが、数年前から野菜や果物を使い始めたのが発端だ。最近は「ブッシュフード」として、一般家庭にも広がりつつある。
 シドニー湾に臨む高級レストラン「キー」。カリスマシェフとしてテレビ番組などで人気のピーター・ギルモアさん(45)によるフュージョン料理が売りだ。
 ギルモアさんは特別コース料理のため、タスマニア産の白身魚の上に見慣れない野菜をのせていた。バリラ、マニェルー、シーパセリ、カルカラ……。どれもオーストラリアの海岸に生える野菜で、「魚との相性は最高」という。雑草のような外見だが、かむと少し塩味がしてみずみずしさが口に広がった。
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http://www.asahi.com/articles/ASG1H3SX9G1HUHBI00V.html?iref=comtop_list_int_t

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