12月の中旬に成って漸く四国にも冬らしい曇天の寒い気候に成って居ましたが今日は朝方から青空が広がり小春日和を思わせる上天気に恵まれ暖かい一日と成りました。其処で家内が「此の様な上天気に家の中で燻るのは勿体無いのでかもだ岬温泉に行きましょう」と言われ隣の奥さんを誘って3人で温泉に向かう事にしました。
此の温泉運営には阿南市も関係してるので市内に在住する70歳以上の年配者は月に3回までは無料で入浴する事が出来るのを知ってからは私は此の有難い優待をフルに利用させて貰って居ますが家内は未だ65歳なので此の優待を受ける事は出来ませんが私の分が無料に成る事で何とか往復のガソリン代位はペイ出来ますので10月からはフルに利用して居ます。
お隣の奥さんには日頃、新鮮な野菜を何時も戴いて居るし我家の子供達が小さい頃には近所に年相いの子供が居なかったので小学校に上がるまでは毎日お隣の仕事場に入り浸って遊ばせて貰って(多分仕事のお邪魔をして居たのではと思うのですが)本当の爺ちゃんや婆ちゃんの様に可愛がって貰って居ました。私達夫婦が子育ての最中は余り時間的な余裕も無く昼間から温泉に行く事等は出来ませんでしたが私達が完全にリタイヤ生活に入ってからは何時でも自由に温泉浴に出掛けられる様に成って最近はよく出掛ける様にして居ます。少し前に御主人を亡くされた奥さんは御歳を聞くと88歳だとかで其れでも毎日畑仕事に精を出して至ってお元気なのですが片道45~50分掛かる温泉に行く便が無いので家内が「一度、誘ってみよう」とお声掛けしてから今日で4回目位か?一緒に出掛ける様に成りました。
道中の車中の家内と奥さんの会話のやり取りが面白く何時も二人の笑い声が途絶える事が無く私は何時もドライバー役に徹していますが時々引込まれて大笑い状態に成る事も・・・・・御風呂に入ったら家内は奥さんの背中を流して居るらしく母親を早くに亡くした家内は何処かで母親に出来なかった親孝行を重ねて居るのかも知れません。
よく「男の長風呂は何とやら・・・・」と言われますが私は温泉に行くとサウナに入るのが一番の楽しみなのでサウナで12~15分を2回行い確りと汗を出して間に水風呂に入り其の後に全身を丁寧に洗い最後に10~15分くらいユックリと湯船に浸かるので入浴時間は大体1.5~2時間程掛かるので脱衣所を出ると何時も二人がお茶を飲みながら待って居るのですが其の状態を今日見たら本当の親子の様にみえて来ました。昔から「遠くの親戚より近くの隣人」と言う諺が有りますが一番のお隣と良い関係で居られて良かった思います。
サウナで目一杯の汗を掻くと毛穴が完全に開いて外気が体の内部と直接に繋がっている様な爽快感を感じられ此の感覚が私は一番好きで此れはサウナでしか体感出来ません。今日は半日を掛けてゆっくりと温泉浴を楽しんで最高の気分です。