昨日に此のシーズンに入って初めてエアコンの冷房運転を行ってみたら運転には入るのだが冷房の効きが悪く其の侭に運転を続けると20~30分程経過すると室外機の運転が止まり室内機の電源ランプが点滅を始めた。
此のエアコンは10畳の部屋と6畳部屋を同時に冷やす大型機の為に私の勤務していたメーカーには適当な機種が無くダイキン工業製のエアコンを購入し設置工事は私自身が行った。従って此の電源ランプの点滅が何を意味して居るのか良くは解らなかったが?(多分異常検知)ので念の為に配電盤側(200V使用)のブレーカーを落としてみたら又 最初から同じ動作を経て同症状に成る。然し室外機のコンプレッサーの回転音には異常は感じられないので如何やら冷媒系のガス漏れの可能性が高い様に思われた。
冷媒系の故障診断と成ると冷媒サイクルは全メーカー共通の原理を利用して居るので過去の実務経験から判断出来ると思い室内機の前面グリルを開けた状態で運転するとエバー(熱交換器)の上段の一列目だけが霜付き状態で此れを確認した段階で冷媒サイクル内の何処かでガス漏れが起きている事は間違いが無い事が判明した。
私も現職中は家庭用エアコンやパッケージ・エアコンの修理実務を行って居たので修理道具のマニホールドや真空ポンプ、冷媒ガス(R22用)のチャージ・シリンダーも持っているので『此れは冷媒ガスさえ手配出来れば自分で修理出来るかも知れない?』と思ったが私がリタイヤする頃に『オゾン層を破壊する可能性の高い冷媒用のフロンガスが他の冷媒ガスに移行して居る段階だったので何れの冷媒ガスが使われて居るのか?室外機のラベルで冷媒ガス名を確認すると残念な事にR410Aと表記されて居り此の時点で修理道具の真空ポンプ以外は此の冷媒ガスでは使用出来ない事が解り此処で自力修理の可能性は無く成った。
梅雨明けが間近かに迫った状態でエアコンが故障では困った事だし自力で修理が出来ない事が解ると此れはメーカーに早く修理依頼をせねば大変な事に成る。何しろ私の現役時代の経験から梅雨が明ける頃には急激にエアコンの修理依頼が殺到し其の対応に頭を痛めて居たので此れは一刻でも早く修理依頼を入れなければ!の思いでインターネットで検索したらダイキン工業のエアコン修理受付は全国分をサポート・センター1箇所で受け付けて居る事が解り『此れはっ早くしなければ!』と焦った。
幸いな事に24時間の常時受付体制を取っており早速 指定のフリーダイヤル番号にアクセスしたが回線が可也込み合っていて受付者と電話が繋がるまでに30分以上の時間が掛かり此れには可也のイライラ感が募った。担当者に型番や症状などを詳しく告げて最終的に修理訪問日の確認段階と成り私の経験から此の時期の事だから4~5日先に成るだろうと思っていたが担当者が『訪問時間が何時に成っても問題無いのでしたら本日伺えます。』と思いも寄らない言葉が返って来てビックリして!『訪問時間には問題無いので是非本日にお願い致します。』と御願した。
そして10時頃に此の地区の修理担当者から電話が入り『御迷惑をおかけして申し訳ありません30分後には修理にお伺い出来ますが宜しいでしょうか?』の連絡が有り約束通りの時間に来られて症状を説明し『冷媒ガス漏れと思うのですが?』と云うと室内機と、室外機を確認して『ガス漏れに間違い無い様です。』と言われたの『設置工事は私が行ったので配管のフレア加工や配管の接続部分からのガス漏れですか?』と聞いたら『設置工事状況から多分其の可能性は無く又、修理担当者用の端末機の確認では此の機種は製造後18年を経過して居るので其の事が原因ならもっと早い段階で症状が出ている筈なので多分室内機の熱交換器の腐食か何かのピンホールに寄るガス漏れと思われます。残念乍 此の機種の部品供給は既に終わって居ますので交換修理は出来ませんので買換えを頂くか?私の診た感じでは可也の時間を掛けて極少量の冷媒ガスが抜けて居る感じで不足した冷媒ガスを今、追加充填すれば此の夏は問題無く使えると思うので其の方法で様子見し駄目に成った所で買換えて頂く方法を選択して頂く事に成ります。』と成った。
此の方法は一つの掛けだが此の時期に新しく買い替える事に成ると機種の確保問題や設置の問題も有り、取り合えず現段階でエアコンが働く後の方法を選択し対応して貰った。其の対応で此の夏の暑いシーズンさえ持ち堪えられたらユックリと新しい機種選定が出来る事と私の持っている真空ポンプを使えば新冷媒ガスの修理作業は出来ないが設置工事は問題無く出来るらしく其の方法も親切に教えてくれたので如何やら設置工事は自前で出来る事も解って此の方法の選択と成った。
然し此の事で私が実家から独立し此処に居住を始めてから家の電気関係、水回り、給湯関係、大工仕事やあらゆるメンテ作業等は一度も業者に任せる事無く全て自分で行って来た信念が今回、思わぬ処で自分の専門職として遣って来た一つの空調関係で途絶えた事は残念な事と成った。