赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『青の読み手』小森香折

2021-04-02 07:14:11 | その他

さくらの満開を見ていたら、物語世界にひたれる、ファンタジーが読みたい!と突然思って、手にした作品。

表紙もすてきです。帯の文字も、一冊の本をめぐり運命がうごきだす、とあり、期待して読みました。そして期待どおり、いえ、期待をうわまわる複雑でスリリングなストーリー。

たくみにはられた伏線、予想外の事件、うーん、おもしろい。

主人公は貧民街に暮らすノア。ロゼ姉さんをさがすうちに、国をゆるがす大きなたくらみにまきこまれます。字が読めないノアしか読めない本があるというのだ。青の読み手とよばれるが、本は気むずかしく、なかなかすんなり読ませてくれません。

とまあ、そんな感じで、二転三転してストーリーがひろがっていきます。

キャラもおもしろい。人の言葉を話す、ねずみのパルメザンがいい味をだしています。

さて、さくらもそろそろ終わり。

さくら並木が有名な国立にむすめと遊びに行きました。

駅前に「みんなのピアノ」がおいてありました。

予約すればだれでもひけるみたいです。

国立は音大もあり、ピアノを置くにはぴったりの場所じゃないかな。

満開のさくらも、ピアノに聞き入ったでしょうか?