今日は何だか肌寒い一日となりました。午後から雨が降り始めてから少し湿度が上がってきたようで、練習していてもヴィオラのチューニングが微妙に合いにくくて困ってしまいます。
ところで、7月にオーケストラのコンサートに出演することになりました。先日楽譜が届いたのですが、内容は
モーツァルト:歌劇《劇場支配人》序曲
ハイドン:交響曲第104番ニ長調《ロンドン》
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調《ジュピター》
と、まあいずれ劣らぬ名曲揃いのプログラムなのです。
それでも、どれも好きな曲ばかりなので練習していても楽しいのです。中でもハイドンは
「そっちに行きますかぁ…!」
という転調が堪らないので大好きです。特にこの《ロンドン》では第2楽章の後半や第3楽章のトリオで顕著なのですが、思わず
「オイイイッ!」
と言いたくなってしまうような転調を、時にはたったひとつの音を軸にして回転させたり、時にはオーケストラ全体の音を止めてしまったりしてまで、実に巧妙に展開してしまうのです。当時としては相当斬新な音楽だったでしょう。もしかしたら、初演で客がざわついているのを背中で感じながら、ニヤニヤしつつ指揮をしていたのかも知れません。そうだとしたら、相当性格のいいお爺ちゃんです。
とにかくハイドンについては、もっと皆さんに知って頂きたいと思っています。そんなわけで今宵はその《ロンドン》を、2012年のプロムス、イギリス・ロイヤルアルバートホールで演奏された、ベルナルド・ハイティンク指揮、ウィーンフィルによる演奏でお楽しみ下さい。
Haydn - Symphony No. 104 - London (Proms 2012)
ところで、7月にオーケストラのコンサートに出演することになりました。先日楽譜が届いたのですが、内容は
モーツァルト:歌劇《劇場支配人》序曲
ハイドン:交響曲第104番ニ長調《ロンドン》
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調《ジュピター》
と、まあいずれ劣らぬ名曲揃いのプログラムなのです。
それでも、どれも好きな曲ばかりなので練習していても楽しいのです。中でもハイドンは
「そっちに行きますかぁ…!」
という転調が堪らないので大好きです。特にこの《ロンドン》では第2楽章の後半や第3楽章のトリオで顕著なのですが、思わず
「オイイイッ!」
と言いたくなってしまうような転調を、時にはたったひとつの音を軸にして回転させたり、時にはオーケストラ全体の音を止めてしまったりしてまで、実に巧妙に展開してしまうのです。当時としては相当斬新な音楽だったでしょう。もしかしたら、初演で客がざわついているのを背中で感じながら、ニヤニヤしつつ指揮をしていたのかも知れません。そうだとしたら、相当性格のいいお爺ちゃんです。
とにかくハイドンについては、もっと皆さんに知って頂きたいと思っています。そんなわけで今宵はその《ロンドン》を、2012年のプロムス、イギリス・ロイヤルアルバートホールで演奏された、ベルナルド・ハイティンク指揮、ウィーンフィルによる演奏でお楽しみ下さい。
Haydn - Symphony No. 104 - London (Proms 2012)