「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

南スコットランドからの「ウマさん便り」~2023・2・23~

2023年02月23日 | ウマさん便り

アラントンハウスとは何か?

アラントンハウス…その正式名称は「World Peace Prayer Society Allanton Sanctuary」…「ワールド・ピースプレヤー・ソサエティー・アラントン聖地」といいます。(以下WPPS)

このWPPSは、ひとことで云うと、「非政治・非宗教を標榜(ひょうぼう)する国連認定NGOの平和活動組織」ということになります。本部は米国ニューヨーク市郊外のアメニアにあり、アラントンWPPSは、そのヨーロッパでの活動拠点ということになります。

では、なぜ、女房のキャロラインがアラントンWPPSの代表となったのか、そこらへんの経緯(いきさつ)を説明しておきましょう。

日本の街角に「世界人類が平和でありますように」という、ちょっとわけのわからないステッカーが貼ってあるのを御覧になったことがあると思います。

戦後、五井昌久(ごいまさひさ)と云う、詩人で教育者で声楽家という方が興した「白光真宏会(びゃっこうしんこうかい)」という、割と穏やかな宗教法人があるのですが、その宗教法人が五井氏の提唱を受けて掲(かか)げている標語が「世界人類が平和でありますように」…なんです。

非宗教を標榜するアラントンにも、同じ標語を掲(かか)げたポールが何箇所かに建っていますので、ちょっとまぎらわしいと感じる方がいても不思議ではありません。で、まず、そこらへんの関連から説明いたします。


五井昌久氏のあとを継いだ方が、<宗教での平和活動には限界がある>と判断し、非宗教・非政治を旨(むね)とする純然たる平和活動組織を、二十数年前にニューヨーク郊外に設立したのがWPPSの始まりです。さらにその後、国連のNGO認定を受けたこのWPPSを支援する目的で、東京に、財団法人・五井平和財団が設立されました。

この財団は、後年、政府より公益法人に認定されています。公益法人の認定を受けるのは非常に難しいと云われていますから、五井平和財団の存在が公的社会的に貢献するものであるとの認識を、政府により認定されたと云うことになるわけですね。

そして、そのリーダー・西園寺昌美女史の世界平和実現に向けた理念に、かねてより私淑(ししゅく)していたキャロラインは、その活動を積極的にお手伝いをすることになったわけなんです。


ヨーロッパにも拠点(きょてん)を設けたいと考えていた西園寺女史は、キャロラインが大阪からスコットランドへ移住する機会を捉(とら)え、キャロラインにその場所探しを依頼、そして彼女が見つけたのが、南スコットランド・ダンフリーズ郊外のヴィクトリア時代の貴族の邸宅アラントンだったというわけなんです。

さらに、西園寺女史から、アラントンWPPSの代表者として、英国をはじめヨーロッパでの平和活動を展開して欲しいとの依頼を受け、キャロラインがその活動を始めたのが、今から23年前のことでした。

非宗教のアラントンが、宗教法人の標語である「世界人類が平和でありますように」を使っているのは紛(まぎ)らわしくないのか?

当然の疑問ですよね。が、平和活動組織として多彩な活動を展開するには、イメージ作りとしてのキャッチフレーズが欠かせません。で、上記標語を各国語に翻訳したものを使わせていただくことになったわけです。さいわい、この標語は非常に評判がよく印象深いものであるとの判断から、以後ずっと使用させていただくことになったわけです。

宗教とは一線を画しているアラントンに、「世界人類が平和でありますように( May Peace Prevail On Earth)」の標語があるのは、そういう経緯があったからなんです。

今や、アラントンWPPSは大きく成長し、地元ダンフリーズ市当局はもちろん、アラントンと関わりのある公的機関や公的諸団体、民間組織、学校などの数は年々増え続け、共同プロジェクトの数も増え、さらに、スコットランド政府のほか、EU政府の支援を受けるまでになっています。

取得が非常に難しいと云われている「チャリティ団体」の認定もスコットランド政府から受けています。これは、なかば公的機関として認められたことを意味しています。日本でいえば、公益法人に該当するでしょうか

さらに、スコットランド政府の環境大臣や文化外交担当大臣、さらに、英国国会議員もアラントンを訪れています。

ここで、アラントンを全面的に支援してくださっている在東京の公益法人・五井平和財団の理事や評議員の方々の一部を御紹介しておきます。

明石康 (元国連事務次長) 豊田章一郎 (トヨタ自動車名誉会長) 千宗室 (茶道裏千家家元) 大橋光夫 (元昭和電工名誉会長・現最高顧問) 田島義博 (学習院院長) 植芝守央(合気道道主) 龍村仁 (映画監督) 佐藤禎一(前文部省事務次官)

どうでしょう? 上記の方々を見れば、アラントンがいかなる組織かおわかりいただけるんじゃないでしょうか?

NGOとしての平和活動団体は世界中にたくさん存在していますが、実は、胡散臭(うさんくさ)いものも少なくありません。上記の説明によって、アラントンWPPSが、金銭的利益をまったく求めない純然たる利他的平和活動組織であることを御理解くだされば嬉しく思います。

さらに、アラントンWPPSは、世界平和、恒久平和の実現を目指し、数多くのプロジェクトを通して、常に多彩なアイデアを実践している組織であることもお伝えしておきたいと思います。


アラントンのスタッフ構成は、キャロライン、グレンダ、ジェシカの主要三名を含めレギュラースタッフが九名、順レギュラーを含めると15名になります。

あっ、そうや! そのほかにね、レギュラースタッフがスムーズに活動出来る様、そのサポート役として、まあ、実によく働く、大阪から来た、ほんのちょいと間抜けなヨッパライのおっさんが一名おります、はい…



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