昨日の雨がようやく上がり、昼前からは陽も差すようになってきました。と同時に気温も上がり、ちょっと暑くなってきました。
夕方からまた天候が崩れるとの予報があったので、天気のいい間に買い物を済ませてしまおうとスーパーまで出かけることにしました。それで、ちょっと暑かったのでマスクを外して道を歩いていると
「おいっ!そこのオマエ!マスクをしろ!!」
と突然怒鳴られたのです。
周りには人っ子一人いない状況だったのでビックリして辺りを見回すと、沿道の集合住宅の2階のベランダに白髪のJJYが仁王立ちしてこちらを睨んでいました。どうやら罵声の主はこいつのようです。
半ばキョトンとしている私を見ながら、JJYは尚も
「マスクをしろと言っとるんだ!オレの言うことが聞けんのか!」
と罵声を浴びせてきました。しかし、その時私が立っていた道の状況は…
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こんな感じだったのです。
私以外には歩行者はおろか車や自転車もいない状況、前にも後ろにも人は居らず、居るのは路上の私とベランダのJJYだけ。ソーシャルディスタンスもヘッタクレも無い中で、私はただひたすらベランダにいるJJYから一方的に怒鳴られまくっていました。
一頻り怒鳴って疲れたのか
「何とか言ったらどうなんだ!!」
と喚き散らしたので、何か返答した方がいいのかな?と思っていたのですが、つい口を突いて出てきた言葉は
「オマエもな。」
でした。
そう、実はベランダにいたJJYもマスクを装着しないままで私に罵声を浴びせてきていたのです。他人にとやかく言っておきながら本人がマスクを装着していないことを理不尽に思っていたら、思わず心の声が発声良くダダ漏れてしまったようです(爆)。
恐らくその時点で我と我が身の状況に気づいたであろうJJYは
「なっ…!!」
と言って顔を真っ赤にして遠目にも分かるくらいにブルブル震えだしたっきり押し黙ってしまったので、私はそのままJJYを放置してスーパーに向かいました。勿論スーパーではキチンと持参したマスクを装着し、店内ではソーシャルディスタンスを図って買い物をしてきたことは言うまでもありません。
高齢者への新型コロナウィルスワクチン接種が進まず、苛ついている向きがあることは承知しています。ただ、だからといってその苛立ちを安易に他者にぶつけてくるのは筋違いというものです。
どうせ他者に注意喚起するのであれば先ずは自らが率先して模範的な行動を心がけ、注意する際の言葉も選んでするべきでしょう。折角の週末に、何とも浅ましい光景に出くわしてしまったのでありました。