おおぎやなぎちかさんが、新刊をだされました。くもん出版。それも三冊!
タイトルから、かってに壮大なファンタジーだと思ってましたが、地に足がついた、庶民の暮らしを描いた三代記のような流れ。どの時代もとてもよく調べられていて、その時代の暮らしが目に見えるようにかかれています。
一巻目は江戸時代・二巻目は戦時下・三巻目は現代とわかれていますが、どの時代も、とても自然です。
でも、やはり胸にしみるのは、三巻目。東日本大震災のことが、おおぎやなぎちかの視点でかかれています。
おおぎやなぎちかさんの個性は東北とは切り離せないでしょう。芯の強さと、おおらかさと。
それがとても良い具合で、ストーリーの根底をささえています。
人が生きていて、悔しさや不幸に直面すると祈りたくなるものです。
祈りとはどういうものか、悲しみをやりすごすのにはどうしたらいいのか。答えはないでしょうが、この三部作を読めば、少しは感じられるのではないでしょうか。
ああ、これはわたしには、決して書けない世界だなっと、おおぎやなぎさんに拍手を送りたくなった三作です。歴史ものに強いくもん出版から出たというのも、ぴったりで、絵もすばらしいです。
ぜひ、読んでみてください。
タイトルから、かってに壮大なファンタジーだと思ってましたが、地に足がついた、庶民の暮らしを描いた三代記のような流れ。どの時代もとてもよく調べられていて、その時代の暮らしが目に見えるようにかかれています。
一巻目は江戸時代・二巻目は戦時下・三巻目は現代とわかれていますが、どの時代も、とても自然です。
でも、やはり胸にしみるのは、三巻目。東日本大震災のことが、おおぎやなぎちかの視点でかかれています。
おおぎやなぎちかさんの個性は東北とは切り離せないでしょう。芯の強さと、おおらかさと。
それがとても良い具合で、ストーリーの根底をささえています。
人が生きていて、悔しさや不幸に直面すると祈りたくなるものです。
祈りとはどういうものか、悲しみをやりすごすのにはどうしたらいいのか。答えはないでしょうが、この三部作を読めば、少しは感じられるのではないでしょうか。
ああ、これはわたしには、決して書けない世界だなっと、おおぎやなぎさんに拍手を送りたくなった三作です。歴史ものに強いくもん出版から出たというのも、ぴったりで、絵もすばらしいです。
ぜひ、読んでみてください。