
都市部は高大な建造物が圧倒しています。
無機質です。
高層建築を見るとお墓のようです。
どうして現代人は生きているうちからお墓に入りたがるのか不可解です。
現代人は経済重視で、この思考が無機質であるということでしょう。
つくるものまで無機質です。
長い目で見るとこのような環境で有機質の人間が平安に生きることはむずかしいと思います。
したがって無機質な都市は数百年後には捨てられて荒地となるでしょう。
荒地になった土地はコンクリートなど無機質でおおわれていますから木が繁茂するには時間がかかります。
現代文明は地球全体を無機質にする恐れを持っています。
無機質な地球は炭酸ガスを減らさず、酸素をつくりません。
このことは人類が滅びる恐れがあることを暗示しています。
人類がつくった文明で人類が滅びるとすると「人類の叡智」なんて空しいものです。
都市部の空間を増やし、建造物の高大さを制限し、建造物と木の釣合いを保つことが住みやすい都市づくりに必要と思います。
高大な集合住宅には住まない、高大な事務所では働かないという有機質思考の人が増えるといいと思います。
高大な建造物の維持管理が不可能になり、建造物の高大さの限界が早く明確になるといいと思います。
不動産バブル崩壊で不動産会社が経営に苦しんでいるそうですが、これをきっかけに、不動産会社も収益だけでなく、まじめに住みやすい都市部について考えるようになるといいと思います。