赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

国分寺市の講演会

2011-01-22 07:05:34 | 日記
わたしが住んでいる国分寺市は、児童文学に関心が高い所です。とはいえ、図書館は予算軽減で、あまり充実していません。おかあさんたちなんて、『図書館は古い本があるところ』って思っているくらい。
けれど、充実しているのは、講座。毎年、さまざまな人が呼ばれて講演会をします。
中心になっているのは、読み聞かせをしてる団体や文庫の人たち。そういう方の努力で、講演会はひらかれます。

不思議なのは、その講演会がなぜか冬に集中。2月にふたつもおこなわれます。
2月4日土曜日は、後藤竜二さんのシリーズなどでおなじみの長谷川知子さんが、いらっしゃいます。駅からすぐそばの所なので、わたしも行ってみようかと思っています。

はらっぱ文庫・もとまち図書館
共催講演会
「元気な子どもを描き続けて」
~長谷川知子さんをお招きして~
講師:長谷川知子氏

2月5日(土曜日)午後2時~4時
会場:いずみホール
※当日直接会場へ

なかよし文庫・もとまち図書館
共催講演会
きどのりこさん講演会
「絵本が語る平和」
講師:きどのりこ氏

2月13日(日曜日)午後1時半~3時半
会場:なかよし文庫

詳しくは国分寺市図書館のホームページで

レッツがかわいい!

2011-01-21 06:51:28 | 日記
ひこ田中さんが、新刊『レッツがおつかい』を送ってくれました。
レッツも、もう、三巻です。ひこさん、がんばっています!

今回は、タイトルどおり、レッツがおつかいにいきます。さて、どんなおつかいになるか!
ひこさんの徹底的に子ども視点の文章が、すごくいいです。子どもって、こんな風に大人をみているのかも。レッツ、かわいいけど、かなりするどいです。



最近読んだ本でおもしろかったのは、
『私立第二中学校2年C組 10月19日月曜日』 椰月美智子さん 講談社
中学生の一日を書いたもの。でも、ひとりの視点ではありません。クラスの30人くらいの視点で、19日のある一瞬、思ってることを切り取ってつなげていきます。

中学生って、こんなにさまざまでいろんなことを思っているんだって、まず、驚かされます。描写がうまいので、ある、ある、こんなんだったって、中学時代にひきもどしてくれます。いろんな人の心がリンクしたり、クロスしたりします。それを作者は執拗におわず、並列していきます。

この作品がおもしろく読めるのは、作者の筆力による所が多いでしょう。
先生のニックネーム、生徒の口調、どうしてこの作者は、こんなに中学のことがわかったのでしょうか? 取材をしたのかもしれない。けど、取材では見えないところまで書いてくれているのが、この作品のおもしろいところです。


新刊が届きました

2011-01-19 14:49:08 | 日記
できたてほやほやの新刊が届きました
『おまじないのてがみ』文研出版です。絵は石井勉さんです。

まだ、見本なので、本屋にならぶのは、来週以降になると思います。

夏のおはなしなので、本の中の木々は葉を力強くしげらせています。
今回もちょっとおとなしい女の子が主人公。おまじないが、小さな背中をおしてくれます。



一月に新刊がでるのは初めてで、なんだか不思議な気分です。

とうとう? 

2011-01-18 10:17:35 | 日記
まだまだ、気温は寒い。でも、関東は、日差しはジョジョに強くなってきているような。
そのせいでしょうか?
花粉が舞っている気がします。
ちょっと早すぎ? だって、まだ1月じゃないですか。
けど、今年の花粉は多いと聞いています。
用心に用心を重ねて、今日は病院で薬ともらってこようと思います。早めに飲むと、軽くすむといわれているので、
あ~あまた、マスクの日々が始まるかと思うと、気分はちょっぴり

ところで、明日は、Beこどもの本の集まりの日。
おしゃべりなわたしにとって、気のあう人とあって、話せるのがなによりの薬です。
今回のテキストは、『永遠のゼロ』百田尚樹 です。
もう、泣けました、泣けました。
それから、筆力に驚きました。
百田さん、インタビューをみると、子どものころ好きだった本は佐藤さとるの『だれもしらない小さな国』だったそうです。
灯台守さん、見てますか? こんなところにも佐藤ファンがいますよー

わたしは感心しきりの作品でした。けど、Beのお仲間は、なかなかの読み手ぞろい。
今回から同じ同人ももたろうのIさんも参加してくださるそうです。
そんなみんなが、この作品をどう読んでくるのか、どんな感想がでるのか、ちょっとわくわくです。

春をまちわびる風景

2011-01-16 07:39:49 | 日記
昨日は実家にいきました。父と母、80歳をこえる夫婦が、二人で暮らしています。写真は、実家のマンションからみた板橋の風景



昨日はとくに冷え込んで、母はきぐるみみたいにたくさん服を着て、カイロをはっていました。昨日は母は、明るくてよかったです。ときには、とても沈み込んでいて、心配になります。

父と母の今の一番の楽しみはベランダにくるさまざまな鳥。裏が神社の森なので、鳥が多いのだそうです。
その鳥たちのため、わざわざパンをちぎってまいています。時たまカラスまでがくるので、パンはなるべくちいさくしているということ。カラスがくると、他の鳥は当分こなくなるそうです。
写真は、その鳥たちがくる冬の森。なんだか寒々しています。



父は、認知症と診断されていますが、本だけはいまだに読んでいます。細かい文庫本に眼をつけるようにして読みます。
他のことはわからなくなっているのに、不思議だなっていつも思います。