共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

典雅

2011年11月24日 19時41分09秒 | 日記
こうして見ると、昨日のチェンバロと言い今日のフォルテピアノと言い、古い楽器って本当にデザインが素敵ですよね。

今のグランドピアノって、どっちかって言うと『どうじゃ?!』的な感じの威圧感がありますが、こういう古楽器というものには、どこか楚々とした典雅な感じがします。なかなか触れる機会も少ないものですが、こんな世界も知っておくと楽しいです。

昔と違って最近はこういう楽器の演奏のCDなんかも手に入れやすくなっていますから、探して聞いてみて下さいね。
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蓋が閉まると…

2011年11月24日 18時21分59秒 | 日記
演奏後、蓋を閉めるとこんな感じです。

見ていた誰かが「なんだかオフィスデスクみたい…」って言っていました。まあ、見ようによっては、そう見えないこともありません(ホントか?)。
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特別に

2011年11月24日 17時37分55秒 | 日記
演奏後、調律師さんが特別に鍵盤を引き出して、アクションを見せてくださいました。

全体的にはかなりチェンバロよりのシンプルな構造です。見えにくいと思いますが、画面中央にずらっと並んでいるオレンジ色の列が鹿革のハンマーです。

このアクションは特にモーツァルトが活躍していた頃にウィーンで広く使われていたヴァルターモデルというものです。このアクションは今のピアノのものよりもパーツが少なく、鍵盤の動きをより直接的にハンマーに伝えることが出来るので、とにかく軽く動きます。

モーツァルトのピアノ作品には、左手側にも16分音符の細かいパッセージがしょっちゅう出てきますが、このアクションなら軽々弾けます。逆にいうと、現代のグランドピアノでモーツァルトを演奏するのはかなり大変なこと…なのです。
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シンプル

2011年11月24日 15時42分16秒 | 日記
楽器の中です。

グランドピアノだと鋼鉄のピアノ線が金属製の響板の上に張り巡らされていて、専門職の調律師でないとチューニングできませんが、フォルテピアノはもっと柔らかい鉄線が張ってあって、奏者自身でも比較的簡単にチューニングできます。

また、カバーがかかってしまっていて見えませんが、弦を叩くハンマーも、今のピアノはフェルトを何重にも巻き固めて作りますが、フォルテピアノは鹿革を巻いたものを使っています。
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ペダルがない…

2011年11月24日 15時13分55秒 | 日記
全体像をよ~く見て頂くとわかるのですが、本来ピアノに不可欠なペダルがフォルテピアノにはありません。

じゃあ、どうやって音を伸ばすのか…というと、この写真の中央辺りに、三角っぽいものが下向きにうっすら出っぱっているのがわかるでしょうか?実はこれがペダルならぬ『ニーレバー』といって、踏むのではなくてここを膝で突き上げると音が伸びる仕組みなんです。
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コンパクト

2011年11月24日 14時53分21秒 | 日記
フォルテピアノを鍵盤側から写しました。

今のピアノは7オクターブ半ありますが、このフォルテピアノは現在のピアノよりも音域が狭く、5オクターブしかありません。

もっとも、モーツァルト自身は生涯このサイズのピアノを使い続けていたので、全てのモーツァルトのピアノ作品はこの鍵盤幅で演奏することができます。
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久々の生

2011年11月24日 14時25分22秒 | 日記
いやぁ、昨日に引き続き今日も来ちゃいました第一生命ビル本館!昨日はヴァイオリンとチェンバロでしたが、今日はフォルテピアノでのピアノソナタ等の独奏会です。

写真は調律を終えたフォルテピアノです。会場後方に席が空いていたのですが、普通のグランドピアノと違って音が小さいものですから、なるべく前の方に陣取ってみました。
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イルミナシオ~ン 8

2011年11月23日 17時20分31秒 | 日記
帝国劇場裏、丸の内仲通りという通りのイルミネーションです。

私の2画素のPHSではどうにもなりませんが(-_-;)、物凄く綺麗な電飾並木が続いています。
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長~い!

2011年11月23日 17時16分19秒 | 日記
チェンバロをあまり見たことのない方のために、反対方向からも撮ってみました。

鍵盤の幅はグランドピアノよりも狭いのですが、長さだけは同じくらいあるので、細長~見えますよね。く
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お楽しみ

2011年11月23日 16時37分04秒 | 日記
さっきまで南ギャラリー前のロビーで、展示会に関連したミニコンサートが開かれていました。今日はヴァイオリンとチェンバロのデュオで、モーツァルトの幼少期と青年期とに作曲したヴァイオリンソナタを演奏していました。写真は演奏に使っていたチェンバロです。

チェンバロの音って、ピアノと比べると結構小さいのですが、エントランスホール全体が御影石張りの空間なので、石造りの教会で弾いているような響きでヴァイオリンともよく溶け合っていました。

