共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

そうそう、こんなだった!

2016年11月25日 22時10分40秒 | 日記
昨日予測した通り、昨日降った霙からの雨が夜の間に冷えて固まって、今朝はあちこちで路面が凍結していました。ぼんやり歩いていると氷に足を掬われる恐れがあったため、特に坂道での歩行には気を使って歩いた感がありました。

無事に駅に辿り着いて電車の運行状況を確認してから、改札に入る前に駅直結のコンビニに立ち寄りました。そうしたら、こんなものが売られていました。何とバャリースオレンジ…いやオレンヂの復刻版です。

恐らく70年代初頭という時代には、今のように気軽に買える100%オレンジジュースというものは無く、100%果汁ジュースと言えばポンジュースしか無かったような気がします。しかも、厳密に言えばポンジュースはオレンジジュースではなく蜜柑ジュースですから、純粋な意味での100%オレンジジュースというものは無かったのかも知れません。そう言った意味では、例え果汁10%程度とはいえ、瓶に入ったバャリースオレンヂは、当時は貴重なフルーツジュースだったのです。

今はかなりオレンジジュースらしい飲み物に進化しているバャリースですが、私が幼少期だった1970年代のバャリースオレンヂは確かにオレンジジュースの味はするものの、その向こう側から

『…ん( -_・)?』

と思うような、ちょっとケミカルな何かの味が見え隠れしていたものでした。それに、見た目もちょっと鮮やか過ぎる毒々しいオレンジ色をしていて、子供の目から見てもあまり体に良くはないだろうな…と思っていました。

この復刻版では、そのちょっと不思議な味わいや見た目が良くも悪くも見事に再現されていて、思わず

「そうそう、これこれ。こんな感じ!」

と膝を打ってしまう懐かしさがありました。

最近、こうしたノスタルジックな製品が世の中に出回っていますが、これは「あの頃はよかった…」と来し方を懐かしむ大人の自己満足なのでしょうか。それとも、昭和を知らない世代の探究心と好奇心の表れなのでしょうか…。
コメント
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