赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『やみ倉の竜』柏葉幸子

2017-09-21 09:01:23 | その他
柏葉幸子さんの新刊がでました。『竜が読んだ娘』の続きになります。
どうなるんだろうってハラハラして、こうきたかって思わせる。ストーリー作りの巧みさを楽しみました。最近、ストーリー展開で読ませてくれるものをあまり読んでなかったから、とても新鮮。大先輩、さすがです。



そのほか、『ラブリィ』や『15歳 ぬけがら』など、講談社新人賞系の作品も読みました。みんな文章、うまいし、書き慣れていて、ほんと、新人かよってつっこみたくなりました。

さて、報告していませんでしたが、月曜日、ポプラ社ピュアフル文庫「大人も楽しむ童話の世界」朗読&サイン会、行ってきました。とても良い会でした。だって、安東みきえ、魚住直子、やえがしなおこという三人。豪華メンバーですよね。会場も満員でした!

魚住さんが、自己紹介を、スケッチブックに書いて話したのが、おもしろかったんですよ。まるで、鉄拳のようで、絵がうまいんです。大まじめに話しても、どこか笑ってしまう自虐ネタ。うーん。あのキャラはふたりといないでしょう。
 魚住さん、「安東みきえさんの文章がバレエなら、わたしの文章はラジオ体操だなって思った」、なんていってました。そんなこといわないでほしいです。だって、魚住さんの文章がラジオ体操なら、わたしの文章は幼稚園のお遊戯になってしまうではないですか!!! こりゃ、困った、困ったと思いながら、おもしろい表現力をもっているなって感心したわけです。

安東さんは、いつもの安東さんとちょっと違って、それでも安東さんでって、意味わからないでしょうけど、とても自然体でステキでした。文庫の装画は、酒井駒子です。表紙がちがうだけで、別の本のように思えるのは不思議ですね。


池袋ジュンク堂は定期的に子どもの本の作家をよぶイベントも開催しているそうです。本のまわりの人は本を売れるように、一生懸命ですね。

ただ、うちの近くの本屋さん。本屋さんの一部をしきって、講談社の子ども教室の会場になってしまいました。文房具も置いたりと、本だけでは苦しい感じがひしひしと伝わってきます。

今日は会報部。秋のお散歩も予定されてします! わくわく。