パオと高床

あこがれの移動と定住

韓国 全州に行く3 食事編(2)両班家

2010-09-27 23:32:41 | 旅行
二日目の夜は韓屋村の伝統家屋で韓定食を食べた。
お店は両班家(ヤンバンガ)。

テーブルの脚が折れそうな料理。

一品一品、丁寧な料理で、それぞれに食べ応えあり。
メインのコッケジャン(渡り蟹の醤油漬け)。ご飯にまぶして美味。

他にもナクチポックン、プルコギ、カンジャンケジャン、
ポッサムと
メインが目白押しの30数皿。




しめはスイカにメシル茶。で、満腹。二人分で50000ウォン。

韓国 全州に行く2 食事編(1)

2010-09-26 15:49:15 | 旅行
食の都、全州。ただ、食事をできる回数と胃袋の容量には逆らえず、それが残念。
まずは、やっぱりピビンパッ対決かな?
家族会館と盛味堂(ソンミダン)に行った。
一日目の夕食は家族会館。
このバンチャン(おかず)に

主役のピビンパッ。ふちのある器に特徴が。

バンチャンの空いているところにケランチム(卵蒸し)が入って、完成。

おいしくてきれい 10000ウォン。

二日目の昼食でソンミダンに行く。12時半頃だったが、空いている席にすっと入れた。ただ、食べ始めたときには行列が出来ていた。
ユッケピビンパッ 12000ウォン。ご飯にすでに味がついている。そのぶん、こくがあるような。

バンチャンはこんな感じ。


ピビンパッはどちらもおいしくて甲乙つけ難し。好みの問題。
バンチャンの彩りとケランチムで家族会館かな。

二日目の朝食は、韓国ドラマ『あんぱん』にも出てきたベテランカルククスに行った。

ここのカルククスは、卵のとろみがスープについているのか独特で、今でも、また食べたいと思い出す。4000ウォン。
で、夏はやっぱりコンククス。
かき氷がのっていてキーンと冷えたスープとともにきな粉たっぷりの甘さが夏の朝に元気をくれる。5000ウォン。

食事は次回に続く。

韓国 全州に行く1

2010-09-25 09:12:22 | 旅行
この夏、8月13日から16日まで全州に行った。
全州は、かつての百済の都、そして李王朝の開祖李成桂にゆかりの地であり、食の都とも言われ、ピビンバッ発祥の地としても有名な古都である。

どうやって行ったかというと、まず、博多港からビートルで釜山に入る。釜山駅で、キムパッとサンドイッチを買ってKTXで大田へ。高速バスターミナルから16:00の高速バスで全州へ。

17:45ごろ全州の高速バスターミナルに到着。

宿泊はコアリベラホテル。瓦屋根の伝統家屋が並ぶ全州韓屋村に隣接して建っていて、この一画の散策に便利なホテルだった。
窓からの景色。

さらに、ゆるやかな傾斜の坂の上から見た、韓屋村。

このなかには史跡や伝統工芸品の制作販売所、また伝統家屋のレストランや食堂があり、プラプラ散歩が楽しい。


ソウルの北村や安東の河回村とならんで町歩きが楽しい所だった。
で、食事などについては次回ということで。


ソウル観光(4)国立中央博物館

2009-05-22 02:39:17 | 旅行
国立中央博物館に行った。
なんと入場無料。すばらしい。地下鉄の駅を出て、五月の陽光の中、街路樹のある歩道を歩く。すると国立中央博物館の二棟の建物が見えてきた。その東館と西館の間から南山タワーが借景のように見える。敷地が広い。たくさんの人たちがいたが、博物館に入らずに、その敷地の中の公園や劇場に向かっている人たちもかなりいた。

まず、西館一階のレストランでビビンバを食べて腹ごしらえをする。そして、荷物をロッカーに入れて、さあ、展示品の海へ。ここはカメラ持ち込み可。フラッシュは禁止。

最初に、東館三階の一番奥、あの「半跏思惟像」に会いに行く。類似点の多い、広隆寺の「半跏思惟像」は広隆寺の霊宝殿の中に他の仏様と一緒にいらっしゃって、圧倒的な美しさと存在感があった。仏様は寺内から、博物館に移ったときに、どうしても美術品になると言われることがあるが、この中央博物館の「半跏思惟像」は、むしろそうであることまで含めて、展示に工夫がなされていた。
「半跏思惟像」のためにほぼ正方形の一室が作られていた。照明は極力暗い。そして、薄明かりのようなスポットが四方から、部屋の中央ガラスの中で瞑想している像を照らしている。まるで暗がりに、宇宙空間に、座したまま浮かんでいるように見える。ボクらは、ゆっくりと「半跏思惟像」を回ることができるのだ。心ゆくまで対話ができる。そんな時間が、そこにはあった。

この博物館は、三国時代の展示が新羅室、高句麗室、百済室、伽邯室と国ごとのブースになっていて、それぞれの違いや共通点がなんとなくわかるようになっている。新羅はほんとうに黄金の文化だ。他にドラマ「ソドンヨ」の香炉の元がこれかなと思える香炉など、なかなか、この博物館も時間がいくらあってもたりないようなところだった。疲れたら休めるスペースや椅子が結構多くて、すやすや休んでいる人たちもいた。伝統喫茶店もあって、そこで、お茶した。あまり、ばたばたせずに、自分のペースで、外の景色を見たりしながら、ゆっくり過ごせる場所だ。

一階、メインホールの突き当たりにある十層石塔は威容だった。

ソウル観光(3)チャングム・テーマパーク

2009-05-17 20:20:48 | 旅行
遅まきながら、「チャングム・テーマパーク」に行った。テレビのセットをそのまま開放したところ。ソウル市内から地下鉄に乗り、50分ぐらいで楊州駅に着き、そこからバスで20分くらいというところにある。このバスが結構くせ者で、うまく時間が合わないと、バスを待つことになる。往きは、楊州駅からタクシーに乗った。
セットはなかなか、よく作られていた。面白いのは、こんなところにこれほど凝っているとはと思わせる半面、逆に、これだけのものがよくあんなに豪華に映っていたものだというところがあったりするところで、テレビのマジックである。また、四阿ひとつを撮影の角度を変えることで、いくつかの場面にしていたり、段差をうまく使って別の場所のような印象を与えたり、へえーの連続だった。特に、わかりやすかったのは、チャングムの母とハン・サングンが作った酢を埋めていた場所。そのすぐ横に日記の隠し場所が作られていたのはなかなかだった。それと、よく出てきた牢屋の作りのリアルなこと。
個人でプラプラ回っても楽しいし、ガイドさんの手際よい解説を受けながら、ポイントを押さえて名場面思い浮かべながら回るのも楽しいと思う。トックおじさんの写真の笑顔もよかった。あっ、それから、ホジュンの家もあった。

帰りは、駐車場整理していたお兄ちゃんにバス停を聞くと親切に教えてくれた上に、駅行きのバスが来ると「ヤー、ヤー」と呼びかけて、そのバスに乗れと合図してくれた。韓国に行くと様々な親切に出会う。
ソウルから半日で行ける楽しい場所だった。

この地下鉄一号線、山登りの登山口になっている途中駅が幾つかあって、それぞれの日曜登山グループが、目的の駅で降りていた。本当に、韓国の人は山登りが好きなようだ。