共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

負でしかない戦

2014年12月17日 23時42分41秒 | 日記
つい先頃、今年のノーベル賞受賞者への授与式が華やかに行われたことがニュースになったばかりですが、その余韻覚めやらぬ今朝、とんでもないニュースが飛び込んできました。

パキスタン北東部の町にある、主に軍関係の子女が通っている学校に武装した数人の男が押し入って無差別に発砲を繰り返した結果、当時学内にいた生徒や職員ら141人もの尊い命が奪われたという、何とも悲惨極まりないものです。事件後にイスラム原理主義団体タリバンが声明を発表し、事件に関与したことを認めていますが、生存者の証言から、犯行グループの一部がアラビア語で会話をしているのが確認されているとのことで、アルカイダの一部が関与している可能性もあるようです。

これは明らかに、2012年にパキスタンで銃撃されながらも奇跡的な回復を遂げて、その後も子供や女性の教育の必要性を世界に訴え続けてきたマララ・ユズフサイさんのノーベル平和賞受賞に抗うものであろうと思われますが、こんなやり方以外に方法はなかったのでしょうか。

タリバンとは元々パキスタンの言葉で『学生たち』という意味なのだそうです。初めはイスラム教神学校内の少人数の勉強会のようなものだったようですが、それが20世紀後半になって一部が原理主義化したあたりから、社会に対して過激な行為をするようになったようです。

これはあくまでも個人的な意見ですので、ここから先はそれを御了承頂いた上で御覧頂きたいのですが、特に宗教において《一神教》というものは必ずしも世の中を幸せにはしないものだと思っています。『アッラーの他に神は無く…』『天にまします唯一の真の神…』ということは、逆に言えばそれ以外は全て認めないということにもなるわけです。特にイスラム教では、自らの教えを流布させるために行う戦いを『ジハード(聖戦)』といって正当化し奨励までしています。それ故に世界史上で、特にイスラム教とキリスト教の間で幾度と無く戦争が繰り返されてきた歴史があるわけです。

しかし、20世紀後半に入ってから原理主義団体がジハードの理由に掲げている内容というのは、あまりに幼稚なものに感じてしまうのです。自分たちの言い分や考え方が通らないからであるとか、マララさんのように特定の人物の発言や行動が気に食わないからといったことで、割と安直に武器を手にとって集結して辺り構わずぶっ放しているようにしか見えないのです。それは教えを広めるための聖なる戦いというよりも、もはやデパートで好きなおもちゃを買って貰えなかった駄々っ子のようにしか見えません。

これからまだ犠牲者の数が増えてしまうかもしれませんが、こういった独りよがりな犯行の被害者がこれ以上出ることの無いよう祈念するばかりです。

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また逢う日もあるだろうに…

2014年12月16日 21時34分00秒 | 日記
衆院選も終わって余程めぼしいニュースが無かったのでしょうが、今日のテレビを見ていたら「明日からマクドナルドのフライドポテトがSサイズのみの販売になります」というニュースが流れました。

先日、大手牛丼チェーンの吉野家が、主力商品である牛丼と牛カルビ丼の値上げを発表する引き金となったアメリカの干ばつと世界的需要バランスの急変が影響したのか…と思いきや、ジャガ芋を輸出するシアトルのダコマ港での港湾事業労働者と船会社との間の労使交渉が決裂しているため、船が出せないのが原因だというのですΣ(゜Д゜)。

まあ、何ともアメリカらしいニュースとも言えるのでしょうが、日本マクドナルドとしては何とか1000トンのジャガ芋を船出させ、尚且つ1600トンのジャガ芋を空輸して当座を凌ごうとしたらしいのです。しかしながら、日本全国のマクドナルドに安定して供給できる月10000トンという量には遠く及ばず、やむを得ない措置として明日からSサイズのみの販売になるのだとか。何だか日本マクドナルドはCEOが原田泳幸氏からアメリカ人女性に代わってから、ナゲットを製造していた中国の工場内のとんでもない不衛生ぶりが露見したり芋が調達出来なかったりと、天中殺かと思うくらいに散々な憂き目にあっているように見えて仕方がないのは私
だけでしょうか。

