どうして国会は不条理なNHKを放置しているのか不可解です。NHK受信料問題は大きな社会問題です。
6月26日東京地裁はNHKの放送を見ることができないテレビを持っている人は受信料を払う必要はないとの判決を下しました。やっと司法がNHKの不条理を問題視し始めたようです。残念ながらこの判決ではまだNHKの不条理は完全に取り除かれていません。
今ではテレビはNHKの放送を見るだけの装置ではありません。テレビを持っているだけで受信料を払えと言うのは不条理です。もし受信料を払わない人がいて問題と思うなら、NHKは普通のテレビではNHKの放送を受信できなくすればいいことです。テレビを改造して受信料を払わずNHKの放送を見ている人がいたらそれこそ裁判をおこせばいいことです。今時NHKの放送を見ないと生活に困るということはないと思います。
NHKの高い受信料は人々に無駄な出費を強いています。日本のためになっていません。不経済です。
よくNHKは公共放送だから人々から受信料をとって当たり前と言います。公共放送だったら税金で運営するのが当たり前です。広報を各戸に配って広報代をとる自治体はないでしょう。番組を公共放送に絞り込むなら大幅な合理化ができます。税金で運営することは容易です。
NHKのお金の無駄使いは目にあまります。民放にまかせればいい番組をお金をかけていっぱい手掛け、民放を圧迫しています。職員の給料は国家公務員以上だそうです。タレントを育てているのはNHKだと言わんばかりに湯水のようにタレント発掘育成にお金を使い、NHKの放送は人々に評価されていると見せかけています。何でも知っているかのような思い上がり番組をつくって人々をミスリードすることも多々おこしています。人の命を危険にさらすようなミスリ―ドもやっています。教えてやると言わんばかりの思い上がりが原因です。謙虚さがないから誤りに気付きません。
ところがNHKは東京地裁の判決について控訴すると言っています。もし国会が今後もNHK側に回るなら国会も不条理です。現在の国会は議員を総入れ替えすべきです。不条理を放置するような国会は日本衰退の原因になります。
貧困層が拡大しているのに政府のやることだからしょうがないと思って高いNHKの受信料に何の疑問も持たない人々のいい加減さもNHKの合理化近代化の障害です。
近年の日本の低迷の原因の一つとしてNHKが公共放送として機能していないこと、日本についても外国についても事実を吟味して情報を人々に流していないことがあると思います。NHKのためのNHKではなく、社会を明かるくするNHKになってほしいと思います。