四季菜遊土 菜園倶楽部

週末の菜園、土いじり、採れたて野菜の料理レシピ等々、農と食と環境を考える

菜園日記:10月 最終日曜日 ニンニクの植え付け(2021年10月31日)

2021-10-31 | 週末菜園日記

ニンニクの植え付け

【畑の天気】曇り/雨(最高気温15℃ 最低気温11℃

 10月(神無月)も今日で終わり。

 毎年、この時期は、ソラマメやエンドウマメの種蒔きと、
 ニンニクの植え付けをする。

 少し遅くなったが、今日は、

 寒地系ニンニクの「ホワイト六片」と、

 

 暖地系ニンニクの「博多八片」を植えつけた。

 

 寒地系と暖地系の違いは、「低温要求量」の違いとされる。

 ニンニクは、生育の過程で、一定の低温期間を経ることで側球分化(りん片分化)
 がはじまる。
 低温要求量とは、この低温(寒さ)を必要とする量の事で、
 この側球分化を起こすために、低温(寒さ)を必要とするものが、北方系のニンニクで、
 それほど寒さを必要としなくても側球分化するのが暖地系のニンニクとなる。

 ホワイト六片は、青森県・田子市が発祥で、寒い地方で栽培される品種で、
 東北から北関東で栽培されている。
 6つ前後の鱗片ができ、1片が大きく、味も辛みと甘みのバランスが良く、
 人気のあるニンニクだが、南関東では、暖冬の時など低温要求量を満たさず、
 側球分化が進まなかったり、病気になって全滅する事がある。


 博多八片は、福岡県産のニンニクという事もあり、暖地系の品種で暖冬の方が
 生育が良いため、リスク分散で、寒地系と暖地系の2種類を植えつけている。

 ちなみに、春先に花芽をつけトウ立ちするニンニクの芽に関しては、
 ホワイト六片はトウ立ちしにくく、逆に博多八片は、トウ立ちしやすい性質があり
 ニンニクの芽の収穫は、主に博多八片の暖地系ニンニクとなる。

 今期は、どちらが良く出来るか、楽しみでもある。


【畑の作業】
 3-B東 植え付け:ニンニク(ホワイト六片)
 3-B東 植え付け:ニンニク(博多八片)
 3-B西 間引き(追肥:液肥)ダイコン(紅三太/40日大根)


【今日の収穫】
 シカクマメ、二十日大根(レッドチャイム)、ダイコン間引き菜
 食用菊(金唐松)

 

 

 

コメント (6)
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