そのニュースを受けてのことなのでしょうが、秦野駅に隣接しているマクドナルドには御覧のように、学生は言うに及ばず、手前にいる、恐らくオイルショックでトイレットペーパーを買い溜めに走った経験すらありそうないいお年の方に至るまで、多くの人が詰めかけていました。こういう光景を目の当たりにすると、そんなに皆さんあの珍妙なまでに細長くて塩辛いポテトが食べたいのかしら…と首を傾げてしまいます。

思うのですが、別に明日からマクドナルドのフライドポテトが永久にSサイズのみの提供になるわけではなく、シアトルの労使交渉が決着して通常航行が再開されれば、それに伴って供給量も確保されるでしょうから、いずれ元に戻るわけです。それに、写真の向こうに長蛇の列を作っておいでの老若男女には申し訳ないのですが、もし明日からのSサイズのポテトに満足出来ないのであれば、もう1~2個くらいSポテトを買って食べればいいだけの話なのではないかと思えて仕方ないのですが…。

勿論、世の中の動きには敏感であってほしいものだとは思いますが、情報に必要以上に踊らされ過ぎないようにも気をつけたいものです。
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戦の果てに…

2014年12月15日 23時17分14秒 | 日記
昨日の衆院選は、おおかたの予想通り与党側の圧倒的多数当選で幕を下ろしました。それぞれに思うところはお有りかと存じますが、これでしばらく先までのこの国の道筋が立ったことになります。

小田原の教室を終えて、小田原駅で折り返し運転の小田急線に乗り込んだら、昨日討ち死した民○党党首の御首(みしるし)が大きく掲載された夕刊が置きっぱなしになっていました。野党第一党の党首が落選するというのは、旧社会党委員長だった片山哲氏が落選した1949年以来のことなのだとか。

この方は確か、前回の選挙でも比例区でからくも引っ掛かって当選した方でしたが、そんな方を代表に祭り上げてしまった…いや、そんな方しか祭り上げる人がいなかった民○党というのも、哀れと言えば哀れです。

今後どのような野党再編成が成されるのか分かりませんが、せめて今回当選された与野党新衆議院議員には、この国の進むべき道を明確に示してほしいものです。

あと、ゴミは電車内に放置せずに持ち帰るか、駅構内のごみ箱に責任を持って捨てましょう。
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寒空の下のカレーうどん

2014年12月14日 23時14分06秒 | 日記
今日は錦糸町でコンサートでした。客の入りが心配されていたのですが、今日が衆院選の投票日で、寒い中多くの方がお出かけになっていたということもあってか、意外にも多くのお客様においで頂きました。

無事に仕事を終えて外に出てみたら、まだ夕方頃だというのに既に空は真っ暗で、冷たい空っ風が吹いていました。演奏直後は「涼しい~♪」などと脳天気なことを言っていましたが、それも束の間やがていくらもしないうちにしんしんと冷えてきました。とりあえず錦糸町駅まで来てから、周辺で何か夕飯を済ませてしまおうとお店を探していたら、バスロータリー近くの大通り沿いにカレーうどんの専門店《千吉》があったので、今日はそこに入ることにしました。

都内を中心として、一部埼玉や神奈川にも展開しているチェーン店ということでしたが、私の生活圏にはありませんでした。スパイスの香りが漂う店内の席に着いてメニューを一通りチェックしている間に何となく辛いカレーが食べたくなったので、今日は『黒カレーうどんとごはん・サラダセット』をオーダーしてみました。

この写真だけで見ると『どこが黒いねん!』と言われそうですが、ここの看板商品であるカレーうどんがミルクベースでかなり白っぽいスープのため、それと比較するとこれでもかなり『黒く』見えます。和風だしベースのカレースープはかなりスパイスが効いていて、始めは優しい味わいながら、食べ進めるうちにどんどん汗が出てきます。

セットのごはんは、麺を食し終えてから残ったスープに投入して、おじやのように頂きます。ちょっと柔らかめのごはんがスープをしっかりと吸って、最後までスパイシーなカレーを堪能することができました。

このお店では、カレーの飛び撥ねで衣服を汚さないように紙エプロンが漏れなく付いてきますので、安心してカレーうどんを楽しむことができます。私も一応首からぶら下げて食べてみましたが、終わって首から外してみたら…一滴も撥ねていませんでしたV(^0^)。
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お上に物申すチャンス

