はぁ…
何だかものすごく疲れました…。
今日、ちょっとした用事で出かけていました。途中で某駅の御手洗に立ち寄ったのですが、手を洗う前にハンカチを用意しようとポケットに手を突っ込んだら、外していた腕時計が手に当たったのです。
手を洗い終えてから装着しようと流し台の鏡の前のちょっと高くなっているところに腕時計を置いて手を洗っていました。そうしたら横から手が出てきて、何とその腕時計をヒョイと取っていくではありませんか。
一瞬怯んだのですが持って行かれては癪なので、咄嗟にまだ濡れたままの手で腕を掴んで
私︰「それ、私の腕時計なんですけど。」
と抗議しました。そうしたら、見た目還暦前後くらいに見えるヲッサンが腕時計を持ったまま
ヲ︰「はぁ?これはオレの時計だぞ。何言ってやがる!」
とデカい声で返してくるではありませんか。
いやいやいや、アンタがわざわざ私の目の前に置いておいた時計を横から強奪したんじゃんか…と抗議するも、
ヲ︰「これはオレのだ!」
の一点張りで話になりません。しかも、お互いにかなりデカい声での応酬だったためか、あっという間に野次馬に囲まれてしまったのです。ただでさえそんなに広くない駅の御手洗は、たちまち大混乱となってしまいました。
こっちも恥ずかしいやら頭にきたやらで何とかしようと思っていたら、混乱を聞きつけたのか駅員が走ってきて
駅︰「どうされました?」
と聞いてきました。そこで私が説明しようとしたところ、ヲッサンが激昂しながら
ヲ︰「コイツがオレの『G-SHOCK』ほしさに言いがかりをつけてきやがった。鉄道公安を呼べ!」
と、勝ち誇ったように言い放ったのです。
こちらも負けてはいられないので、
私︰「その腕時計は私の所有物です。窃盗案件ですので、警察を呼んで下さい。」
と返してやり、その間も絶対に逃すものか!と腕を付かんだまま離さずにいました。
やがて警察官が現れて事情を聞いてきました。するとヲッサンが
ヲ︰「コイツがオレの『G-SHOCK』を自分のものだとヌカしやがる。さっさとしょっ引いてブタ箱にブチ込め!」
と叫びました。
私︰「そうですか、ではアナタは『G-SHOCK』を盗られそうになって慌てられたのですね。」
と聞くと
ヲ︰「そうだ!この泥棒風情が!」
と言って私に唾を吐きかけてきたので、もう勘弁ならじ!と
私︰「駅員さんにお巡りさん、その腕時計が本当に『G-SHOCK』かどうか御確認頂けますか?」
と問いかけました。
そこで警察官がヲッサンの手から腕時計を取り上げて調べ始めたら
警︰「これは…貴方が盗まれたと主張する『G-SHOCKの腕時計』じゃありませんね。」
はい、その通り。
この腕時計は見た目がゴツいのでパッと見G-SHOCKっぽく見えないこともないのですが、その実態は世界的ブランド○イソーで買った¥315のパチもんです。私は普段殆ど腕時計をしないのですが、たまたま発表会の曲を決めるためにタイムを計ろうと間に合わせで買ったものでした。
自らの口で『G-SHOCK』というワードを繰り出してしまったヲッサンはハトが豆鉄砲喰らったような顔をしていましたが、あまりにも『G-SHOCK』を連呼したばかりに事ここに及んで引っ込みがつかなくなりました。更に、騒ぎを聞きつけて戻ってきた人が、この腕時計を私がポケットから出して洗面台に置いたことを目撃していて証言をしてくれたので、目出度くヲッサンのクロが確定したのでありました。
その後、私とヲッサンは駅の事務室に呼ばれてそれぞれ別々に事情聴取されました。そして
警︰「一応伺いますが、被害届はどうされますか?」
私︰「提出します。」
警︰「でも百均の時計で被害届を出されても…示談にされてはどうですかねぇ?」
私︰「こちとら公衆の面前で盗っ人扱いされた上に唾まで吐かれているのですよ。何なら名誉毀損も上乗せしてやりたいくらいの心情なのですが、如何でしょうか?」
