共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

不安が…

2020年09月04日 23時32分54秒 | 日記
今、私が非常勤講師をしている小学校での勤務は今月半ばまでの契約でした。なので、それで子どもたちとはサヨナラすることになる…はずでしたが、実は急転直下後期も延長となり、引き続き勤務することとなりました。

ただ、勤務内容に変更がありました。今までは小学1年生の授業補助に入っていたのですが、後期は支援級(昭和時代でいう特殊学級)の授業補助に入ることとなったのです。

後期授業帯に入るにあたって神奈川県から予算がつき、私の他に2名の非常勤講師が新たに入ってくることになりました。そのうちの1人が看護師の資格をお持ちの方なので、学校としては体調不良を起こしたりケガをしたりしやすい1年生のサポートをその方にして頂きたいという意向でした。そして、その御役を免じられた私は支援級対応に変わったわけです。

今までにも、昼休み後に支援級のサポートに行ったりしていたことがありました。そこにいるのは通常学級での授業をすることが出来ない子どもたち…知的な問題を抱えている子や、こだわりが強過ぎて他の子たちと協調出来ない子がいて、私も午後からその子たちの個別学習や、時たま通常学級に行って同学年の子たちと授業を受ける『交流』というプログラムに引率して付き添ったりといったお手伝いをしていました。

私は一応教員免許は取得していますが、そういった特別な子どもたちを指導する勉強も経験もしていません。今までは短い時間でのサポートだったから何とかなっていたものの、朝から下校時まで全ての時間を共にするとなると、さすがに専門知識が無い私には荷が重過ぎると思いました。

ただ、短い期間ながらどういうわけだか私はそのクラスの子たちに氣に入られたようで、特に一人の自閉氣味の男の子は私の手を引っ張ってくるようにまでなっています。どうやら、そうした事象が学校側に買われたようです。

まぁ、全く知らない子たちではないのでその点での心配はしていないのですが、それでも果たして私にあんな繊細な子たちの本格的なサポートが務まるのか…という不安が頭をもたげています。それに、折角全員の顔を名前を覚えた1年生たちと疎遠になってしまうことも、何だか淋しい氣もしています。

今はとにかく1年生のサポートに全力を注ぐことにしていますが、後期からは新しい先生が来て私は来なくなってしまうことをどうやって子どもたちに説明しようかと、今から考えあぐねております…。

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