2014年12月13日 20時42分46秒 | 日記
今日はまた、昨日にも増して寒くなりました。

日本海側では今日から明日にかけてかなり強い寒波が襲来するとのことで、そちらにお住まいの皆様方には積雪や雪崩に警戒を強めて頂きたいと思います。逆に関東地方はカラカラに乾いた冷たい風が吹き荒ぶので、雪の心配はないにしても、風邪や手荒れ、また火災に対しても警戒を心掛けたいものです。

そんな寒風の中、今日は衆議院選挙の期日前投票をしに出かけました。以前はなかったのですが、今回の選挙からバスセンターのすぐ隣のビルの中に期日前投票所が開設されたので、非常に便利になりました。

よく「投票に行ってきた」という話をすると「スゴイね」とか「偉いね」とか言われることが多いのですが、そんなに大変なことなのでしょうか?

よく考えてみてほしいのですが、民主主義国家において国政選挙というものは、平たくいえば『お上に対しておおっぴらに自分の意思表示ができる稀有なチャンス』なわけです。こんなオイシイ権利を有効活用しない手は絶対にないと思うのですが…。

というわけで、今日の20時までに期日前投票に行けなかった方は、是非明日お近くの投票所までお出かけになって、お上に一言物申してみて下さいませ。もしかしたら、何かが変わるかも知れませんよ(¬_¬ *)。
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今日の《cafe32゜F》

2014年12月12日 19時12分14秒 | 日記
昨日の雨模様の天候を引きずるような曇天の下、昼間から何とも薄ら寒い風が吹く一日となりました。

今日はハヤシライスのランチセットをお願いしました。深いコクの効いたデミグラスソースのハヤシライスは、いつ頂いても美味しいものです。食後に頂くコーヒーは…言わずもがなです。~Uヽ(^-^ )

今日は何だか店内が賑わっていて、ほぼ満席状態でしたので、あまりゆっくりと御主人と話している暇もありませんでした。しかしながら、こうして自分の好きなお店が繁盛している様を目の当たりに出来るというのも、また結構なものでありました。
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今年はこんな色

2014年12月11日 22時38分09秒 | 日記
今日15時過ぎに、富士五湖付近を震源とした地震があり、厚木市でも震度3を記録しました。今まで関東地方で起きていた地震の殆どが海底を震源としていましたが、富士五湖付近を震源とするものは最近なりを潜めていただけに、過日の木曾御嶽山の噴火と相俟って、不二の御山の動向が懸念されます。

電車の運行にも多少影響は出ましたが、今日は買い物をしようと普段よりも早目に出発していたので、果たせるかな何とか間に合いました。生徒の無事も確認できたので、何よりでした。

教室を終えてたまプラーザ駅に向かうと、駅前広場に今年も大きなクリスマスツリーがお目見えしていました。去年はもっと緑色っぽい電飾だったのですが、今年はゴールドとシルバーに見立てたカラーリングになりました。左側に立っている男性と比べると、結構な大きさであることが想像して頂けると思います。

夜になって、どんどん冷え込みが強くなってきました。インフルエンザも流行り始めているらしいので、皆様方も気をつけてお過ごし下さい。
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映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』

2014年12月10日 18時57分55秒 | 日記
今日は海老名のTOHO CINEMASに、今月6日に公開になったばかりの映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を観に行きました。

初めにテレビシリーズとして登場したのが1974年ということですから、ちょうど40年の月日が経ったわけです。私は勿論テレビで観ていたのでよく覚えているのですが、リアルタイム当時ではちょっと小さ過ぎるので、恐らく再放送を観ていたのではないかと思います。ガミラスの攻撃を受けて真っ赤に干からびてしまった地球を救うべく、宇宙船として甦った戦艦大和が宇宙の彼方にあるイスカンダルを目指す壮大な冒険物語を、食い入るように観ていました。

この映画は、ガミラスとの戦いを制して無事にイスカンダルから浄化装置を譲り受けて地球へ帰還するヤマトが、その帰路で新たな敵・ガトランティスと遭遇する…というのが、大まかなストーリーとなっています。

個人的な感想としては、かつて松本零司の作画で観ていたものとは別なものとして観ていれば、これはこれでなかなか面白い作品でした。私のように古い人間は、どうしても森雪さんあたりの綺麗どころは、『銀河鉄道999』のメーテルのような横に切れ長で睫毛の整った美しい目の持ち主であってほしいのですが、今回の映画は監督も違うので、キャラクターのビジュアルについては残念ながら望むべくもありません。逆に言うと、そこさえ気にしなければかなり楽しめました。