警︰「まぁでも向こうも出来心だったと反省されてますし…。」
私︰「その『反省』とやらは、私が直接聞いたものではありません。それに、仮にそれを信じてここへ連れてきたら、その『反省』をかなぐり捨てて私に飛びかかってくるかも知れないのですよ。私はそんな危険な目に遭いたくないので。」
それでも警官がのらりくらりと何とか示談に持っていこうとするので、
私︰「そんなに被害届の作成を厭うようなら貴方とはお話しません。これ以上こちらの要望が通らないようなら弁護士を立てます。何ならこの件については直接署に連絡しますから、貴方の氏名と所属と階級をおっしゃい!」
と言ったら黙りました。
その後、泥ヲッサンが私のいる部屋に現れて土下座しながら被害届の取り下げを懇願してきましたが、
私︰「他人の物を奪ったら『窃盗』です。唾を吐きかけたら『器物損壊』です(例えば痴漢が被害者に向けて射精した場合に器物損壊になることを参考にしました)。逃げようとして何度も私の足を踏みつけたことは『暴行』です。私を盗っ人に仕立て上げようとしてひたすら公衆の面前で罵詈雑言を浴びせたのは『名誉毀損』です。これだけの罪状を重ねられて、こちらがゴメンナサイの一言で赦さなければならない義理は1ミリも無いと思いますが如何か?」
と言ったら、ただ項垂れるばかりで話になりませんでした。
かくして泥ヲッサンは、たかだか¥315の腕時計を盗ろうとしたばかりにブラックリストに登録される運びとなりました。恨むなら、G-SHOCKの真贋を見抜けなかった己の審美眼の無さを恨んでもらいましょう。
ただ、被害届を提出した以上、今後いろいろと手続や聴取があるそうなので、それに関しては
『面倒臭ぇえなぁ…( ・´ー・`)』
と後悔しています。
何だか文章にすると2ちゃんねるのヨタ話みたいですが、これはネタではなく実際に今日我が身に起こった話です。皆さんも私物の管理には十分に御注意下さいませ…。
何だかものすごく疲れました…。
今日、ちょっとした用事で出かけていました。途中で某駅の御手洗に立ち寄ったのですが、手を洗う前にハンカチを用意しようとポケットに手を突っ込んだら、外していた腕時計が手に当たったのです。
手を洗い終えてから装着しようと流し台の鏡の前のちょっと高くなっているところに腕時計を置いて手を洗っていました。そうしたら横から手が出てきて、何とその腕時計をヒョイと取っていくではありませんか。
一瞬怯んだのですが持って行かれては癪なので、咄嗟にまだ濡れたままの手で腕を掴んで
私︰「それ、私の腕時計なんですけど。」
と抗議しました。そうしたら、見た目還暦前後くらいに見えるヲッサンが腕時計を持ったまま
ヲ︰「はぁ?これはオレの時計だぞ。何言ってやがる!」
とデカい声で返してくるではありませんか。
いやいやいや、アンタがわざわざ私の目の前に置いておいた時計を横から強奪したんじゃんか…と抗議するも、
ヲ︰「これはオレのだ!」
の一点張りで話になりません。しかも、お互いにかなりデカい声での応酬だったためか、あっという間に野次馬に囲まれてしまったのです。ただでさえそんなに広くない駅の御手洗は、たちまち大混乱となってしまいました。
こっちも恥ずかしいやら頭にきたやらで何とかしようと思っていたら、混乱を聞きつけたのか駅員が走ってきて
駅︰「どうされました?」
と聞いてきました。そこで私が説明しようとしたところ、ヲッサンが激昂しながら
ヲ︰「コイツがオレの『G-SHOCK』ほしさに言いがかりをつけてきやがった。鉄道公安を呼べ!」
と、勝ち誇ったように言い放ったのです。
こちらも負けてはいられないので、
私︰「その腕時計は私の所有物です。窃盗案件ですので、警察を呼んで下さい。」
と返してやり、その間も絶対に逃すものか!と腕を付かんだまま離さずにいました。
やがて警察官が現れて事情を聞いてきました。するとヲッサンが
