国分寺の駅ビルにあった東急ハンズが、十二月末で閉店になってしまうようです。残念。
セールをしてるというので、今日、あわてていったのだが、売り切れているものが多かったです。
さて、ひさびさファンタジー世界を堪能しました。柏葉幸子さんの竜が呼んだ娘の三作目『魔女の産屋』です。
ファンタジー世界が壮大です。
日がある空を竜がとび、月がある空を魔女がとぶ世界。
谷の子とよばれるミアは、魔女の星の音のお産をてつだうことになり、魔女の産屋に。
しかし、生まれたばかりのふたごのうちのひとりがさらわれてしまう。
それをおって、ミアは繭の里、天蓋の都へ。
繭の里はシルクをつむいで生計をたてている里。桑畑があり、蛾が守ってくれている、静かな里だ。
しかし、今、よいシルクがとれなくなっているらしい。それが呪いのためだという、うわさもあり・・・。
謎が謎をよび、ミアは二度もとらわれることに。でも、その都度、機転をきかして、行動します。
呪いの裏には、悲しい母と娘の物語がかくされていて・・・・・・。
とにかく、物語の展開で読ませていくストーリーに、わくわくして一気読み。
そして、ミアがいい。第三巻目でずいぶんたくましくなっています。
このシリーズはまだまだ続いてほしいな。
ファンタジーが好きな人、先が見えないストーリー運びを楽しみたい人、ぜひ、手にとってみてください。
三巻目からでも楽しめますが、欲をいうと、一巻目から読むとおもしろさ、倍増です。