ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

水素エネルギー社会

2020年09月08日 | 社会

小型の蓄電技術はかなり発達し、自動車用、戸建住宅用ぐらいまでは実用化がどんどん進んでいます。したがって戸建住宅の屋根について太陽電池一体型屋根を標準とすることは火力発電や原子力発電を減らすために非常に重要なことだと思います。家計に占める電気代が上がっても普及を図るべき技術と思います。

しかしこれだけでは炭素系燃料火力、原子力をゼロにすることはできません。未利用砂漠などを利用して太陽光発電を行うことがだいじです。問題は大規模発電に合う大規模蓄電技術がありません。太陽光発電の問題点は発電量の波です。電力会社は需要に応じて電力供給を変えなければなりません。そこで大規模太陽光発電でえた電気エネルギーは化学エネルギーに変換して貯蔵、輸送することが現実的です。

化学エネルギーとして一番有望視されているのが水素です。太陽光発電でえた電気エネルギーは水の電気分解に回します。電気分解では発電量の波は問題になりません。この水素を液化して貯蔵あるいは輸送します。電力消費地の近くの発電所で水素を燃料にして火力発電を行います。出てくるのは水ですから環境的には問題ありません。空気で水素を燃やすと、窒素酸化物が出ますが、これは現在の技術で除去し、肥料などに有効活用ができます。

水素は爆発性ですから貯蔵、輸送は危険です。安全技術の改善が重要です。万一、爆発が起こっても人的被害が生じない条件下で利用することがだいじと思います。

自動車や住宅で水素を利用する技術開発(燃料電池、安全容器など)が進んでいますが、私はやめた方がいいと思っています。自動車、住宅などには水素を供給しない方がいいと思います。電気で供給するのが一番です。


IOCは何が何でも東京オリンピックを来年7月23日から始めるらしい

2020年09月08日 | 社会

JOCも日本も東京も何が何でもやると言っているので実行の確率が高くなっています。

ウイルス禍がなくてもオリンピック後の景気の落ち込みは大きいと予測されていました。仮にウイルス禍が収まっても、世界はウイルス禍疲れで、オリンピック見物も兼ねて日本観光に来る外国人は減りそうです。来年の夏も今年のように猛暑となると、観光客も疲れるし、受け入れる日本側も疲れます。オリンピック後の景気の落ち込みは、ウイルス禍が去ってもやはり大きそうです。

推進派はウイルスに勝つ、オリンピックで元気を取り戻すと景気のいいことを言っていますが、現実は非常に厳しいものになりそうです。オリンピックを実行したという成就感で精神が高揚しているのはしばらくのことで、その後の気分の落ち込みはひどいものではないでしょうか。普通の生活に簡単に戻れない人が増えるのではないでしょうか。建設した施設の維持あるいは処分に苦悩する人も増えると思います。

規則正しい生活が健康に一番いいと言われるように、定常的な事業・仕事は非常に大切だと思います。オリンピックのような大イベントに燃え尽きるようなことがあると人生が狂う人も増えます。

来年の東京オリンピックはできるだけ簡素にやりたいとのお話しもあります。それがいいと思います。オリンピック後の生活を考え、自分の人生を大波にしないことが‭賢明と思います。なお、投資した多額の税金が、一時的な精神の高揚のために消えることは残念なことです。美しい町づくり、安全な町づくりに投資した方がはるかに有益です。

なお、今中止と判断すれば損は減らせると思います。傷ついた経済の快復は早くなると思います。オリンピックは簡素にやっても経済の傷口を広げます。