昨日一日私を悩ませた高熱は、今朝になったら収まっていました。かつて若い時分には気合と根性とヴェポラップで治してしましたが、歳を重ねた今となっては無駄な抵抗をせず、チャッチャと薬を飲むに限ります。
今日までに熱が下がってくれないと困ることもあったので、尚更助かりました。と言うのも、今日はガラコンサートのフルート四重奏曲組だけ補習があったのです。先日のゲネプロでのカルテットの出来があまりにも芳しく無く、このまま本番に臨むには危険だという判断な下、急遽召集がかかったのでした。
合奏を始めてみて思ったのは、ソロ癖のついているヴァイオリンが音程を高めにとってしまうため、要所要所でフルートとピッチが合わないのです。それに
「私はアンサンブルの時にはチェロのラインに合わせるようにしているから。」
という意見も飛び出したのですが、このフルート四重奏曲は軽さを演出するためなのかチェロに休みがあちこちあり、その間の低音はヴィオラが担当しているのですが、そのことに関しては全くと言っていい程言及がありませんでした。
思わず心の中で
『ワシわぁ〜い?』
と叫びたくなるのを抑えながら、粛々と練習を重ねて、最終的に
「これなら何とかなるのではないか?」
というくらいにはなりました。後はこの結果を各自持ち帰って更に磨きをかけてくることが宿題です。
何でしょう、今回のアンサンブルは6月の時には感じなかったような疲労感と倦怠感が残ります。前回は全員男だったこともあって気づくことや思うポイントがかなり共有出来て心地良かったのですが、今回は私以外全員女性ということも影響しているのか、どうも気になるところのピントがズレているような気がするのです。
そうは言ってももう本番は目の前ですから、今日のポイントを更に復習して何とかいいステージにすべく頑張ってみます。