《息をひとつ吸い、またひとつ吐く。生のほうへ向かって――。
喘息の一息一息の、生と死のあわいのような苦しさ。その時間をともに生きた幼い日の姉と弟。弟が若くして死を選んだあと、姉は、父と母は、どう生きたか。喪失を抱えた家族の再生を、息を繋ぐようにして描きだす、各紙文芸時評絶賛の胸を打つ長篇小説。新潮新人賞受賞作「わからないままで」を併録。》
「息」は冗長な感じがあったが・・、
併録の「わからないままで」は、同様のテーマを別角度(姉を失う)で捉えているが、人間関係的・空間的・時間的に広く表現していて、状況が分かりやすく、読みやすく感じました。
(画像借りました。)
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