昨日の通夜に引き続き、今日は告別式でした。
雨予報の割にはいいお天気となった中で粛々と式は進みました。そして出棺の前に昨日用意したコスモスの花で棺の中をいっぱいにし、蓋を閉じる前に僭越ながら生前故人が好きだったエルガーの《愛の挨拶》をヴァイオリンで演奏しました。
特にクラシックに興味深かったわけではなかったのですが、どういうわけだかこの曲だけは好きだったようで、携帯の着メロにも設定していたこともありました。スマホになってからは
「着メロに入っていない」
と愚痴っていましたが、そのくらい好きだったようです。
人間、亡くなっても聴覚だけは最後まで残っていると言われています。だから故人の枕元で喧嘩をしてはいけないと、子供の頃よく親戚に注意されたこともありました。
荼毘に付される前、最後の最後に聴いたのが私のヴァイオリンでよかったのかどうかは分かりませんが、喜んでくれているといいな…と思っています。
そんなわけで、今宵はエルガー作曲の愛すべき小品《愛の挨拶》をお楽しみ下さい。
これを故人への野辺の送りに捧げます。
合掌。
Salut d'amour, Op.12 (Elgar)