共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

一日かかっちゃうの?

2014年12月02日 22時02分55秒 | 日記
今日は大変な日でした。

何しろ午前中の用事を済ませてから、いざ二宮町に向かおうと思って本厚木駅に行ったら、つい2~3分前に駅構内で起きた人身事故のために全線で運転見合わせになってしまい、その後も事故発生当該駅のためになかなか運転が再開されなかったのです。

これが隣の海老名駅であれば相鉄線やJR相模線との乗換駅でもあるのでどうにかルート変更を模索できるのですが、本厚木駅は小田急線のみの駅のため、それが滞るとあっという間に陸の孤島になってしまいます。だからといって先々週のようにバスで平塚を経由していくには今日は時間が無さ過ぎたので、結局粛々と運転再開を待つのみの時間が1時間以上続きました。

ようやく動き出した小田急線で秦野駅に着いた時には、本来乗りたかったバスがタッチの差で出ていってしまった後でした。幸いそれから15分後くらいに少し遠回りな路線の二宮駅行きのバスがあったので、それに乗って会場に向かいました。何とか開講時間は遅らせずに済んだのですが、実際に会場に到着するまでは、車内でヒヤヒヤものでした。

それからレッスンをしてきて、もと来た道を引き返して秦野駅に着いたら、改札口のモニターにまだこんなことが書いてありました。あれからかれこれ5時間以上経っているのに、事故発生直後から全てのロマンスカーを運休にして時間に隙間を作っているはずなのに…。

各鉄道会社にはいわゆる『線引き屋』と呼ばれる運行ダイヤを作成する職人のような方がいて、臨時列車を運行したり、緊急時のダイヤの回復を促したりしているはずなのです。ただ、こと事故等によるダイヤの乱れの復旧という点においては、各電鉄会社とも昔に比べて格段に時間がかかってしまっているように思えてなりません。

一頃前と違って現在では、都市部の過密な運行スケジュールや相互乗り入れといった一筋縄ではいかない複合的な問題があるのでしょう。しかし、結局一夜明けないと事態が収拾を見ないというのは、例えば2020年の東京オリンピック開催地招致の時に『日本の電車はダイヤ通りに正確に運行されている』と世界に吹聴してしまっている手前、何とかしなければいけないのではないかな…とも思ってしまったのでありました。
コメント
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