あまり大々的に宣伝もされていないようなのですが、それでも平日にもかかわらず会場内には40年前の少年達が何人か座っていました。終わって場内が明るくなってからのそれぞれの表情はいろいろでしたが、それぞれなりに感慨は深かったのではないでしょうか。

予告編の画像がありましたので添付しました。興味を持たれたら、お近くの映画館の公演スケジュールをチェックしてみて下さい。

映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』予告編
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超リアルΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

2014年12月10日 18時55分30秒 | 日記
映画を観終えて、そのまま隣接しているビナウォークのマルイに立ち寄りました。そうしたら、2階の一角に、この映画の公開を記念して特設されたサテライトギャラリーと物販会場がありました。

ギャラリーでは、この映画に携わった様々なクリエイターの手による原画が展示され、一部はなかなかいいお値段で販売もされていました。その他にも、プラモデルやステイショナリーグッズといったお手頃の価格のものも販売されていて、なかなかの売れ行きの様子でした。

この会場で一際目を引いていたのが、会場の一角に展示された『宇宙戦艦ヤマト1/100スケールモデル』です。写真だと分かりにくいかも知れませんが、甲板の長さだけでも目測で5mくらいはありましたから、如何に大きな模型であるかが想像して頂けるかと存じます。艦橋には照明も仕込まれていてなかなかの迫力です。

会場内に展示してあるものの殆どは撮影禁止なのですが、この模型は撮影可だったので、会場内にいた元少年達の皆さんがおおっぴらにレンズを向けていました。
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後ろ姿

2014年12月10日 18時53分15秒 | 日記
こちらは1/100模型のナイスな後ろ姿でございます。

美しい艦というものは、どこから見ても絵になるものです。
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これぞ記憶の中の『宇宙戦艦ヤマト』

2014年12月10日 18時22分02秒 | 日記
販売原画の中で私が強烈に惹かれたのが、この夕陽の中の戦艦大和の図です。

ガミラスの攻撃を受けて一面が真っ赤に干上がってしまった地球上で、大東亜戦争末期に太平洋の海底に撃沈された名鑑戦艦大和が、干上がってしまったかつての海の只中で半身が土に埋まった姿で夕陽を浴びて輝きます。そして、かつての美しい地球の姿を取り戻す希望を託されて新たな命を吹き込まれた大和が『宇宙戦艦ヤマト』としてこの土の中から轟音と共に浮かび上がり、遥かイスカンダルを目指すのであります。

この絵を観ていると、少年期にテレビで観ていたその場面がありありと思い出されて、胸が締め付けられるような切なさとノスタルジーを感じずにはいられません。恐らくこれを描いた方も、40年前の少年のお一人なのでしょう。

この『宇宙戦艦ヤマト2199原画展』は今月15日まで、海老名のビナウォークにあるマルイファミリー海老名2階特設会場で開催されています。入場は無料ですので、特に昔テレビを御覧になっておられた世代の方は是非足を運んで、2014年に宇宙戦艦ヤマトがどのような変貌を遂げたのかを御覧になってみて下さい。

因みに、会場内は先程の模型以外は撮影禁止です。これは会場入口に貼ってあったポスターの一部を拡大して撮ったものですので問題ありませんでしたが、くれぐれも本物を撮影したりしないで下さいますよう、お願い申し上げます。
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選挙に行きたくなくなる一因

2014年12月09日 21時48分03秒 | 日記
この週末は、衆議院選挙の投票日です。来るべき決戦の日に向けて、各駅前や街頭では、候補者や各政党関係者が連日舌戦を繰り広げています。本厚木駅前でも、先日の安倍首相(仮)の来訪を皮切りに、各候補者や政党が熱弁を奮っています。因みに今日はどうやら公○党のようです。

一応『民意』を示すべく、これまでの選挙でも投票権は必ず行使するようにしていますが、ここ最近の選挙は必ず何等かの事情と重なってしまっているので、期日前投票に行くことが殆どです。投票日そのものなら、我が家からヒョイといける所に投票所が設定されるので便利でいいのですが、期日前投票所というのが大体いつも交通の便の良くない場所に設定されてしまうため、わざわざ行くのが正直面倒臭いから行きたくないな…というのが本音であります。

