「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ談義~「耳寄りな情報」~

2010年12月27日 | オーディオ談義

24日〔金)の夜のこと、奈良県のMさんからメールが届いた。

題して
「年末、クリーニングしました」。以下引用させてもらいます。


世間では年末の大掃除でしょうが、今日は年末オーディオクリーニングをしました。

そのトリガー〔引き金)は、書店の立ち読みで、クリーニング剤のお薦めがあったことです。

「アクリサンデー」という研磨剤です。アクリルを研磨するのですからソフトな研磨剤と思われ、
さっそく近所のホームセンターへ・・・アクリル板売り場にありました。100CC入りで458円です。

オーディオ業界ならこれが4,580円となるでしょう!
  
さっそく真空管の足からはじめてみました・・・これがなかなかものです!綿棒が真っ黒になりました。

本では、無水アルコールで研磨剤を除去とありましたが、愛用のCRCエレクトロニック・クリーナーで研磨剤を除去しました。

 
騙されたと思って、是非試してみてください。
 
追伸:ブログ(「世界で一番売れている薬」)興味深く拝読しました。一番のネックは発ガン性の疑いが払拭できなかったのが・・・。

追伸の件だが該当ブログで「遠藤 章」博士〔当時、三共)が世界で一番早く「スタチン」を発見したのになぜノーベル賞が取れなかったのか、結末が「尻切れトンボ」に終わっていたのがやや気になっていたところだが、きちんとフォローしていただいた。感謝!

結局、「三共が発ガンの危険性あり〔後で誤判断と判明)として手を引いたのを、アメリカのメルク社が膨大な実験で発ガンの危険性無しとして開発に成功」というわけ。

それはともかく、研磨剤の話に戻る。

真空管アンプの自作をされる程のメカに詳しいMさんのご推薦とあれば間違いなし。

そういえば、ずっと以前のことだがMさんに「簡単に音をよくする工夫はないものですかね?」と質問したところ
「それは真空管の足をクリーニングすることです」というお答えがあったのを思い出した。

翌日(土曜日)の午前中に近くの量販店に足を運んで、広い店内の中、店員さんが「アクリル板」コーナーまで案内してくれた。

「あった、あった」しかし、値段は468円なり。「あれっ、奈良県よりも10円高いぞ!」「まあ、いいか」。

          

さあ、早速昼食後にクリーニング開始。まず無難なところで2A3の真空管アンプから。

まあ、汚れが落ちるは、落ちるは・・・。見る見るうちに真っ白の綿棒が灰~黒色に変わっていく。

コツが分かったところで、いよいよ本丸のWE300B(’50年代)真空管アンプへ移る。

出力菅、整流管、初段管(12AT7)それぞれ2本づつ。

小さな真空管はピンの間隔が狭いので赤ん坊用のしっかり結束した綿棒を使ってやる。

         

左がその綿棒で、右側が普通の綿棒。とにかく次から次に汚れが落ちるのでじつに気持ちがいい。

予備のPX25真空管アンプが済むと、次はいよいよ機器同士を結ぶ
RCAケーブルの端子をクリーニング。真空管よりもむしろこちらのほうが効果があるかもしれないと思うほど汚れている。

その結果、次のように綿棒の残骸の山が・・・。

          

すべてクリーニング終了後に早速スイッチを入れて試聴したところ、雑音が皆無、余分な付帯音が無くなって随分とスッキリした音になった。ボリュームが従来よりも3dbほど少なくて済むのには驚いた。

まさか、こんなに変わるとは効果絶大!

最後に念のため手順を記しておこう。

 容器をよく振る

 蓋を外し裏返して容器にし、溶液を適量注ぐ

 綿棒を適度に浸して濡らし、ピンや端子の金属部分を磨く

 無水アルコールで拭き上げて研磨剤をきれいに除去

 柔らかい布で磨いて仕上げる

以上で終わり~。

真空管アンプ愛好家は是非お試しあれ!

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