ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

アラブ世界民主化の動き

2011年02月06日 | Weblog
エジプトで大規模な反ムバラク大統領運動がおこりました。
強権的なムバラク体制に自由を抑圧されてきたエジプト国民の怒りが爆発しました。
しかしムバラク氏はすぐ辞任するとエジプトは大混乱になると主張して辞任しません。

反ムバラク派はムバラク氏が大統領をやめるまで運動を続けると言っています。
反ムバラク派より少数のようですがムバラク派が反撃的行動をとっており、反ムバラク派との衝突が起こっています。
エジプトの混乱が続き、観光業などの産業は大損害を受けるでしょう。

反ムバラク運動が暴動にならない限り、軍は運動を弾圧しないと言っています。
しかしムバラク氏が辞任せず、運動が長期になると、ムバラク氏は、混乱を収拾する責務がありますから、辞任するか、運動を弾圧するか決めるでしょう。
弾圧を決めた時もし軍が動かなければムバラク氏は辞任することになるでしょう。

近年アメリカの衰退が歴然としてきました。
アラブ世界に対するアメリカの支配力は弱くなりつつあります。
したがってアメリカの支援を受けてきたムバラク大統領の支配力も弱くなっています。

アラブ世界民主化と言ってもアメリカ人の価値観とアラブ人の価値観は大幅に異なります。
アラブ世界では反イスラエルの人が多いので、イスラエルを支援しているアメリカとしてはアラブ世界の民主化は実は難問です。
民主主義を重視すると言いながらアメリカはアラブ世界民主化の動きを不安な目で見ています。