因みに明日は12:15からフォルテピアノ(モーツァルト自身が弾いていた古いモデルのピアノのレプリカ)の独奏、最終日は18:00から弦楽四重奏の演奏があります。こちらも入場無料ですが、ある程度用意された椅子が埋まってしまうと立ち見になります。お時間のある方は是非チェックしてみて下さい。
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貴重です

2011年11月23日 16時15分15秒 | 日記
今日は新嘗祭で教室はお休みです。

その休日を利用して、つい先日知った催しを見るべく日比谷に足を運びました。実は今、第一生命ビルの1階ギャラリーで《モーツァルトの顔~18世紀の天才をめぐる6つの物語》という展示会が開かれているのです。なんでも第一生命110周年の記念事業だそうです。

この展示会には、国際モーツァルテウム財団のコレクションが超期間限定で陳列されているのですが、目玉はなんと言っても、今回の展示会のポスターにもなっているモーツァルトの一番有名な肖像画でしょう。ヨーゼフ・ランゲ作の未完のこの絵は想像した以上に小さくて(30㎝×40㎝くらい)びっくりしました。

それともうひとつ貴重なのが《キラキラ星変奏曲》と《トルコ行進曲》の自筆の楽譜です。自筆譜ってわりとなぐり書きっぽいものが多いのですが、モーツァルトのは、目のいい方ならそのまま演奏できそうなくらい見やすく書いてありました。ただし、懐具合を象徴してか、小さい紙にこれまた物凄く小さな音符で書いてあるので、一応目のいい方限定かなと…。

明後日までの超期間限定の展示会です。入場は無料ですので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい。場所は日比谷線・千代田線・都営三田線の各日比谷駅、或いは山手線・有楽町線の各有楽町駅近くの第一生命ビル本館1階南ギャラリーです。
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終わるはずのないこと

2011年11月22日 23時38分23秒 | 日記
昨日、オウム真理教のよる一連のサリン事件で、死刑を求刑された最後の被告の上告審が最高裁で開かれ、上告が棄却された上で刑が確定しました。これによって一連のオウムが引き起こした事件で逮捕され、死刑を求刑されていた全ての被告の審理が終了し、ここにオウム裁判は終了しました。1995年3月に発生した未曾有の大事件から16年もの年月を経て、やっと一つの区切りを迎えたわけです。

これで世間一般的にはオウム裁判は終わり、後は教祖・麻原彰晃(松本智津夫)を始めとする十数人に及ぶ死刑囚の死刑執行の時期が決められていくばかりとなったわけです。

あれだけの大事件だったからなのか、裁判にかかった16年という年月を長い短いで論ずることは余りに軽々しいことなのでしょうが、体験した人達、特に近しい方々を亡くされた方々…あの日、いつものように「いってきます」と玄関を出た人が、変わり果てた姿で帰ってこられた方々の中では、「もうこれで幕引きなのか」という、やるせない思いで一杯なのではないかと思います。

実は各言う私自身も、もし運命のボタンが掛け違っていたら、ここに生きていられたかわからない人間なのです。つまり、状況次第では十分に被害者になり得た存在なのです。

あの日私は、当時母が入院していた千葉県柏市にある国立がんセンター東病院へ、前の日から泊まりがけで看病していた妹と交代して彼女を職場へ出勤させるために向かっていました。代々木上原で、いつものように小田急線から千代田線に乗り換えて、霞ヶ関・大手町を通り過ぎ、北千住・綾瀬を越えて柏へ到着し、バスで病院に向かって、何事もなく妹と交代しました。

彼女を見送った後しばらくして母が、つけっぱなしになっていたテレビを見ながら私に話し掛けてきました。


母:ねえ、さっきから何だかテレビで変な臨時ニュースが流れてるんだけど…何?。

私:変な臨時ニュース?

母:何だか都内の地下鉄の駅で何かあったみたいだけど…お前今日ここまで、どうやって来たの?

私:へ?どうって千代田線直通の常磐線で来たけど…って言うか、何でテレビの音声切ってんのよ?(音量Up)


テレビの画面には、日比谷線の霞ヶ関駅の出口辺りの路上に緊急用のテントが張られ、その近辺で沢山の人が寝かされたり、ブランケットを羽織って座り込んでいたり…といった、一種異様な光景がヘリコプターから中継されていました。覚えておいでの方もあるかと思いますが、最初は『地下鉄で爆発事故』と報道されていました。しかしそれが、時間が経つにつれて『何らかの有毒ガスが発生した』という内容に変わっていきました。それがサリンと判明したのは、結構早かったように記憶しています。

その一部始終を呆然と見ながら、ふと母が…


母:ねえ、これってお前が乗ってた電車なんじゃないの?

私:ん…んなわけないでしょ?!現に今私は、ちゃんとケガもしないでここにいるんだから。

母:そうか…でも時間的には近い電車だったでしょ?

