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赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『店長がバカすぎて』早見和真

2023-12-07 16:33:36 | その他

おもしろい本を読みました。いえ、読んだのではなく、聞く読書、オーディブルで聞きました。

書店ものです。とにかくおもしろい。

店長の鈍感だけど、どこか憎めないキャラがとてもいいですね。もう、笑いながら聞いていました。

それにしても、

契約社員の書店員で、こんなに忙しいんですね。

文芸担当だと、ゲラも読んで感想もいったりしています。ただ、売るだけじゃなくて、いい本を売ろうとしてがんばっているんですね。

おもしろくない本には、おもしろいといえないと、がんばったりと、読み手側の本音がつまっている内容で、書く側のほうのわたしとしては、ちょっと胸がいたいことも。読んでくれる人あっての本なので、作家は手をぬかないでがんばらないといけませんね。

最近、続きの『新・店長がバカすぎて』もでたようです。こちらも、聞いてみようかな。

聞く読書、目が疲れないので、老眼には助かります。もっとレパートリーが増えてほしいです。


一日講座が近づいてきました

2023-12-05 11:20:49 | その他

12月10日日曜日は、児童文学者協会の一日講座です。これは、すでに定員がいっぱいで、今はキャンセル待ちしか受け付けていないのですが、それの質問コーナーのお手伝いをするということで、昨日、講師の安田夏菜さんと片寄太一郎さんと打ち合わせしました。

これがかなりわくわくするものでした。おふたりとも話すのもじょうず。そして、息があっています。

これは楽しい一日講座になりそうだと思いました。

一日講座にさきがけて、安田夏菜さんの新刊、『アナタノキモチ』も読みました。

母親から置き去りにされた五才のハルくんには障害があるという設定です。なかなかむずかしい設定なのに、とても読みやすい。

ハルくんの成長を、主人公のわたしや、その家のおじいさんなど、いろんな視点から書いています。

大人の個性ある書き方、とくに母親の書き方がリアルだと思いました。

人の心がわからないのは、ハルくんだけでしょうか?

作者のなげかけを、全体をとおして考えてしまう、読み応えがある一作です。

また、もうひとりの編集者さんの講師は、片寄太一郎さんで、もと、児童書第一の編集長でしたが、今は絵本部門の編集長をされています

片寄さ編集された絵本で最近でたのは、工藤純子さんの『ルール!』です。

児童書の現場をよく知っている編集者さんの話が聞ける貴重な機会です。

また、作家と編集者の見方の違いなどが感じられるとおもしろいかと思っています。

今回の講座、録画がうまくいきましたら、アーカイブ配信も検討します。そしてら、キャンセル待ちで聞けない人も、利用できます。

日曜日の午後は、オンラインの回線がたいへん混む時間。何もなく、録画できることを祈っています。