2011年 5月20日 鹿児島県大島郡瀬戸内町で移動運用した
沖縄本島から鹿児島港までの船便は1日1便の為、与論、沖永良部、徳之島と渡る度に順次、入港時間が遅くなり上りの船が奄美大島に入港する時間は夕方に成る、逆に下りは鹿児島を夕方に出港の為、翌日の早朝に成る。
其の為、上り便の場合は夕方から夜の時間帯のパスは使えなくなる。入港して直ぐ移動場所の確認の為に山に登ったが夜で周りは良く解らなかったが高さが有る様なので一安心、周囲にガスが出たのと自動車の燃料が残り少なく心配だったので下山し当日は港から1Kmくらい離れた車が6台も停まると満車になる公園で早々と眠りに就いた。
奄美大島は南側に大小の島があり(内海が有り)瀬戸内町の古仁屋港に入港時には島の近くを左右に舵を切りながら進むので周りの景色と航跡が美しく見応えがある。次の朝(近くの灯台から撮った内海の写真が3枚目、クレーンの国道側に公園が有った)食料調達のスーパーが開くまでの時間で港近くを散策した。(写真2枚目)中心の水色の大きい建物に土曜日市と思うが早朝から連絡船で人々が集まり準備で賑わっていた。私が入った時は値札を付ける段階だったが早々と売手と買手の交渉が裏で始まっていた。係りの人が「まだ市は始まっていません不公平に成るので裏交渉はいけません。」のアナウンスに笑ってしまった。今風に言えばフリーマーケットは可也盛況で活気があり私が想像していた瀬戸内町のイメージとは可也違っていた。
スーパーで食料を調達したが基本的に移動中は二食、早朝からの運用が始まり通常9時~10時近くまで運用するので朝食はまず食べられない。其の後に運用後のアンテナの撤収などをしていると少し早い昼食の時間帯に成るので如何してもパン食に成る 栄養が偏るので野菜ジュースとバナナは欠かす事は無い。夕食は次のポイントに移動中にスーパーを見つけて弁当を購入するが高くても400円以下、基本的にコンビ二は利用しない ただ九州の安養子さんの言う「おむすびだけはコンビニでないと駄目だ」には同感、其の場合にはコンビニに入る。ご飯物で飽きないのは巻寿司、いなり寿司などだ。非常食としてクラッカーや乾パンも積んでいるが多分、死線をさ迷う時にしか食べないと思う。現在の物も何時買ったのか記憶に無いくらいだ。カップラーメン、お湯で作る焼そば等は常時5個以上は積んでいる。
調理用器具としては去年までは電磁調理器と電子レンジを搭載していたが電子レンジが場所をとるのと発電機を必要とするので今回から携帯ガスコンロと電磁調理器にしたが後者は今回使用する事は無かった。水は箱入り(非常用に6本組を積んでいる)通常の使用分は道の駅やガソリンスタンドで給油時に貰う様にしている、道の駅の水道蛇口では容器に水を入れられないので小型のヤカンを持っていると便利だ。この生活を2ヶ月継続すると毎回6~7Kgは確実に体重が減る。
交信する皆さんから「そんな事が出来るのがうらやましいですね」とよく言われるが実情はこんなものだ。お酒は元々飲まないが移動中は菓子類と糖度の高いジュース類は口にしない事にしている。此れは際限なく欲しがる様に成るからだ。移動中で一番困る事は体調を崩す事で昨年、北海道で脱水状態に成り大変不安になった事が有った。今の時代、前記した物は何処でも手に入る物ばかり常備の必要はないかも知れないが意識は常に必要だと思う。
朝9時頃 車の燃料を補給、昨日来た道を30分位登ると380mHの駐車場に着いた夜には見えなかったが直ぐ近くにテレビアンテナの鉄塔が有りほぼ山の頂上付近、障害物も無く抜群のロケーション、すぐさまアンテナを設営、心配したテレビ電波の妨害も入らない電波は飛びそうな予感があった。
この場所での総交信数は 799交信
28MHz 20局
24MHz 32局
21MHz 248局
14MHz 6局
18MHz 27局
7MHz 466局
3.5MHzの運用は夜にガスが掛り視界が悪かったのとアンテナの片方が草むらの中に入らないと切替が出来なかったので(ハブが居る可能性が有った)中止し実績なし、夜1時を回った頃、2台の車が来て10人くらいの人が山の中に入って朝方4時くらいに帰ってきたので何かなと後で地元の人に聞いたらハブを取りに来ていたらしい良い値段で売れるとの事、3.5MHzを運用していたら100局以上出来たと思うが?状況判断としては正解と思っている。