例年なら年明けに初詣に行くところですが、この正月は新型コロナウィルスの急激な蔓延に伴って、密になる初詣を回避するように国や自治体から注意喚起が出されています。それを受けて、寺社側からも三が日を避けての参詣が推奨されるようになっています。
面白いもので、大晦日前に寺社に参詣することを『幸先詣(さいさきもうで)』と呼んで推奨しているのだそうです。それにしても、数ある言葉の中で『幸先』とは考えたものです。
そんなわけで、今日は相模國一之宮寒川神社に幸先詣にやって来ました。
さすがに人影も疎らな太鼓橋を渡って境内に進み、
柄杓の無い手水舎で手水をつかうと
青空に映える神門に向かいました。
毎年、寒川神社では初詣の時期になると高欄にねぶたが飾られます。今回は
疫病退散の願いを込めた素戔鳴尊(すさのをのみこと)の勇壮な姿のねぶたが飾られていました。
神門をくぐると
青空の下に堂々たる拝殿が姿を見せます。拝殿の前には
初詣用の大きな賽銭箱の準備が進められていて、今日の参拝者はその前に置かれた賽銭箱の前での参拝となりました。
青空の下に堂々たる拝殿が姿を見せます。拝殿の前には
初詣用の大きな賽銭箱の準備が進められていて、今日の参拝者はその前に置かれた賽銭箱の前での参拝となりました。
拝殿の中には
神門と同じようなねぶた飾りが置かれていて、来たるべき正月の雰囲気を演出していました。
神門と同じようなねぶた飾りが置かれていて、来たるべき正月の雰囲気を演出していました。
廻廊には
正月に向けての神札授与所の準備もされていましたが、ここに大挙して人が押しかけてしまったとしたら…。
正月に向けての神札授与所の準備もされていましたが、ここに大挙して人が押しかけてしまったとしたら…。
参詣を終えてから
隣接する末社の宮山神社にも参詣しました。
隣接する末社の宮山神社にも参詣しました。
こちらには大物主命を筆頭に須佐之男命(すさのをのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、宇迦之御魂尊(うかのみたまのみこと)、大雀命(おおささぎのみこと)、聖神(ひじりのかみ)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)と、実に八柱もの神々が祀られていて、末社ながらなかなかのパワースポットとなっています。にも関わらず、参詣者がそう多くないのは実に残念なことです。
今日はこちらで大麻と寒川神社神璽、八方除の三体の御札を頂きました。あとは氏神様・厚木神社の御札を頂くだけなのですが、何しろ厚木神社は普段神職が無住の御社なので、こればかりは社務所が開く新年早々を狙うしかありません。
御札を頂いて帰宅してから、神棚と仏壇の煤払いをして新年の準備をしました。あとは氏神様の御札を頂いて、我が家の神棚にお祀りするのを待つばかりです。