思い切った題材だと思いました。
g65というのは、なんとブラジャーのサイズ。それをタイトルにしてしまうなんて。
胸が大きいことの悩み、へんな形で注目されてしまう苦悩を描いています。いやー、こうなると悩みではすまされないですよね。
思春期には、こういう大変さがあることよくわかりました。急に自分の体が、男の人の注目をあびる形になったらそりゃ、とまどいます。
そして、大人のなにげない言葉で、さらに傷付いてしまうということも。
昭和世代のわたしは気をつけなければと思うことがたくさんありました。
「胸が大きくていいじゃない」みたいなことも軽々しくいえば、悩んでいる人には暴言になってしまうんですね。
そして、石川さんのテーマのとりかたの大胆さに、脱帽。よくこれで書こうと思ったと。
そして、装丁の美しさにも感心しました。さ・え・ら書房、装丁、がんばっていますね。
さて、工藤純子さんの話題作『ルール!』も送っていただきました。
内田良さんの帯。工藤純子さんは岡山セミナーでもお世話になります。
『ルール!』も読んだら、紹介します。少し時間がかかるかもしれませんが。じっくり読みます。
人気作家のみなさん、すごいテーマで書いてきますね。いやー、何を書くかが、今、とてもポイントなんだと思います。