さくらの満開を見ていたら、物語世界にひたれる、ファンタジーが読みたい!と突然思って、手にした作品。
表紙もすてきです。帯の文字も、一冊の本をめぐり運命がうごきだす、とあり、期待して読みました。そして期待どおり、いえ、期待をうわまわる複雑でスリリングなストーリー。
たくみにはられた伏線、予想外の事件、うーん、おもしろい。
主人公は貧民街に暮らすノア。ロゼ姉さんをさがすうちに、国をゆるがす大きなたくらみにまきこまれます。字が読めないノアしか読めない本があるというのだ。青の読み手とよばれるが、本は気むずかしく、なかなかすんなり読ませてくれません。
とまあ、そんな感じで、二転三転してストーリーがひろがっていきます。
キャラもおもしろい。人の言葉を話す、ねずみのパルメザンがいい味をだしています。
さて、さくらもそろそろ終わり。
さくら並木が有名な国立にむすめと遊びに行きました。
駅前に「みんなのピアノ」がおいてありました。
予約すればだれでもひけるみたいです。
国立は音大もあり、ピアノを置くにはぴったりの場所じゃないかな。
満開のさくらも、ピアノに聞き入ったでしょうか?