大雪の予報におどかされましたが、またまた、あまり降らないでホッです。車が動かせないから、雪がつもると困るんですよね。
さて、昨年話題の作品、『元彼の遺言状』を読みました。
「このミステリーがすごい!」大賞を受賞されて、54万部。メガヒットですよね。本って売れる人は売れるんだね~~。
これは、ユーチューブの「有隣堂しか知らない世界」に作家の新川帆立さんが出ていて、興味をもったので手にとりました。
新川帆立さん、東京大学法学部をでて、司法試験もうかり、弁護士。それなのに、作家になりたいなんて!
それも目指すきっかけは、「我が輩は猫である」夏目漱石だったというんですよ。
めずらしいですよね。だって、文体もなにも、あまりにも違います。
夏目漱石にあこがれた人が、こんなぶっとんだミステリーを書くのか、って???って思っちゃいました。
けど、作品ははったりが小気味よくきいていて、ストーリーもぶっとんでいて、面白かったです。キャラの立て方がうまい!
女性読者が喜ぶ強い女を書いて、読者をスカッとさせたいといってましたが、それは大成功。作品に、でてくる金額も半端じゃなく大きい。作者が企業弁護士だという経験を最大限いかしています。
剣持麗子という主人公のキャラがまず、おもしろいのですが、テーマになっているポトラッチという考え方も、新鮮でした。
でもまあ、たくさんの登場人物がでてきて、複雑で、途中、混乱することも。ポトラッチとかコンコルド効果とか新しい言葉もでてくるたび、グーグル検索しながら読みました。
とはいえ、エンタメなので、スカッとさせてくれます。新時代の作家だなーって思いました。