ヲ︰「コイツがオレの『G-SHOCK』を自分のものだとヌカしやがる。さっさとしょっ引いてブタ箱にブチ込め!」
と叫びました。
私︰「そうですか、ではアナタは『G-SHOCK』を盗られそうになって慌てられたのですね。」
と聞くと
ヲ︰「そうだ!この泥棒風情が!」
と言って私に唾を吐きかけてきたので、もう勘弁ならじ!と
私︰「駅員さんにお巡りさん、その腕時計が本当に『G-SHOCK』かどうか御確認頂けますか?」
と問いかけました。
そこで警察官がヲッサンの手から腕時計を取り上げて調べ始めたら
警︰「これは…貴方が盗まれたと主張する『G-SHOCKの腕時計』じゃありませんね。」
はい、その通り。
この腕時計は見た目がゴツいのでパッと見G-SHOCKっぽく見えないこともないのですが、その実態は世界的ブランド○イソーで買った¥315のパチもんです。私は普段殆ど腕時計をしないのですが、たまたま発表会の曲を決めるためにタイムを計ろうと間に合わせで買ったものでした。
自らの口で『G-SHOCK』というワードを繰り出してしまったヲッサンはハトが豆鉄砲喰らったような顔をしていましたが、あまりにも『G-SHOCK』を連呼したばかりに事ここに及んで引っ込みがつかなくなりました。更に、騒ぎを聞きつけて戻ってきた人が、この腕時計を私がポケットから出して洗面台に置いたことを目撃していて証言をしてくれたので、目出度くヲッサンのクロが確定したのでありました。
その後、私とヲッサンは駅の事務室に呼ばれてそれぞれ別々に事情聴取されました。そして
警︰「一応伺いますが、被害届はどうされますか?」
私︰「提出します。」
警︰「でも百均の時計で被害届を出されても…示談にされてはどうですかねぇ?」
私︰「こちとら公衆の面前で盗っ人扱いされた上に唾まで吐かれているのですよ。何なら名誉毀損も上乗せしてやりたいくらいの心情なのですが、如何でしょうか?」
警︰「まぁでも向こうも出来心だったと反省されてますし…。」
私︰「その『反省』とやらは、私が直接聞いたものではありません。それに、仮にそれを信じてここへ連れてきたら、その『反省』をかなぐり捨てて私に飛びかかってくるかも知れないのですよ。私はそんな危険な目に遭いたくないので。」
それでも警官がのらりくらりと何とか示談に持っていこうとするので、
私︰「そんなに被害届の作成を厭うようなら貴方とはお話しません。これ以上こちらの要望が通らないようなら弁護士を立てます。何ならこの件については直接署に連絡しますから、貴方の氏名と所属と階級をおっしゃい!」
と言ったら黙りました。
その後、泥ヲッサンが私のいる部屋に現れて土下座しながら被害届の取り下げを懇願してきましたが、
私︰「他人の物を奪ったら『窃盗』です。唾を吐きかけたら『器物損壊』です(例えば痴漢が被害者に向けて射精した場合に器物損壊になることを参考にしました)。逃げようとして何度も私の足を踏みつけたことは『暴行』です。私を盗っ人に仕立て上げようとしてひたすら公衆の面前で罵詈雑言を浴びせたのは『名誉毀損』です。これだけの罪状を重ねられて、こちらがゴメンナサイの一言で赦さなければならない義理は1ミリも無いと思いますが如何か?」
と言ったら、ただ項垂れるばかりで話になりませんでした。
かくして泥ヲッサンは、たかだか¥315の腕時計を盗ろうとしたばかりにブラックリストに登録される運びとなりました。恨むなら、G-SHOCKの真贋を見抜けなかった己の審美眼の無さを恨んでもらいましょう。
ただ、被害届を提出した以上、今後いろいろと手続や聴取があるそうなので、それに関しては
『面倒臭ぇえなぁ…( ・´ー・`)』
と後悔しています。
何だか文章にすると2ちゃんねるのヨタ話みたいですが、これはネタではなく実際に今日我が身に起こった話です。皆さんも私物の管理には十分に御注意下さいませ…。