ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

原子力は研究段階にもどすといい

2015年04月04日 | Weblog
大学工学部、高等専門学校、工業高等学校などの学生達が目を輝かせて小水力発電の技術開発に取り組んでいるのを見ると本当に嬉しくなります。
日本のものづくりは希望があります。
小水力発電は現在はヨーロッパの方が技術水準が高いようですが、今後、実用化に力が入れば、追いつき、追い越すことができると思います。
ヨーロッパでは発電コストは最安の石炭火力よりも、原子力発電の公称コスト(実ははるかに高い)よりも安いと言われています。
日本は山国で適地が多いので利用はこれから進むと思います。

日本のエネルギー技術開発は本当に原子力に毒されたと思います。
原子力で無限のエネルギーをえることができると日本は錯覚しました。
ところが恐ろしい放射性物質の増加と拡散が解決不可能な問題であることがわかりました。
東京電力福島第一原発(事故原発)の大規模放射能漏洩・汚染は何人も否定できない原発の危険性の証拠となりました。
(注)最近のニュースでは福島県の野生動物の体内放射性物質は徐々に下がっているが、下がり方が遅いそうです。
餌になっているものの放射能が原因ではないかと言われています。

原発は排熱が多く、地球温暖化の原因になることもわかりました。

いまだに国、未事故原発がある地方、原発保有電力会社、原発会社、その他原発推進派商社・銀行・新聞社などは原発の危険性、不経済性を悟りません。
愚かにも彼らは、お金を損するとか、お金を儲け損なうとか、地位を失うとか、仕事を失うとか、原発は経済的、安全と言ってきたことがうそと知られて信用を失うとか、自分のことを心配し、人命を縮めることを心配しません。
狂っています。

日本はまだエネルギーを消費しすぎです。
省エネルギー技術開発が一番重要です。
家庭、自動車の電化は大幅な省エネルギーになります。
ビル、住宅の省エネルギー設計は改善の余地が大きいと思います。

石炭、石油、天然ガスなどの利用は、非常に長年月をかけて地球にたまったこれらのエネルギー資源を最近百年で燃やし尽くすから問題です。
今後は燃やした分+αに相当する炭酸ガスの固定化を行なうようにするといいと思います。
化学的固定化技術もありますが、緑化は理想的な炭酸ガス固定化ではないでしょうか。

今はやりの太陽電池パネルは太陽光が当たる建造物・乗り物の屋根などの材料として利用するといいと思います。
大地をパネルでおおってしまうのは大地の利用法として問題があると思います。
海洋を利用することはいいのではないでしょうか。

上に書いた小水力発電と、地熱発電は日本に適した自然エネルギー技術です。
是非世界トップレベルの技術を開発して実用化してほしいと思います。

私は昔化学技術者で、今は老人ですが、仮に今学生とすれば自然エネルギー技術開発に人生をかけてもいいと思います。
原子力をやるなら、研究はいいと思いますが、大規模発電技術としての実用化は危険です。