赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

新刊『クスクスムシシを追いはらえ』、見本がきました!

2022-02-10 09:24:00 | その他

新刊の見本が届きました

『クスクスムシシを追いはらえ』(国土社)です。

ずいぶんと時間があきましたが、『トゲトゲトカゲをつかまえろ!』の続編。幻獣というふしぎな動物がでてくるシリーズです。

なぜか、この頃、教室でへんな噂が広まっています。そのおかげで、沙帆は友だちの虹ちゃんとけんかになってしまいました。

どうも噂をひろめる「クスクスムシシ」って虫が、教室にいるせいだといわれます。

まあ、これはできあがるまでいろいろありまして、原稿はだいぶ早くできたのですが、待たされる形に。

無事にだせて、ホッとしています。

とはいえ、今回のストーリー、わたしはとても気にいっています。クスクスムシシはどんな虫か? 表紙の鳥はどんな鳥なのか、沙帆とどういう関係なのか、楽しんで読んでください。

小学生にもわかりやすいように書いたので、すいすい読んでもらえると思います。

どうか、手にとってください。

 


『彼の名はウォルター』、スリリングでおもしろかった!

2022-02-08 09:48:46 | その他

いや-、満足。頭をガツンをやられたような作品を読みました。

エミリーロッダの新作です。

わたしのもともとエミリーロッダは大好きで、この前もローワンシリーズを読み返したりしていました。

ドキドキ感をだしてくるところが、たまらない。まさに希代のストーリーテラーですね。

この作品、ストーリーだけでなく、登場人物4人ひとりひとりの造詣もすばらしいんです。描写をたんねんに重ねて、キャラクターを描いています。だから、くっきり自然にそのキャラクターをうけとめられます。そのキャラクターごとの活躍で、最後まで、たどりつけたってところがまたいいですね。

と、ここまで書いて、意味がわかりませんよね。

ストーリーはというと、遠足でバスが故障。迎えの車を待つことになりました。残ることになったメンバーは先生のほか、主人公のコリンをふくめ4人。

近くの荒れ果てた屋敷で、むかえを待つはめに。なのに、むかえのタクシーはなかなかきません。

その家の引き出しにあった一冊の謎めいた本、「彼の名はウォルター」を時間つぶしに読み始めることに。

だが、それを読み始めると、屋敷で奇妙なことがおこりだします。

こわいのに、本の先に気になって先を読みたくなるコリンとタラ。

先生に注意されながらも、夜、懐中電灯で読み続けます。その本の内容は信じられないもので、読み進めるほどに屋敷からはうなり声ガが聞こえ・・・・。

ぜひぜひ、ひきこまれるスリリングな展開を楽しんでください。それぞれの性格をいかした、子どもたちの活躍も味わってください。

こういう「ものがたり」ってタイプの作品がわたしは大好きです。最近、日本の児童文学は社会問題を写し出す鏡みたいな感じで、それも必要だと思うのですが、好みからいうと、もっとものがたり性を、とも思います。

そういっても、自分が書こうとしても、なかなかこれがむずかしい。

ただ、一冊くらい、こういう本を書いてみたいなって気持ちは、今ももっていて、密かにあがいてもいます。

『彼の名はウォルター』、ラノベっぽいファンタジーとはまた、ちょっと違うタイプの作品です。

でも、おすすめ。ものがたり好きの大人に読んでほしいです。

漫画の「王様ランキング」とか好きな人はいいかも、って思います。


紹介、ありがとうございます。

2022-02-07 09:56:39 | その他

新刊『わたしらしくCジャンプ』を高橋秀雄さん、西沢杏子さん、おおぎやなぎちかさんがネットで紹介してくださいました。

加藤純子さん、藤田のぼるさんも、感想をくださりました。

いつもいつも感謝、ありがとうございます。

調子にのって、一番、好きな場面をちらっと

生き生きした表情がすてきでしょう。このシリーズ、そろえて読めばSDGsのことがだいぶわかると思いますよ。

ぜひ、小学校でそろえていただきたい。

 

昨日は立川に行く用事がありました。

なんと、立川グリーンスプリングスのホテルで将棋の王将戦がおこなわれるそうです。

会場のSORANOホテルは、昭和記念公園が見える、最近できたホテルです。

グリーンスプリングスは、冬枯れていましたが、それはそれでステキでした。

ちょっと写真が暗すぎですね。実際はもう少し明るい(^_^;)

ずっとブログをやっているのに、写真が少しもうまくなりませんね。

 


『オンチの葉っぱ らららら♪』 おおぎやなぎさん、新刊

2022-02-03 09:29:12 | その他

楽しい幼年童話ができあがりました。おおぎやなぎちかさんの新刊です。

オンチってタイトルにはいっているから、音楽がにがてな子が葉っぱにおそわって、歌がうまくなっていくのかなっと思いました。

けど、ちがいます。いろんなオンチがでてくるのが楽しい。ああ、こういうことなのね、ってラスト、納得できるのが心地良い。

だれだって、にがてなことってひとつくらいあります。わたしなんて、ひとつ、ではなく、両手で数え切れないくらいあります。

でも、それでいいんだよって、あたたかくいってくれる作品で、読後感がいいですよ。

つじむらあゆこさんの絵、かわいいですよね。表情も豊かで、ものがたりをもりあげています。

おおぎやなぎさん、次々本をだしていて、まだまだ、出るようですよ。すごいね~~。

 

さてさて、今日は、節分。

きっと、たくさん、恵方巻きが売られているんだろうな。それで、見たら、ひとつくらいは買っちゃうんだろうな。

でも、売れ残しも多いときくし、売り場が恵方巻きばかりずらーと並ぶのを見るのは違和感があり、好きじゃないな。

もともと関東にはなかった習慣だからね。

もう、小さい子はいない我が家だけど、豆まきはしようと思います。

 


季節風、2022年 新春号

2022-02-01 16:47:56 | その他

コロナも流行っているのに、花粉も飛び始めました。やっかいな季節です。

季節風、書評のコーナーに、「ぼくらのスクープ」の書評を山崎道子さんが書いてくれました。

1ページ、まるまる書評です。季節風の方の新刊がぞくぞくのっていて、すごい同人誌ですね。

その中の書評に、拙著もまぜてもらって、ほんと、光栄です。

山崎道子さん、ありがとう。とっても良く読んで書いてくれました。感謝、感謝!

投稿作品のほか、大会推薦作品も載っています。これだけの厚さの本を季刊でだしていくって、季節風ってすごいグループです。

だいたい、編集委員がみんなお忙しそうな人ばかり。

でも、その分、いきおいがありますね。

日本児童文学学校、卒業生の方の名前もあって、なんかうれしいです。

 

日曜日、吉祥寺近辺を散歩しました。

ジブリ美術館を外から見ました。コロナなので、中に入るのは、がまん。

カラフルな建物が楽しそう(^o^) コロナがなくなったら、行きたいです。

 

屋上の巨人兵と目があった気がしました。