ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

狭い宅地の戸建住宅の側面の小さな窓

2006年09月22日 | Weblog

右側はまだ空き地ですが、その境界線から50cmのところに壁があります。

私の町では、250㎡ちょっとの宅地を2分割し、125㎡ちょっとの宅地にし、隣地境界線から壁が50cmしか離れていない建売住宅を建てる計画が問題になりましたが、その住宅が2棟ほぼ完成しました。

隣家と接する側面の窓は上げ下ろしの小さな窓です。
集合住宅の場合は窓なしになりますが、戸建の場合は隣家の壁と1mぐらいの間隔がとれますので多少の明かり取り、空気の入れ換えのため小さな窓をつけたのでしょう。
大きな窓にして窓を開けたらすぐ目の前が隣家の壁あるいは窓では嫌な気持ちになるからでしょう。

不動産会社が販売を始めてから5か月以上になりますが、まだ1棟しか売れていません。
買った人は、よいと思って買ったのではなく、親が近くに住んでおり、親の近くに住みたいと思ったから買ったそうです。
周りの住宅に比して狭苦しい、庭がない、部屋が小さい、細長い、暗いなどの問題があり、人々が買いたいと思うような住宅ではないのでしょう。
不動産会社は周りの住環境がいいことを宣伝文句にしましたが、住む人にとっては、自分の住宅の狭苦しさが目立つということになります。

不動産会社に欠けていた精神は、よい住宅をつくろう、よい町づくりに協力しようという精神でした。
合法であればいい、売れればいいと思ったのでしょう。
お客さんや町の人々が喜ばない建売住宅をつくっているようでは会社は発展しないでしょう。

なお、町内会は、従来の建築協定をやめ、地区計画のような地区全体に法的効力が及ぶ方法に切り替えるべく準備を進めています。