パオと高床

あこがれの移動と定住

映画「埋もれ木」

2005-09-23 12:18:24 | 雑感
久しぶりに映画を見た。小栗康平の「埋もれ木」という映画だ。映像がきれいだった。
夢見る力と物語る力をファンタジックに表現している。ボクらが夢見たいと思う時間や実際にかつて夢見られた時間、そして今まさに見る夢の時間が視覚化される。そこにはすべて現実がある。だが、夢は、現実を作り出す力でもあり、現実が置き忘れたものでもあり、現実と距離を置くからこそ美しいものでもあるのだ。ボクらは現実の中で生きている。しかし、人が生きていられるのは実はイメージの世界なのかもしれない。見終わったあと静かな感謝の気持ちがわいてきた。

コメント
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