吉原から日光街道を帰ります。
途中で寄った円通寺と
素戔嗚神社のイチョウは最高潮でした。
小野輝さん、弁天さまとは10分くらいの距離なんだけど。
円通寺(えんつうじ)。
寺なんだけどアフロヘアの狛犬さんが頑張っています。
ここにも大きなイチョウがいっぱい。
彰義隊士の墓。
幕末の上野戦争で戦った彰義隊士の遺体がそのままになっていた、
円通寺の住職が憐れに思い新政府に願い出て
ここに葬りました。ほかに隊士個人の墓もあります。
上野戦争で主戦場となった寛永寺の総門(黒門)が
ここに移築されています、よく見ると一面に弾痕が。
寛永寺には8つの門があって一番大きな門が黒門です、
そこで彰義隊と新政府軍が激突、江戸が終わった場所です。
寺の正面に大きな観音様が。
あの「3.11」のとき電車は動かず自転車で仕事に行ったけど
日光街道に入ったら帰宅の足を奪われた人たちが徒歩で帰る姿が、、、
すっかり明るくなった朝の光の中を見渡す限り延々と続いていました。
帰りにここを通ったとき観音さまが目に入り自転車を降り
「どうか一人でも多くの人を助けてください」と
いつもよりずっと長く手を合わせました。
今でも観音様の前を通るとそのときのことが蘇ります。
素戔嗚(すさのお)神社。
ここにもイチョウがいっぱいあります、みんな真っ黄色に。
ご神木のイチョウ。
大きなイチョウ、「子育てイチョウ」と呼ばれ
子供の無事な成長を祈る絵馬がいっぱい。
まだしばらく七五三詣りが続くのでしょうね、
「碁盤の儀」の碁盤がそのままに。
「筋目正しく育つように」という願いを込めて上がります、
そしてしっかり大地を踏みしめるようにと飛び降りる。
神社に並んで「荒川ふるさと文化館」があります、
芭蕉が奥の細道へと旅立った千住大橋のすぐ近く。
そのときの模様が3Dアートで描かれています、
向こうに立って写真を撮ると芭蕉と一緒に旅立つ気分。
うまく描かれています芭蕉さんがそこにいるみたい。
data:PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 11月 22日 荒川区・円通寺~素戔嗚神社