赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

新刊幼年童話

2013-02-25 10:29:37 | 日記
四月の入学に向けてなのでしょうか?
この時期は幼年童話の新刊が、たくさん発売されます。そんななかから二つ紹介。
今回は、どちらも単著初出版の方です。ほんとうにおめでとうございます。

  

左側の『いずみは元気のかたまりです』は、児文協と国土社さんで、おこなった公募「ともだちって☆いいな」のシリーズの二冊目です。元気のいいいずみとぼくとの、心ふれあいをさわやかに、おもしろく描いています。自然でむりのないストーリー展開は、はじめてひとりで本を読む子の心の中にも、すっとはいっていくでしょう。

右側の『くものちゅいえこ』は、Beの勉強会でごいっしょの森川成美さんの作品。古道具屋さんに住むクモが主人公です。このクモがいじらしくてかわいらしい。佐竹美保さんの挿絵がまた、あっています。
ちゅいえこがせっかくかけたクモの巣が、とれてなくなった時に、古い扇風機がいいます。
「気にするな。またかけりゃいいじゃないか。かけるたびに、じょうずになるんだから」

これは、本当に森川さんらしいと感じいりました。
「おけいこだから」といいながら、作品を何度も何度も熱心に書き直し、取り組んできた彼女の謙虚でひたむきな姿勢に重なるからです。

彼女の心の中は、扇風機がいったような、かけるたびに、じょうずになるんだから・・・という思いがあったのでしょう。そして、そのとおりになりました。
創作教室から、また、ひとり 実力派の新人がデビューしたなという思いで、感心しながら読ませていただきました。

さて、昨日は東京マラソン。今年は応援にいかず、羽の会の勉強会で神楽坂に行きました。お昼にたべたのは、いちごがいっぱいのホットケーキ
 

見た目も味も `春の予感`って感じでした。