今日は、とにかく疲れました。子どもたちに…というより、むしろ大人たちにイライラさせられっぱなしだったのです。
今日も支援級の子たちの学習支援に入っていたのですが、ある学年の子たちが妙なテンションになってしまい、授業に全く身が入らない状況が続きました。はじめのうちはそれとなく注意していたものの、勝手にムダ話をし始めたりしてあまりに度が過ぎてきたため教室から連れ出して強めに叱ったのですが、そのことで放課後に支援級主任に呼び出されて、何故か私が説教されるハメになったのです。
主任曰く、
「先日もお伝えしました通り、今は『子どもたちに寄り添う支援』が求められているので、どんな状況になってもなるべく穏便にご指導をお願いします。」
とのことでした。しかし私は
「確かに子どもたちを無闇に怒らないということが、昨今の教育界の方針だということは承りました。その上でですが、『怒らない』と『叱らない』は意味が違うことと認識しています。」
「あの時、あのままの状態では授業が崩壊しかねない状況でした。それでは、授業を進めておられる交流級の先生にあまりにも失礼過ぎます。」
「人格形成期に『歪んだ大人たちの配慮』に甘んずることを覚えてもらっては困ります。なので、私は頭が固いのかも知れませんが、今後も必要に応じて子どもたちを『叱って』いこうと思っております。」
と応戦し、双方納得しないまま話は平行線で終わったのです。
平成生まれの現役教師から見たら、昭和時代人の私は余程頭が固いのでしょう。しかし私は、『支援級の子たちだからといって何をしても許されるわけではない』ということは、しっかりと教えていく必要があると思って憚らないのです。
そんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま小田原駅までの道を歩いていたら、いつもお参りしている辯天堂の前に
トラ猫が日向ぼっこしているのを見かけました。野良は野良でいろいろと大変なのでしょうが、ひと時でもヌクヌクとお昼寝できている姿がたまらなく羨ましく見えたりもしました。
帰宅したら、仏壇にお線香をあげてお勤めに励もうと思います…。