ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

日原鍾乳洞

2010年05月06日 | Weblog

奥多摩日原小川谷の小滝

今年の連休は素晴らしい天候に恵まれました。
しかし高速道路上でのろのろと走る狭い車の中で長時間を過ごし、高速道路の通行料は安かったがかかったガソリン代は高かった、ドライブは楽しくなかったと反省した人が多かったのではないでしょうか。

私は、4日、バスと電車を使って奥多摩に行って来ました。
今回は奥多摩駅からバスで日原に行き、有名な日原鍾乳洞周辺で鍾乳洞や新緑を楽しんで来ました。

日原鍾乳洞は暗闇の世界です。
気温は夏冬問わず約10℃です。
巨大な石灰岩の山が炭酸ガスを含んだ水の浸食を受けて出来た空洞で、歩けるようになっている空洞だけでもその奥行き、上下の高さ、空洞の広さ、空洞の複雑さは驚嘆に値します。
鎌倉時代から修験道の聖地になっていたそうで、至るところ地獄の名前がついています。
昔は修験者が松明やろうそくで照明をとったので本来白っぽい鍾乳石が黒くなってしまったと言われています。
また破壊された鍾乳石も多いようです。
水琴窟と呼ばれる場所は水滴の音がかすかな金属音となってキンコンカンと響きます。
修験者が水琴仕掛けをつくったのでしょうか。
1962年に発見された新洞の石筍や石柱は大切に保存されており、この鍾乳洞の本来の姿を想像することができます。

洞内を順路にしたがって一巡して出ると足が疲れてがくがくになっていました。

日原鍾乳洞は多摩川の支流日原川の支流、非常に山深い小川谷の左岸にあります。
両側は巨大な石灰岩の山がむき出しになって屹立しておりその周辺をおおうミズナラなどの新緑と美しく調和しています。
谷は非常に深く、処々滝となって清流が流れ下ります。

日原は東京都きっての景勝地ですが、奥多摩駅から日原への道路が非常に狭く、やっとバスが通れる程度で交通不便です。
道路から深い谷をのぞくと垂直の絶壁という厳しさで道路の拡幅工事は容易ではありません。
バスはすれちがわないように運行しているようで1時間に1本程度です。
すれちがう場合はすれちがえる場所ですれちがうようにお互い無線で連絡を取り合って運転しています。
乗客が多い場合は定刻にバスを増発して消化しています。