それともう一つ、選挙の度にガッカリして嫌になってしまうのが、選挙カーに乗り込んで支持を請う候補者やウグイス嬢の珍妙な敬語の数々です。この公○党の選挙カーのウグイス嬢も

「この後15:30から駅前広場において、候補者の街頭講演を行わさせて頂きます。」

という発言をしていて、思わずズッコケてしまいました。

尤もこれはまだいい方かも知れませんで、先日街頭演説に立った民○党の候補者と陣営に至っては

「国民の代表として○○候補を国政の場に送らせて頂き、皆様のお声を国政の場にお届けをさせて頂きたいということで、お願いを申し上げさせて頂きたいと思う次第でございます。」

などと支離滅裂な言葉を大声で羅列していて、それこそ横っ面ひっ叩いてやろうかと思ったくらいでした。こんな感じだと、もはやこの人達が日本人なのかどうかというところから怪しまなければならないレベルに達しています。

昨今の敬語の誤用として代表的な、いわゆる『ら抜き』と『さ入れ』の問題です。『ら抜き』は、今や世の中に蔓延っている『食べれる』『入れれる』といった可能形から『ら』の字が抜けたもの、『さ入れ』は動詞の後にとりあえず『~させて頂く』という言葉さえつけておけば丁寧だと勘違いして『読まさせて頂く』『書かさせて頂く』と言っているものです。

仮にも国民の代表として国政に撃って出ようという陣営の方々には、せめてこういったトンチンカンな言葉を拡声器で世の中に撒き散らかさないでほしいと思うのです。でないと、どんなに誠しやかに最もらしいことを言っていても、こういった日本語の残念な使い方だけで候補者本人や陣営に対して

『…ダメだこりゃ…(  ̄。 ̄)yー~~』

という印象しか持てなくなって、ますます選挙になんか行きたくなくなってしまいます。

そうは言っても、選挙そのものには行く義務と権利がありますから、こういった垣間見える知性等も判断材料にして期日前投票に行こうと思っております。皆様方も、それぞれに思うところはお有りかと存じますが、折角ならばその思うところをぶつけるべく、一票を投じに参じましょう。
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ネバネバ三昧カレー♪

2014年12月08日 22時57分25秒 | 日記
ここ数日TVで天気予報を見る度に「今日はこの時期一番の寒さとなりました」という挨拶が常套句になっていますが、今日もご多分に漏れず、特に朝晩はかなり冷え込みました。厚木市内にも、丹沢から下ろしてくる『大山おろし』という独特の寒風が吹くため、下手に外で雑巾か何か絞ったりなんかした日にゃあ、頭髪までもが総毛立ちます…[lll ゜□゜]=3。

小田原の教室を終えて外に出たら、まあ寒いの何の…。いくら相模湾に面した温暖な地とは言え、そこはやはり12月です。とっとと厚木へ戻ってから何か温かいものが食べたくて、久しぶりにカレーハウスCoCo壱番屋に寄りました。さて、何にしようかとメニューをペラペラめくっていたら、何だかものすごく魅力的なものがあったので、それに決めました。

それがこの《ネバネバ三昧カレー》なるものです。以前このブログに写真をアップして物議を醸した納豆カレーの派生品で、納豆の他にオクラと山芋の細切れがのったものです。ルーの中が寂しかったので、野菜も追加してみました。

カレーがハッキリした味のものなので、この3つのネバネバ素材が食感だけで終わってしまっているのではないか…と思いきや、そこはオクラも山芋もある程度しっかりと味のあるもののため、カレールーに負けずにそれぞれの味も楽しめます。これは我が家で納豆カレーを作る時にも参考にできそうです。

思いがけず美味しいカレーを頂いて、すっかり温まったのでありました。
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クリスマスカラースカイツリー

2014年12月07日 19時55分51秒 | 日記
今日は久々のオーケストラのリハーサルで錦糸町にやって来ました。例年ここの団体のコンサートはいろいろと裏事情が大変なのですが、今回、特にヴィオラパートはなかなか混迷を深めているようでした…。

