コロナウイルス禍が今後も続くということです。生活困窮者は今後も出ると思います。しかし国は定額給付を続けるようなお金を持っていません。今回の給付だって返せない借金です。定額給付継続は不可能です。
社会をよく観察すると、人々が生きるのに必要なもの・サービスはちゃんと提供されています。つまり、労働分配を調整し、失業者を減らすこと、労働対価を上げることなどを実行することができれば生活困窮者を減らせます。これまでは無駄な労働が多かったと思います。もの過剰、サービス過剰が多くの労働者を必要としてきたのだと思います。日本の労働生産性が非常に低い原因でした。無駄な設備投資は減るでしょう。買った商品の半分はゴミという過剰包装は減るでしょう。情報・ものは動くが、人が動くことは減るでしょう。1日2時間かけて満員電車に乗って職場に行って同僚と会うだけで仕事らしい仕事もせず、疲れて家に帰り、寝るだけという人生は減るでしょう。外国人労働者を増やすことも無用と気付くと思います。お菓子袋のようなお薬袋をかかえて病院から帰ってくる病院好きの老人は減るでしょう。老人施設より家の近くの緑地帯などで健康生活を楽しむ老人が増えるでしょう。
ウイルス禍をいい方向に活かして無駄を減らし、労働生産性を上げると、貧困層縮小を実現できる可能性があります。
本当は必要だがウイルス禍のためにできていない事業・仕事はあると思います。しかし大半は合理化近代化が可能な事業・仕事と思います。ウイルス禍以前の経済復活を夢見て執着するとまったく収益性が上がらない事業・仕事がたくさん出ると思います。ウイルス禍以後は、以前とは異なる生産消費になると考えて今から事業・仕事計画の見直しをやることがだいじと思います。