映画「四月の雪」を見た。
ペ・ヨンジュン中心で語られる場合とホ・ジノの映画として語られる場合の二つに別れているのかもしれない。
ホ・ジノの過去二作で「八月のクリスマス」はとてもよかった。「春の日は過ぎゆく」は多分浸れる人とついていけない人を二分した映画だと思う。で、今回の「四月の雪」だが、解釈しようとするとかなりな注意力を求められそうだが、抑制された会話や削ぎおとされた演技、考え抜かれた映像の作り出す世界に引き込まれた。全体のストーリー、起伏があるので、比較的入りやすいとは思う。ただ、映画自体が寡黙なところが案外、浸れない人を生み出すかもしれない。それと時間の流れのわかりにくさが、こちらの判断を難しくさせる。しかし、この感情はどちらかであるとかここはこうだと断定するのではない演出が、むしろじわりと迫ってきたりする。重層的に重なってくる状況の中で求めあっていく感情をじっくりと静謐ともいえるタッチで見せてくれた。韓国題「外出」は「四月の雪」に比べると情感的ではないが、二人の状況を考えると意味深い題名である。
降る雪に何を見るかが投げかけられている問いかもしれない。
で、ボクにはとても面白かった。
「夏の香り」「永遠の片思い」のソン・イェジンさんもよかった。
また、ビデオか何かでじっくり見て、ちりばめられたヒントをつなぎ合わせたいと思った。
ペ・ヨンジュン中心で語られる場合とホ・ジノの映画として語られる場合の二つに別れているのかもしれない。
ホ・ジノの過去二作で「八月のクリスマス」はとてもよかった。「春の日は過ぎゆく」は多分浸れる人とついていけない人を二分した映画だと思う。で、今回の「四月の雪」だが、解釈しようとするとかなりな注意力を求められそうだが、抑制された会話や削ぎおとされた演技、考え抜かれた映像の作り出す世界に引き込まれた。全体のストーリー、起伏があるので、比較的入りやすいとは思う。ただ、映画自体が寡黙なところが案外、浸れない人を生み出すかもしれない。それと時間の流れのわかりにくさが、こちらの判断を難しくさせる。しかし、この感情はどちらかであるとかここはこうだと断定するのではない演出が、むしろじわりと迫ってきたりする。重層的に重なってくる状況の中で求めあっていく感情をじっくりと静謐ともいえるタッチで見せてくれた。韓国題「外出」は「四月の雪」に比べると情感的ではないが、二人の状況を考えると意味深い題名である。
降る雪に何を見るかが投げかけられている問いかもしれない。
で、ボクにはとても面白かった。
「夏の香り」「永遠の片思い」のソン・イェジンさんもよかった。
また、ビデオか何かでじっくり見て、ちりばめられたヒントをつなぎ合わせたいと思った。