練習が終わって駅まで戻る途中、トリフォニーホールや東武ホテルを通り過ぎた辺りの通りの隙間から、夜空に聳え立つ東京スカイツリーが見えました。通常の青く光る『粋』や紫色に光る『雅』のどちらかなのですが、この季節には御覧のようにクリスマスカラーの赤に染まります。実際に見ると、地上と展望台を往復するエレベーターが組物の間をキラキラ光りながら上下動しているのが垣間見えて、一際美しいものです。

それにしても、これだけの高い建物がこれだけ離れたところからこれだけハッキリ見えるということは、それだけ空気が冴えている=それだけ寒いということに他なりません。そんなわけで、とりあえず早く帰ろうと思います…彡(-_-;)彡。
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交響曲・最後から2番目の美学

2014年12月06日 19時27分36秒 | 日記
俗にクラシック音楽と称される音楽の中で、今日最も重要視されているものの一つが交響曲ではないでしょうか。もっとも交響曲という音楽は元々オペラの序曲=シンフォニアから派生したものであって、特にモーツァルトやベートーヴェンの活躍した時代には、どんな交響曲の名作を書いてもオペラで成功しない作曲家は一人前とみなされなかったと言いますから、今とは随分と事情が違っていたようです。

古典派の時代に交響曲というジャンルが確立して以来、数多の作曲家が名だたる名曲を残していますが、多作少作の如何を問わず、その作曲家にとって最も充実した作品は人生の最後に書き上げたものと思って疑いのないところであろうかと思います。交響曲の父ハイドンの第104番《ロンドン》、モーツァルトの革新的金字塔とも言うべき第41番《ジュピター》、言わずと知れたベートヴェンの第九、シューベルトの天国的な《ザ・グレイト》、実際の成立順はちょっと違いますがシューマンの第4番、ブラームスの挽歌とも言うべき第4番、ドヴォルザークの不朽の名作第9番《新世界より》、チャイコフスキーの遺言のような第6番《悲愴》、ブルックナーの未完の大作第9番、マーラーが『交響曲第9番を書くと死ぬ』というジンクスを乗り越えるべく実際の9番目の交響曲を《大地の歌》と称して折角負の連鎖を回避したのに、それに安心して第9番を正式に作ったら、結果的にこれまた未完に終わってしまった第10番…いわゆるメジャーどころを選りすぐっただけでも、これだけの名作がズラリと並びます。どれもこれも、作曲家がそれまで積み重ねてきた人生の集大成とも言うべき作品たちです。

しかし、個人的に気になるのが『最後から2番目の曲』なのですが、実はこちらもなかなかの名作揃いなのです。モーツァルトには度肝を抜かれるような大作第40番ト短調がありますし、ベートーヴェンの第8番は生命の喜びと躍動に満ち溢れた名作です。シューベルトには謎の名作《未完成》があり、シューマンには《ライン》があり、ブラームスには美しい第3楽章があまりにも有名な第3番があり、ドヴォルザークには叙情的な第8番があり、チャイコフスキーには苦悩から歓喜に突き進む第5番があり、ブルックナーには大オルガン的な第8番があり、マーラーには荘厳な第9番があるわけです。そしてそのどれもが最後となった作品に負けず劣らず、それぞれの作曲家の人生の集大成と言っても過言でないような作品が並びます。

そんな中、『最後から2番目の交響曲』界の中で割と割を食ってしまっているのではないかと思うのが、ハイドンの交響曲第103番《太鼓連打》です。

パッとタイトルだけ聞いてどんな曲かが思い描ける人が、世の中に一体どのくらいいるでしょうか?周辺に《軍隊》や《時計》、そして《ロンドン》といった超有名な曲が居並ぶ中においては、ちょっと地味な作品という感があるのも事実です。しかしこの曲も、そういったハイドンのメジャーどころ交響曲に負けず劣らずの充実した内容と規模を誇る名作です。そんな隠れた名曲を知って頂くべく、今日はYoutube上にあったマルク・ミンコフスキ指揮の動画を添付してみました。

因みにこの動画の冒頭でティンパニが、それこそ太鼓を景気よく連打していますが、実際の楽譜にはただ全音符にフェルマータとクレッシェンド・デクレッシェンドが1小節書いてあるだけです。しかし、当時は恐らくこのように何らかのアドリブプレイはしていたであろうと思われますから、こういった演奏もアリでしょう。なかなかの快演をお楽しみ下さい。

Haydn Symphony No 103 'Drumroll' E flat major Marc Minkowski
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