私:…そうかも…。

母:千代田線って霞ヶ関とか大手町とか通るの?

私:…思いっきり通るよ。

母:ってことは…さ…?

私:…。


そして調べてみたところ、実際にサリンが撒かれた千代田線の電車は、なんと私が前日に検索して朝乗って来た列車の、1本後ろの列車だったのです!ということは…裏を返せば、もし私が何らかの理由であの時自分が乗る予定だった電車に遅れて、1本後ろの千代田線の電車に乗っていたとしたら…私は間違いなく、あのテントやブランケットの群れの中にいたでしょう。

因みにそれからしばらくして、やっと妹から無事を知らせる電話がありました。あの当時は今のように激しく携帯電話が普及していませんでしたから、何かあった場合には、ひたすら駅の公衆電話の順番待ちをするしかなかったのです。

それからの顛末は御存知の通りです。あれだけの事件を引き起こしていたのが、いわゆるプロのテロリスト集団ではなく、一見どこの町にも存在するような宗教団体だったということに、日本中が震撼したものです。以前、衆議院選挙に立候補した麻原彰晃が、選挙カーの屋根の上で『♪しょ~こ~、しょ~こ~、しょこしょこしょ~こ~、あ~さ~は~ら~しょうこ~♪」と歌っていた時には「なんだコイツら…気持ち悪い」と思う程度でしたが、それが後になって、こんな大事件を引き起こすようになるとは…。

母が他界したのは、その日からそう何日も経たない頃でした。逝く間際「お前達が残される世界が、この先一体どんなものになってしまうのか不安でならない」というようなことを言って旅立ったのを覚えています。1995年と言えば、1月には阪神淡路大震災が起きた年でもあり、その傷も癒えぬ3月に起きた事件でしたから、どこかで自身の死期を感じていた母としては、心中如何ばかりだったか…と思われてなりません。


あれからオウム真理教は、破壊活動防止法の適応をまんまと免れ、残った信者達が立ち上げた《アレフ》と、囚監の後保釈された上祐史浩氏が中心となった《ひかりの輪》とに分裂こそしましたが、今なおこの日本社会の中にオウムは厳然と存在し続けています。彼等にとって麻原彰晃は今も偉大な教祖であり、活動拠点の施設内では今も麻原の説法が流されているのだそうです。もしかすると、これで順当に司法手続が為されて死刑が執行された場合、信者にとって麻原彰晃は、差し詰め十字架にかけられて死んだイエス・キリストのような存在に昇華されてしまうのではないでしょうか。

そして非常に憂慮すべきことに、近年これらの団体に入信する『リアルタイムでオウム事件を知らない若者達』が増えているらしいのです。

先の見えない不安感や人間関係の歪み、そして今年の大震災と、若者達を取り巻く社会情勢は、近年その混沌さを益々深めています。そんな彼等の心の隙間に巧みに付け入られてしまわないように、我々大人の為すべきことは決して小さくありません。
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作り過ぎた…

2011年11月21日 23時08分24秒 | 日記
いつものように、賞味期限の迫った食材をかき集めて一思案した結果、焼きうどんを作ろうと思い立ちました。

突っ込んだものは

ベーコン、シメジ、エノキダケ、ジャガ芋、ミズナ、ニンニク、ショウガ、うどん

味付けはバター+『さ・み・し』い調味料(酒・みりん・醤油)+本だし

分量?んなもんテキトーで~す!(^○^)

で、結果かなり美味しくできました~!…のですが、分量気にせず作ったら、作り過ぎてしまいました。とりあえず半分は明日の朝ご飯に回します…(^-^;
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かわいい~(^O^)

2011年11月21日 17時52分07秒 | 日記
月曜日にお借りしているお宅の奥様が、お部屋にポインセチアとスノーマンを飾ってくださいました。

こういうものがお部屋に一つでもあると、クリスマスムードが高まってきますね。今日は日が落ちてからますます冷えてきましたから、いよいよクリスマスが近くなってきたことを実感します。
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珍しい!

2011年11月20日 21時09分18秒 | 日記
銀座ヤマハ本店に、楽譜を物色しに来ました。

そしたら丁度、エントランスホールでミニコンサートが開かれていました。それが何とバス・クラリネットの5重奏だったんです。普通バス・クラリネットという楽器は、普通サイズのクラリネット2本の更に下のパートにあって、その音色に深みを添える縁の下の力持ち的な楽器ですが、このユニットは、その楽器ばかりが5本揃ってのアンサンブルです。

このコンサートでは、モーツァルトの《アヴェ・ヴェルム・コルプス》や、彼等の委嘱作品等が演奏されました。普通サイズのクラリネットが集まったアンサンブルとは違った、重低音が心地よい面白いものでした。CDもVol.3まで出ているそうです。興味のある方は是非チェックしてみて下さい。
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