ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

貧困に負けず安全産業を摸索してほしい

2012年12月25日 | Weblog

故郷の森の細道

今どき原発がほしいと叫ぶ町村があることを思うと、日本の貧困問題の深刻さがよくわかります。
青森県の大間にしても東通にしても条件が悪くて生活水準を上げることが非常にむずかしい所と思います。
それでは原発を導入して住みやすい町になるかというと、放射能漏洩がなければなると思いますが、漏洩が起こる恐れがありますから、原発導入はかけになります。
人々はまさに「一所」懸命に原発を導入しようと思っているのですが、故郷を失う恐れがあります。
東京電力福島第一原発周辺の町と同じ運命になる恐れがあります。
自分の町だけでなく、広域を駄目にしてしまう恐れがあります。

故郷を失うことを覚悟して原発を導入するくらいなら、住みやすい町に移住し、故郷の自然を残し、時々故郷を訪問して自然を楽しむような生活を考えた方が得ではないでしょうか。
あるいは若い人が都市部へ移住することは必然と受けとめ、自分は故郷で死ぬ、子孫が時々先祖の故郷を訪問してくれればいいと考えるのも一つの選択肢と思います。

一番いいのは現在の貧困に耐え、安全産業を摸索することだと思います。
農林水産業でも生産を改善することができれば物流とインターネットの発達を利用して消費地と結ぶことが可能です。
都市と比較することで自分の町村は駄目だと思い、地道に安全産業を育成する意欲を失っているのではないでしょうか。

原発を導入すると故郷も農林水産業も失う恐れがあります。
原発がほしいと叫ぶ町村はどこか焦りすぎと感じます。

私は地方の非常に貧しい家庭に育ちました。
学校を卒業すると地方を出て上京し、東京の会社で働き、今は横浜に住んでいます。
親は私が故郷から出ることに何も反対しなかったし、私も親よりいい生活を夢見て故郷を出ました。
今は年金生活者で、毎年故郷を訪問し、故郷に残って生きてきた友人と故郷を散策します。
当時は故郷で生きることを考えもしませんでしたが、故郷に残って生きる方法もあったのだと友人と故郷を見て思います。