東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ハナカイドウの妖艶な花

2018-04-06 | 季節の花
  桜のすぐ後に咲いてくるハナカイドウ、
  濃いピンクの花は妖艶としか言いようがない。
  東京は初夏の陽気になってきたが
  暑いともいえる気温の下では濃すぎる花だ。


  

     いきなりド派手なのを出してしまいました。
     ハナカイドウ(花海棠)、中国原産。
     花言葉は「温和」「妖艶」「艶麗」「美人の眠り」など。




  

     本当はこんなにとてもかわいい花なんだけどね。




  

     バラ科リンゴ属の花。
     長い花柄(かへい)から下がる姿はリンゴそっくりね。




  

     かの玄宗皇帝は楊貴妃が酔って寝たあと
     まだ眠そうな顔で現れたときその美しさをカイドウに見立て、
     「これ真に海棠の睡り未だ足らざるか」と詠んだと伝えられています。
     中国では昔から美人の代名詞として使われてきました。




  

     和名は中国名の「海棠」をそのまま読んだもので、
     実が美しい「ミカイドウ(実海棠)」に対して、
     より花の美しさから「ハナカイドウ(花海棠)」です。




  

     どこかの団体さんがゾロゾロ歩きながら
     「きれいだねぇ、なんという桜?」。
     パッと見には色の濃い桜に見える。

     この花の美しさは昔から美人の形容に使われ、
     美人を形容するときに用いられる「海棠の雨にぬれたる風情」という慣用句もありました。
     また花を観賞するハナカイドウ以外に、花後に小さな林檎に似た
     径6~10cmの赤い実がなる『ミカイドウ(実海棠)」があります。
     別名はナガサキリンゴで、江戸時代には海棠と呼ばれ、この実は食用にもなるそうです。

          data: 3月31日 撮影:荒川自然公園
          

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2 コメント

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くぅさん (jugemu)
2018-04-07 19:04:28
いつもの春だったらこの濃い色で春を感じるけど
今年はもう初夏の気温、この色はちょっとしつこいような。
やっぱり暖かければいいってもんじゃないようで
いろいろな花を見ていてもいつもの年のように
春が来たという感じが薄いのは私だけかな。

ミカイドウというのは見た記憶がないけど
サクランボみたいな感じで食べると美味しいとか。
花が終わると実の季節だけど公園などの実は
勝手に食べるわけにもいかない、
落ちているのを拾っても注意される。
農業公園にいたころは監視カメラで見たりしていました
ヒマな職員サン、落ちていたからと強弁する人も。

拾ったらその場で食べちゃえばいい、
私なんか田舎育ちだから拾って食べるのは平気
東京で育った人たちはできないのかな。
実だって草だって何でも食べちゃったんだから。(*^^)v
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Unknown (くぅ)
2018-04-07 16:58:11
華やかなお花だね。
辺り一面が華やぎそう。

実が美しい「ミカイドウ」なんていうのもあるんだぁ。
実は美しいより美味しい方がいいけど・・・(*´艸`*)
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