2010年に北海道に行った時は1ヶ月を掛けて本州を北上し下北半島の大間から函館に渡り時計回りで松前半島を周り其の後は日本海側に沿って北上した。この時に「礼文、利尻島」は訪れる計画で有ったが調度1日早く私の前を行く移動局が居てその方の運用地を追いかける形の移動運用に成り実績が伸びなかった。其の局が礼文、利尻島に渡ったので私は急遽、予定を変更し礼文、利尻島を諦め稚内~宗谷岬へと前に出て追越した経緯がある。
今回の北海道での観光は「礼文、利尻島」特に「礼文アツモリ草と花」を見る事がメインだったが残念ながら開花が例年よりも早く、群生地を訪れた時には時期を逸しアツモリ草の見学地の遊歩道は大半が閉鎖されていた。その事を知らなかった私は入口でボランティアの方?が寄付を募っていたのに出食わせたが運悪く見学者は私一人「1000円寄付して頂ければ記念品が付きます」と2名の方から説明されたが節約旅行を旨とする私には1000円は高いしバッジ等必要ないので断ったが素通りもできない雰囲気、然し何とポケットの中は500円玉と千円札のみしか無く仕方なく500円を寄付して中に入ったら50m位歩くと出口の看板「あれ 此れだけ?」と聞くと『花は10日程前が最盛期で花が枯れ始めた所は順次閉鎖してる為、大半を閉鎖、現在見えるのは此れだけです。』とアッサリした返事、周辺には花は少し残っていたが全数が変色したり枯れかかっている代物だった。
説明の不足も有り、本心は「寄付金を返せ!」と言いたかったが大人げない事も出来ずに諦めたが複雑な気持ちに成った。緯度が高い礼文島の北側は高山植物も有ったが学術的価値は別として写真に撮るには地味な物が多く此方はアツモリ草とは逆で時期的に早すぎた様で全体的に此れからの感じで有った。
利尻島は何んと言っても「利尻富士」がメインの観光スポットの島、其の次が「姫沼」、「オタドマリ湖」、「南浜湿原」が有り全て回ったが地方の田舎に行けば何処にでも有る様な風景が広がっていて田舎者の私には興味を引くような景色では無かったが大都市で生活している方が訪れると自然を感じるのかも?知れない。双方の島の印象としては礼文は花を見る為に訪れる島、利尻は山登りと利尻昆布の島と言えるだろう。無線の移動運用が出来たので高いフェリー料金が勿体無いとは思わないが観光地としてのインパクトは余り感じ無かった。
最初の写真は鴛泊港からペシ岬方面を撮ったもの中央は稚内に帰る時に乗船したフェリー、最後は稚内に向けて航行中に撮った利尻島の遠景、利尻富士は沢山撮ったが稜線が一番富士山に近い形に見えた。